curse
1. 基本情報と概要
単語: curse
品詞: 名詞 (可算名詞)
英語の意味:
1) A supernatural or mystical harm/evil invoked against someone or something.
2) A cause of great harm, misfortune, or trouble.日本語の意味:
1) 誰かや何かに対して、超自然的または呪術的に不幸をもたらすもの(呪い)。
2) 大きな不幸や面倒事の原因。
「curse」は「呪い」を指し、超常的な力や強い悪意によって相手に不幸や不運をもたらす場面で使われます。また、転じて「何かの原因でひどい目に遭う状況」などを「curse」と呼ぶこともあります。
たとえば、「古いお城には呪いがかけられている」といったファンタジー的な表現から、「この習慣は私にとって厄介な呪いだ」のように比喩的に使う場合もあります。
活用形:
- 単数形: curse
- 複数形: curses
- 単数形: curse
他の品詞としての例
- 動詞: to curse (呪う、ののしる)
例) He cursed under his breath.(彼は小声でののしった)
- 動詞: to curse (呪う、ののしる)
CEFRレベル目安: B2(中上級)
- 「呪い」という概念を扱うため抽象的であること、また比喩表現としても応用が利くため、中上級程度の学習者が理解・使用しやすい単語と言えます。
2. 語構成と詳細な意味
2.1 語構成
「curse」は、明確な接頭語や接尾語を持たない単語です。古英語から伝わる古い語形で、後述の語源でも触れますが、はっきりとした接頭語・接尾語の区切りはありません。
2.2 よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- cast a curse(呪いをかける)
- lift a curse(呪いを解く)
- break a curse(呪いを破る)
- bear a curse(呪いを背負う)
- bring a curse upon oneself(自分に呪いをもたらす)
- curse of the pharaoh(ファラオの呪い)
- lay a curse on someone(誰かに呪いをかける)
- be under a curse(呪いを受けている状態)
- the curse of poverty(貧困の呪い、と比喩的に言う)
- an ancient curse(古代の呪い)
3. 語源とニュアンス
語源:
「curse」は古英語の“curs”に由来するとされます。はっきりとしたルーツは明確ではありませんが、中英語を経由して現在の形に定着した古語の一つです。歴史的使用:
中世の物語や伝承で頻出するように、魔術的や宗教的な意味合いが強い言葉として長い歴史を持ちます。呪術や悪魔的な存在と結びついてきましたが、現代では宗教的文脈のみならず、比喩的に「悪いもの / 面倒なもの」を指して使うことも多いです。ニュアンス:
- 魔術的・オカルト的なイメージが強い。
- 深刻で重々しい響きを持つ。
- 軽い冗談でも「This is a curse!(これは呪いだ!)」のように使うことがあるが、場面によっては大袈裟に聞こえる場合もある。
- 文章やスピーチで使うとやや劇的、演劇的な印象を与える。
- 魔術的・オカルト的なイメージが強い。
使用シーン:
- 口語: ファンタジーや日常の比喩的表現で使われることがある。
- 文章: 小説や物語、伝承などの文脈でより頻繁に登場。ややフォーマルな印象を伴う場合も。
- 口語: ファンタジーや日常の比喩的表現で使われることがある。
4. 文法的な特徴と構文
名詞 (可算名詞)
- 「a curse」「two curses」のように数えられます。
- 「under a curse」「the curse was lifted」など、冠詞との組み合わせがポイントとなります。
- 「a curse」「two curses」のように数えられます。
構文例:
- be under a curse: She believed she was under a curse.
- place/put a curse on + 人/物: The witch placed a curse on the entire village.
- break/lift a curse: Only a true hero can break this curse.
- be under a curse: She believed she was under a curse.
フォーマル/カジュアル
- ファンタジー風の文脈や宗教的な文脈ではフォーマルにもなり得るが、日常会話では冗談めかして使われることが多い。
5. 実例と例文
5.1 日常会話での例文(3つ)
- “I tripped again! It’s like I’m under a curse today.”
(またつまずいた!今日はまるで呪われてるみたい。) - “He keeps forgetting his keys—maybe it’s some kind of curse.”
