breeze
名詞 “breeze” の詳細解説
1. 基本情報と概要
単語: breeze
品詞: 名詞(countable で使われるのが一般的)
意味(英語)
- A gentle wind, weaker than a gale.
- Something that is easy to do (口語的表現)
意味(日本語)
- 穏やかな風、そよ風。
- 「外で心地よく吹く、弱めの爽やかな風のことです。ピクニックのときやビーチなどで心地いい風が吹くときに使います。」
- 「外で心地よく吹く、弱めの爽やかな風のことです。ピクニックのときやビーチなどで心地いい風が吹くときに使います。」
- 簡単にできること、たやすいこと(口語的表現)。
- 「日常会話で “That exam was a breeze!”(あの試験は簡単だったよ!)のように使われます。」
- 「日常会話で “That exam was a breeze!”(あの試験は簡単だったよ!)のように使われます。」
活用形
- 通常は単数形 breeze、複数形 breezes。
- 動詞として “to breeze” (口語的に “簡単にやる” の意味) で使われることもありますが、頻度はそこまで高くありません。
他の品詞形
- 形容詞: breezy(爽やかな、軽やかな)
- 副詞: breezily(爽やかに、軽々と)
CEFRレベルの目安: B1(中級)
- B1: 中級レベルの英語学習者向けで、日常的な話題の中でよく出てくる単語。
2. 語構成と詳細な意味
接頭語・接尾語・語幹
- 直接的な接頭語・接尾語は持たない単語です。
- 語幹は “breeze” そのものです。
派生語・関連語
- breezy: 形容詞。そよ風の吹くような/ (態度や様子が) さわやかな。
- breezily: 副詞。軽やかに、さわやかに。
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10例)
- gentle breeze(優しいそよ風)
- cool breeze(涼しいそよ風)
- slight breeze(かすかな風)
- a breeze to do(簡単にできること)
- sea breeze(海風)
- summer breeze(夏のそよ風)
- breeze through something(何かを楽々とやってのける/突破する)
- catch a breeze(風を感じる)
- evening breeze(夕暮れの風)
- fresh breeze(さわやかな風)
3. 語源とニュアンス
語源
- “breeze” という単語は 16 世紀ごろに登場し、当初はスペイン語やポルトガル語の “brisa” (海から吹く風の意味) が語源とも言われています。
歴史的な使われ方
- 元々は “海から吹く東寄りの風” など特定の航海用語的な意味合いが強かったとされますが、のちに単に「軽い風」を指す一般的な表現になりました。
ニュアンス・使用時の注意点
- 気象現象としての「そよ風」としては、カジュアルからフォーマルまで幅広く使えます。
- 「簡単にできること」という比喩的な使い方はややカジュアルで、口語表現寄りです。ビジネス文書などフォーマルな場面ではあまり使わないことが多いです。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞 (countable)
- “a breeze” / “the breeze” / “breezes” (複数形) など形を変えて使われます。
- “a breeze” / “the breeze” / “breezes” (複数形) など形を変えて使われます。
- 口語動詞構文
- “to breeze through something” は「何かを楽々とこなす・やってのける」という意味で、口語的に使われます。
- “to breeze through something” は「何かを楽々とこなす・やってのける」という意味で、口語的に使われます。
- 形式
- カジュアルシーン: 日常会話、友人同士のチャットなど
- フォーマルシーン: 天気の描写などはフォーマルな文書でも可
- カジュアルシーン: 日常会話、友人同士のチャットなど
5. 実例と例文
① 日常会話で使われる例文
“It’s so hot today, but at least there’s a nice breeze.”
- 「今日はすごく暑いけど、少なくとも気持ちいいそよ風はあるね。」
“I thought the test would be hard, but it was a breeze compared to last year’s!”
- 「テストは難しいかと思ったけど、去年のに比べたら楽勝だったよ!」
“Let’s open the window and get a bit of fresh breeze in here.”
- 「窓を開けて、ここに新鮮な風を入れようよ。」
② ビジネスシーンで使われる例文
“According to the weather report, a gentle breeze will keep conditions pleasant for the company picnic.”
- 「天気予報によると、会社のピクニック当日は穏やかなそよ風が吹いて過ごしやすいそうです。」
“His presentation was so well-prepared that he breezed right through the Q&A session.”
- 「彼のプレゼンはとてもよく準備されていたので、質疑応答も難なくこなしました。」
“The upgrade to the new system was a breeze thanks to the IT team’s support.”
- 「ITチームのサポートのおかげで、新システムへのアップグレードはとてもスムーズでした。」
③ 学術的な文脈で使われる例文
“A light breeze can significantly affect the rate of evaporation in coastal regions.”
- 「沿岸地域においては、わずかなそよ風でも蒸発率に大きな影響を及ぼす可能性がある。」
“Students found the introductory exam to be a breeze compared to the advanced modules.”
- 「学生たちは、上級モジュールに比べて、導入試験は簡単だと感じた。」
“The data suggest that even a moderate breeze can disperse pollutants efficiently.”
- 「データによると、中程度のそよ風でも汚染物質を効果的に拡散できることがわかる。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語(Synonyms)
- wind(風)
- 一般的な「風」を意味する。風の強さは問わない。
- 一般的な「風」を意味する。風の強さは問わない。
- gust(突風)
- 短い時間に急に強く吹く風。breeze よりも強いニュアンス。
- 短い時間に急に強く吹く風。breeze よりも強いニュアンス。
- draft(通風・すきま風)
- 部屋の中などでの空気の流れを指す。breeze に比べるとやや室内寄り。
- 部屋の中などでの空気の流れを指す。breeze に比べるとやや室内寄り。
反意語(Antonyms)
- “stillness”(静寂、風がない状態)
- 風が吹いていない、完全に静かな状態。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /briːz/
- アメリカ英語: breez
- イギリス英語: breez
- 強勢は最初の音節 “bree-” に置かれます。
- “ee” の部分をしっかり伸ばして発音することがポイントです。
- つづりの “ee” を意識せずに、短く /brɪz/ としてしまう誤りが時々見られます。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “breeze” の “ee” を一つしか書かない “breze” はよくあるミスです。
- 同音異義語: 特にはありませんが、音の似た単語に “bree” や “breech” などがあります。意味がまったく異なるので注意が必要です。
- 試験対策: TOEIC や英検では、「軽い風」という意味だけでなく「簡単にできること」として使われる例文が出題されることがあります。文脈を押さえておきましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ: “breeze” は “breezy” (さわやかな) のイメージを連想して覚えると「さわやかに吹く軽い風」として印象に残りやすいです。
- スペリング: “ee” を続けて「長いイー音」であることを意識しましょう。
- 勉強テクニック: “breeze” を使ったフレーズを口に出して言うと、軽やかさが伝わる感覚を得やすいです。また、「簡単にできる」という口語表現としてもイメージしやすくなります。
以上が名詞 “breeze” の詳細解説です。穏やかな風を感じるイメージを持ちながら、日常表現としての「簡単にできる」というニュアンスにも慣れていきましょう。気軽に使える単語なのに意外と奥の深い単語ですので、ぜひ積極的に使ってみてください。
微風・そよ風,軟風
《英話》ちょっとした口論(けんか)
軽快に動く(進む)
《おもに米話》容易なこと,楽なこと