元となった辞書の項目
table tennis
IPA(発音記号)
解説
以下では、名詞「table tennis」をできるだけ詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
英語・日本語での意味
- English: table tennis
- 日本語: 卓球(たっきゅう)
卓球は、テーブル(台)の上で小さなプラスチック製のボールをラケットで打ち合うスポーツです。日常的には「ピンポン(ping-pong)」とも呼ばれることがあります。屋内で行われることが多く、場所をあまりとらずにプレイできるのが特徴です。
「table tennis」は「卓球」の正式な表現で、スポーツや公式の場面ではこの語が使われます。カジュアルな会話でもよく使われますが、特にフォーマルな文脈や新聞記事などでは「卓球」=「table tennis」という表記が多いです。
品詞
- table tennis は 名詞 です。
活用形
- 「table tennis」は数えられない名詞(不可算名詞)として扱われることが多いです。
→ 「a table tennis」は通常不自然です。
→ 「some table tennis equipment(卓球の道具)」などの形なら可。
※動詞形や形容詞形への活用は一般的には存在しませんが、関連する表現としては「table-tennis player(卓球選手)」「table-tennis racket(卓球のラケット)」などの複合名詞があります。
他の品詞形の例
- 「table-tennis-related(卓球に関連する)」というように形容詞的に使う場合もありますが、あくまでも複合形容詞(hyphenated adjective)として使われます。
CEFRレベルの目安
- A2(初級)
スポーツの話題や趣味について話せるレベルでよく登場します。
2. 語構成と詳細な意味
接頭語・接尾語・語幹
- 「table tennis」は、「table」+「tennis」 の2つの単語から成る複合名詞です。
- table: テーブル、台
- tennis: テニス
- table: テーブル、台
関連語・派生語
- ping-pong: 卓球のカジュアルな呼び名(ブランド名に由来)
- table-tennis player: 卓球選手
- table-tennis racket: 卓球ラケット
- table-tennis ball: 卓球ボール
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- play table tennis → 卓球をする
- table tennis tournament → 卓球の大会
- table tennis club → 卓球部
- table tennis table → 卓球台
- table tennis match → 卓球の試合
- professional table tennis → プロ卓球
- table tennis coach → 卓球のコーチ
- table tennis practice → 卓球の練習
- table tennis serve → 卓球のサーブ
- table tennis federation → 卓球連盟
3. 語源とニュアンス
- 語源: 「table(テーブル/台)」と「tennis(テニス)」を組み合わせた言葉。 19世紀末〜20世紀初頭にイギリスで考案されたとされます。
- 元々は「ping-pong」と呼ばれることが多かったですが、商標の関係などもあり、公式競技としては「table tennis」という正式名称が使われます。
- ニュアンス:
- 「table tennis」はスポーツとして正式な印象を与えます。
- 「ping-pong」は日常的・やわらかい印象で、カジュアルにゲーム感覚を伝えたいときに用いられます。
- 「table tennis」はスポーツとして正式な印象を与えます。
使用時の注意:
- 口語でも文書でも幅広く使われます。フォーマルな印象を与えるときは「table tennis」、カジュアルには「ping-pong」を使う人もいます。
- 一般的に略した形はなく、「TT」と略すのはあまり普通ではありません。
4. 文法的な特徴と構文
- 「table tennis」は数えられない名詞(不可算名詞)として扱われるのが一般的です。
- 「play + table tennis」という構文で「卓球をする」と表現します。
- 「a game of table tennis」という形で可算的に扱う場合もありますが、これは「(1回の)卓球の試合」を指す特別な用法です。
- フォーマル/カジュアルどちらでも使えますが、公式文書では「table tennis」、会話では「ping-pong」もよく聞かれます。
一般的な構文例
- “I play table tennis every weekend.”
- “We are going to watch the table tennis match.”
5. 実例と例文
それぞれの場面別に3例ずつ紹介します。
1) 日常会話
- “Do you want to play table tennis after lunch?”
(昼食後に卓球しない?) - “My brother set up a table tennis table in the garage.”
(弟がガレージに卓球台を設置したんだ。) - “I’m not very good at table tennis, but it's fun to play.”
(卓球はあまり得意じゃないけど、やるのは楽しいよ。)
2) ビジネス
- “Our company is sponsoring a local table tennis tournament.”
(我が社は地元の卓球大会を支援しています。) - “We have a table tennis table in the recreation room for employees.”
(従業員のために休憩室に卓球台を置いています。) - “The table tennis fundraiser event was a great success.”
(卓球のチャリティーイベントは大成功でした。)
3) 学術的な文脈
- “Recent studies show that playing table tennis may improve cognitive functions.”
(最近の研究によると、卓球をプレイすることで認知機能が向上する可能性があるそうです。) - “The biomechanics of table tennis strokes is a growing field of research.”
(卓球の打球動作の生体力学は、研究が進んでいる分野です。) - “Table tennis requires both physical agility and mental anticipation.”
(卓球は身体的な敏捷性と精神的な先読み力を両方必要とします。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- ping-pong(ピンポン)
- 意味: 卓球
- ニュアンス: 日常会話やフランクな状況でよく使われる。
- 例: “Let’s play ping-pong tonight.”
- 意味: 卓球
反意語
- 卓球に直接の反意語はありませんが、スポーツ名で完全に対極というわけではないため、特に存在しないと考えられます。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA):
- table: /ˈteɪbəl/
- tennis: /ˈtɛnɪs/
- table tennis: /ˈteɪbəl ˈtɛnɪs/
- table: /ˈteɪbəl/
アメリカ英語 vs イギリス英語:
- ほぼ同じ発音です。アクセント位置や母音の微妙な違いがありますが、それほど大きな違いはありません。
- ほぼ同じ発音です。アクセント位置や母音の微妙な違いがありますが、それほど大きな違いはありません。
よくある発音ミス:
- 「テイブル テニス」を一続きで早口にするとテイブルに強勢が来なくなる場合があります。できるだけ “TEY-b’l TEN-iss” のニュアンスを意識しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “table” → “tablee” など。単純なミスに注意。
- 同音異義語: 「tennis」と混同されるときがありますが、「table tennis」は1つの複合名詞として認識しましょう。
- TOEIC・英検など試験対策: 数多く出る単語ではありませんが、スポーツの話題では登場する可能性があります。造語的に動詞化したり、複数形にしてしまうミスに注意です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「tennis」を「table(台)の上で」やる→「table tennis」
- 見た目もテニスのミニチュア版と考えると覚えやすいでしょう。
- 発音を “テーブル テニス” と区切ってイメージすると、正しいつづりを思い出しやすくなります。
「table tennis」はフォーマルな呼び方で、スポーツ観戦でも試合でも使われます。「ping-pong」と呼ぶとややカジュアルさが強くなります。それぞれの場面で正しく使い分けてください。
意味のイメージ
意味(1)
卓球,ピンポン