(彼はいつも鍵を忘れるんだ。ある種の呪いかもね。) - “I swear this computer has a curse on it; it never works properly.”
(このパソコンは呪われてるって思うよ。全然ちゃんと動かないもん。)
5.2 ビジネスシーンの例文(3つ)
- “The constant delays have become a curse for our project’s timeline.”
(継続的な遅延がプロジェクトスケジュールにとって呪いになっている。) - “The curse of rapid expansion is that we lack streamlined processes.”
(急速な拡大の呪いは、効率化されたプロセスが不足することです。) - “If we can lift this financial curse, the company will finally prosper.”
(この財政的な呪いを解消できれば、会社はついに繁栄できるだろう。)
5.3 学術的・専門的文脈の例文(3つ)
- “Anthropologists studied the tribe’s belief in a curse passed down through generations.”
(人類学者たちは、世代を超えて受け継がれる呪いに対する部族の信仰を研究した。) - “Some historians argue that the ‘curse’ was a metaphor for the economic distress of the period.”
(ある歴史家たちは、その「呪い」は当時の経済的苦境を表した比喩だと主張している。) - “In literature, the concept of a curse often symbolizes a character’s internal struggle.”
(文学においては、呪いの概念はしばしば登場人物の内面的な葛藤を象徴する。)
6. 類義語・反意語と比較
6.1 類義語
- hex(呪い)
- 「curse」よりも魔女や魔術的呪文の印象が強い。
- 「curse」よりも魔女や魔術的呪文の印象が強い。
- jinx(人やものに悪運をもたらすもの)
- 口語でよく使われ、“ついてない”という軽いニュアンス。
- 口語でよく使われ、“ついてない”という軽いニュアンス。
- malediction(呪いの言葉)
- 「curse」のかなり文語的でフォーマルな表現。
- 「curse」のかなり文語的でフォーマルな表現。
- bane(悩みの種、破滅のもと)
- 超自然性は薄く、「悩みの原因」として使われる。
- 超自然性は薄く、「悩みの原因」として使われる。
6.2 反意語
- blessing(祝福)
- 「呪い」の対極に位置する単語で、幸運や祝福をもたらすものを指す。
7. 発音とアクセントの特徴
IPA表記:
- アメリカ英語: /kɝːs/
- イギリス英語: /kɜːs/
- アメリカ英語: /kɝːs/
強勢(アクセント):
- 単音節なので特に分かりやすいアクセントの位置はなく、語全体を一拍で発音します。
- アメリカ英語では “r” の発音が強め、イギリス英語では “r” をはっきり発音しない場合が多いです。
- 単音節なので特に分かりやすいアクセントの位置はなく、語全体を一拍で発音します。
よくある間違い:
- “course”(コース)との混同。文字の並びが似ているためスペルを間違えやすい。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “curse” と “course” を混同しないこと。
- 同音異義語との混同:
- 口語で「カース」と聞くと “cars” と聞き間違える可能性がある。文脈で判断する。
- 口語で「カース」と聞くと “cars” と聞き間違える可能性がある。文脈で判断する。
- TOEIC・英検などの試験対策:
- 「呪い」というシチュエーションはあまり実務的ではないが、読解問題で見かける場合がある。特に物語文や比喩表現に注意。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “curse” は “nurse” と同じ “-urse” のスペリングがあるので、つづりを覚える際に “nurse” との比較が役立ちます。
- “I am cursed by a nurse!” のようにリズミカルなフレーズで覚えておくと、スペリングの響きを記憶に残しやすいかもしれません。
- 「呪い」という意味から、ファンタジー作品やホラー映画を思い浮かべると、記憶に残りやすいでしょう。
以上が名詞「curse」の詳細解説です。
「呪い」をテーマにすると少しドラマチックですが、日常生活でも比喩的に使うシーンは意外と多いので、ぜひ活用してみてください。
のろい
のろいの言葉(Damn!, Confound it!, Go to hell!など),悪態(Shit!など)
(…への)たたり;災いのもと,やっかいなもの《+on+名》