最終更新日:2025/11/05

忘れられない,いつまでも記憶に残る

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元となった辞書の項目

unforgettable

形容詞

忘れられない,いつまでも記憶に残る

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山の頂上からの景色は忘れられなかった。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: unforgettable

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): impossible to forget; very memorable

意味(日本語): 忘れられない、非常に印象的で心に残る

「unforgettable」は、「忘れられない」という意味を持つ形容詞です。何か強い印象や感動を与えて、いつまでも心に残るようなニュアンスの単語です。特に「とても素晴らしい経験」や「強烈な印象」で、絶対に忘れられない、という状況でよく使われます。


  • 活用形: 形容詞のため、動詞のような活用はありません。

  • 他の品詞への変化: 「unforgettably (副詞)」という形があります。“She performed unforgettably on stage.”(彼女は舞台で忘れられないほどの演技をした)。

CEFRレベルの目安: B2(中上級)

使いやすく、日常会話でもよく出てくる単語なので、中級以上をめざす学習者なら知っておくと便利です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語 (prefix): un- (「~でない、否定」を表す)

  • 語幹 (root): forget(「忘れる」)

  • 接尾語 (suffix): -able(「~できる、~されうる」を表す)

したがって「un + forget + able = 忘れることができない → 忘れられない」という意味になります。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. unforgettable experience(忘れられない経験)

  2. unforgettable moment(忘れられない瞬間)

  3. unforgettable memory(忘れられない思い出)

  4. unforgettable trip(忘れられない旅)

  5. unforgettable event(忘れられない出来事)

  6. unforgettable face(忘れられない顔)

  7. an absolutely unforgettable night(全く忘れられない夜)

  8. truly unforgettable performance(本当に印象的な演技)

  9. unforgettable impression(忘れられない印象)

  10. an unforgettable lesson(忘れられない教訓)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 「un-」は古英語由来の否定の接頭辞です。「forget」は古英語の “forgietan” から派生し、do (行う) の意味合いが失われたもので、「忘れる」という意味に変化してきました。「-able」はラテン語やフランス語経由で導入された、「~できる」という意味の接尾辞です。

  • 歴史的な使い方: 十分昔から「忘れる(forget)」に否定を加えて「忘れられない」と表現する形容詞として使われてきました。

  • ニュアンス: 「驚き」や「感動」「強烈さ」を含むような出来事・体験によく用いられます。ポジティブな内容だけでなく、ネガティブな体験にも使われることがあります(たとえば「嫌な思い出が忘れられない」など)。

  • 使用時の注意点: 日常会話からビジネス文書まで幅広く使われますが、カジュアルな口語でのインパクトを強調したいときによく見られます。フォーマルな文脈でも失礼になることはありません。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞: 「unforgettable」は名詞を修飾する場合に使われます。

    例) ■ It was an unforgettable concert.(あれは忘れられないコンサートだった)

  • イディオムや構文:


    • “make something unforgettable” = 何かを忘れられないものにする

    • “an event (or experience) that I’ll never forget” = 私が決して忘れない出来事(類似表現)


フォーマル / カジュアル


  • カジュアル: 日常会話で「It was so unforgettable!」など強調表現として頻出。

  • フォーマル: 「The ceremony provided an unforgettable moment for all attendees.」のように堅めの文脈でも使われます。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “That concert was absolutely unforgettable. I can’t stop thinking about it!”

    (あのコンサートは本当に忘れられなかったよ。ずっと考えちゃうんだ。)


  2. “Our recent trip to the mountains was unforgettable, especially the sunrise.”

    (最近の山への旅行は忘れられないよ、とくに日の出が最高だった。)


  3. “Her smile was so warm that it became an unforgettable part of my day.”

    (彼女の笑顔がすごくあたたかくて、一日中忘れられない思い出になったよ。)


(2) ビジネスでの例文


  1. “The keynote speech left an unforgettable impression on the conference attendees.”

    (基調講演はカンファレンス参加者に忘れられない印象を与えました。)


  2. “We aim to create an unforgettable brand experience for our customers.”

    (私たちは顧客に忘れられないブランド体験を提供することを目指しています。)


  3. “His leadership made the product launch an unforgettable success.”

    (彼のリーダーシップのおかげで、その製品の発売イベントは忘れられない大成功になりました。)


(3) 学術的・アカデミックな文脈


  1. “Her groundbreaking discovery was an unforgettable milestone in neuroscience.”

    (彼女の画期的な発見は神経科学の分野で忘れられない画期的な一歩となった。)


  2. “This experiment produced an unforgettable result, changing the direction of further studies.”

    (この実験は忘れられない結果を生み出し、その後の研究の方向性を変えました。)


  3. “His lecture on classical literature was an unforgettable highlight of the symposium.”

    (彼の古典文学に関する講演は、シンポジウムで忘れられない目玉になりました。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    • memorable(印象的な、思い出深い)

    • “Unforgettable” よりは若干ニュアンスが弱く、一般的な「記憶に残る」程度を表す傾向

    • impressive(強い印象を与える)

    • “Unforgettable” は「決して忘れられない」の強調、一方 “impressive” は「強い印象を与えるが、必ずしも忘れられないとは限らない」。

    • remarkable(注目に値する、目立つ)

    • 「非常に注目すべき」という意味合いが強く、忘れられないほど顕著というニュアンスのときに近い。


  • 反意語:


    • forgettable(簡単に忘れられる程度の)

    • 「あまり印象に残らない」という意味。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˌʌn.fərˈɡet.ə.bəl/


    • アメリカ英語: [ʌn.fərˈɡɛt.ə.bəl] ほどの音

    • イギリス英語: [ʌn.fəˈɡɛt.ə.bəl] と “r” の発音がやや弱まる傾向


  • アクセント: “-for-GET-” の部分に強勢が来ます (for*get* の“get”をはっきり発音)。


  • よくある誤り: 「unforgeta*ble*」のように “t” が抜けたり、余計な音を入れたりするミスが起こりやすいです。しっかり “for-get” と2つの音節で発音するとクリアです。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “unforgetable” と “t” を1つだけにしてしまう誤りがよくあります。正しくは “unforge*tt*able” と “t” が2つ入ります。

  • 同音異義語との混同: 特に“forget” のスペルや発音が苦手な場合は注意。

  • 試験対策: TOEICや英検などで、「印象に残る」という英単語を選ばせる語彙問題に出る場合があります。「memorable」との対比で出題されることもあるので意味の強さやニュアンスの違いを押さえましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「un-(否定)」 + 「forget(忘れる)」+ 「-able(できる)」=「忘れることができない」イメージを思い浮かべると覚えやすいです。

  • スペリングを覚えるコツ: 「for*get*」が入っていることを意識し、「t」を2回繰り返す、とイメージしてみましょう。

  • 勉強テクニックとして、自分にとって“unforgettable”な思い出を英語で日記に書いてみると、単語自体のニュアンスや使い方が身につきます。


「unforgettable」は、まさに「決して忘れられない」という情感を強めに伝えたいときに非常に便利な単語です。思い出深い体験や場面の描写などにぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
unforgettable
意味(1)

忘れられない,いつまでも記憶に残る

和英選択問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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