元となった辞書の項目
tablespoon
解説
以下では、名詞「tablespoon」について、学習者向けにできるだけ詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
意味(英語・日本語)
- 英語: “tablespoon”
- 日本語: 「大さじ」、「テーブルスプーン」
「主に料理をするときの分量を計るために使う大きめのスプーン」です。日本語では「大さじ」として計量スプーンとしての意味でも使います。また、単に食事の際に使うスプーンの一種としても通じますが、計量用としての「大さじ」を指すことが多いです。
品詞
- 名詞 (Noun)
活用形
名詞なので、基本的に単数形(tablespoon)と複数形(tablespoons)で使います。
- 単数形: tablespoon
- 複数形: tablespoons
他の品詞形
- 直接的な形容詞化・動詞化などはあまりありません。ただし、同じ意味合いを持つ計量関係の派生語としては「tablespoonful」(大さじ1杯分)があります。
CEFRレベルの目安
- A2(初級)〜B1(中級)
料理をする際の分量を表す頻出単語であり、料理本やカジュアルな会話でも出る単語です。英語学習者には比較的早い段階で覚えると便利です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- table(テーブル) + spoon(スプーン)
もともとは食卓用の大きめのスプーンという意味で、特に料理の分量をはかるためのスプーンとして定着しています。
関連する派生語や類縁語
- teaspoon(小さじ)
- tablespoonful(大さじ1杯分)
- dessert spoon(中さじ、デザートスプーン) ※容量などは国や地域によって異なります。
よく使われるコロケーション(共起表現)10個
- one tablespoon of sugar(砂糖大さじ1杯)
- two tablespoons of olive oil(オリーブオイル大さじ2杯)
- add a tablespoon of salt(塩を大さじ1杯加える)
- a heaped tablespoon(盛り上がった大さじ1杯)
- a level tablespoon(すり切り大さじ1杯)
- mix in a tablespoon(大さじ1杯を混ぜる)
- measure with a tablespoon(大さじで計量する)
- a tablespoon measure(大さじの計量スプーン)
- approximately one tablespoon(おおよそ大さじ1杯)
- use a tablespoon for serving(取り分け用に大さじを使う)
3. 語源とニュアンス
語源
“table”はラテン語由来の「板」や「食卓」を意味する言葉から発展し、 “spoon”は古英語「spon」(木の切れ端)に由来します。もともと「食卓で使う大きなスプーン」という意味が、料理の分量を計る用途にも広がりました。
ニュアンス・使用時の注意
- 料理のレシピで分量を示す際にもっともよく見かける単語です。
- 料理文脈では「大さじ◯杯」という計量を意味するときを指すことが多いです。
- カジュアルな場面からフォーマルな料理本まで幅広く使われます。
4. 文法的な特徴と構文
構文・イディオム
- “(number) tablespoons of (ingredient)”
例: “3 tablespoons of flour.” - “tablespoonful of …”
例: “a tablespoonful of sugar.” (「大さじ1杯」を強調したいときに使われる)
使用シーン
- カジュアル: 友人との料理中の会話
- フォーマル: 料理本やレシピサイトなどでも広く使われる
可算・不可算
- 可算名詞として扱います。
例: “two tablespoons” (2本の大さじ または 大さじ2杯)
5. 実例と例文
以下に日常会話・ビジネス・学術的な文脈での例文をそれぞれ3つずつ示します。
日常会話での例文
- “Could you pass me a tablespoon? I need to scoop the soup.”
(大さじを取ってくれる?スープをすくうのに使いたいんだ。) - “We need three tablespoons of sugar to make this taste sweeter.”
(これをもっと甘くするには砂糖大さじ3杯が必要だよ。) - “Use a tablespoon of olive oil in the pan before frying the onions.”
(玉ねぎを炒める前に、フライパンにオリーブオイルを大さじ1杯使って。)
ビジネスでの例文(調理関連の仕事や職場でのやりとり)
- “Please measure exactly one tablespoon of the seasoning for optimal taste.”
(最適な味のために、調味料を正確に大さじ1杯量ってください。) - “The standardized tablespoon in our new product line is 15 ml.”
(私たちの新製品ラインの大さじは標準で15ミリリットルです。) - “Our catering service recommends adding a tablespoon of sauce per serving.”
(私たちのケータリングサービスでは、1人分あたりソースを大さじ1杯加えることを推奨しています。)
学術的な文脈での例文(調理科学・栄養学など)
- “In this experiment, each tablespoon of salt was precisely weighed at 15 grams.”
(この実験では、塩の大さじ1杯を正確に15グラムとして計測しました。) - “A tablespoon provides a consistent unit for volume measurement in culinary research.”
(調理研究において、大さじは一定の体積を示す単位として使われます。) - “The data indicates that a tablespoon of olive oil contains approximately 120 calories.”
(データによると、オリーブオイル大さじ1杯には約120キロカロリーが含まれます。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- teaspoon(小さじ)
- tablespoonより小さい分量を指す。「ティースプーン」という名の通り、だいたい大さじの1/3ほどの容量。
- tablespoonより小さい分量を指す。「ティースプーン」という名の通り、だいたい大さじの1/3ほどの容量。
- dessert spoon(デザートスプーン)
- デザートを食べるためのスプーン。容量は地域によって大さじと同程度の場合もあればやや異なる場合もある。
- デザートを食べるためのスプーン。容量は地域によって大さじと同程度の場合もあればやや異なる場合もある。
反意語
「容量の大小」を表す際に対比されがちですが、直接的な反意語はありません。強いて言えば量が大きければ「ladle(おたま)」のようにかなり大きいスプーンもありますが、計量具としては対比されることはあまりありません。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA)
- アメリカ英語 (AE): /ˈteɪbəlˌspuːn/
- イギリス英語 (BE): /ˈteɪbəlˌspuːn/
アクセントの位置
- “TAble-spoon” のように、“table”の “ta” に主アクセントが置かれ、 “spoon”のs音を少し強めに発音します。
よくある発音の間違い
- “TABle spoon”のようにアクセントをあまり意識しないと聴き取りづらくなる場合があるので、 /ˈteɪbəl/ と /spuːn/ をはっきりと区切りながら発話すると伝わりやすいです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- “tablespoon” と “tablesppon” のように、pを重複してしまう間違い多し。
- “tablespoon” と “tablesppon” のように、pを重複してしまう間違い多し。
- “teaspoon”との混同
- テーブルスプーン(tablespoon) と ティースプーン(teaspoon) は容量が大きく異なるので、レシピで混同しないように注意。
- テーブルスプーン(tablespoon) と ティースプーン(teaspoon) は容量が大きく異なるので、レシピで混同しないように注意。
- 試験対策・資格試験
- TOEICや英検で料理や日常会話テーマの読解問題などに登場する場合があります。料理レシピが題材のときには分量を表す単語として重要です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “table” + “spoon” = “食卓にある大きめのスプーン”
- テーブルスプーンは「テーブル=食卓、スプーン=すくう道具」→ 大きいスプーン。
- スペリングは “table” + “spoon” の組み合わせなので、ミスを防ぐには “b” と “p” の順番をしっかり意識するとよいでしょう。
- 学習テクニックとして、「実際に自宅の計量スプーンを手に取って“tablespoon”と繰り返し口にする」ことでイメージが定着しやすくなります。
以上が、名詞「tablespoon」の詳細な解説です。料理のレシピを読む際や、日常的な料理の会話でよく登場します。レシピでの正しい分量表現に慣れるためにも、しっかり区別して覚えておきましょう。
意味のイメージ
意味(1)
(料理をよそうための)食卓用スプーン,大さじ
意味(2)