〈C〉《the~》『2番目の人(物,事)』 / 〈U〉《the~》(月の)『第2日』 / 〈C〉(ボクシングの)セコンド;(決闘などの)介添人;(一般に)援助者 / 〈C〉《しばしば複数形で》二流品(ボタンが取れているなど、比較的小さな問題のある格安の服) / 〈C〉〈U〉2度音程,第2音(声)部 / 〈U〉(自動車の変速機の)第2速,セカンドギア
second
〈C〉《the~》『2番目の人(物,事)』 / 〈U〉《the~》(月の)『第2日』 / 〈C〉(ボクシングの)セコンド;(決闘などの)介添人;(一般に)援助者 / 〈C〉《しばしば複数形で》二流品(ボタンが取れているなど、比較的小さな問題のある格安の服) / 〈C〉〈U〉2度音程,第2音(声)部 / 〈U〉(自動車の変速機の)第2速,セカンドギア
以下では、名詞としての「second」について、できるだけ詳しく解説していきます。
1. 基本情報と概要
「second」の意味 (名詞 / noun)
(時間の単位)「秒」
- 英語: “a second” =
one sixtieth of a minute
- 日本語: 1分の1/60の時間を指します。「1秒、2秒」というように使われます。日常会話から科学の分野まで、とてもよく使われる基本的な単語です。
- 英語: “a second” =
(順位)「第2位・2番目」
- 英語: “second place” =
the position after the first
- 日本語: 1番目の次、2番目の順位や順番を指します。「2番目、2位」という意味で用いられます。スポーツやコンテストなどで「2位になった」というように使います。
- 英語: “second place” =
日本語のイメージとしては、「秒」は1分を60個にわけた非常に短い時間の単位、「第2位」は1番目の次を表すニュアンスの単語です。基礎的な単語なので、さまざまなシーンで頻出します。
品詞と活用形
- 名詞 (noun)
- 可算名詞 (countable) として、seconds(複数形)があります。
- 時間を表す場合はしばしば複数形で使います (e.g. “Wait a few seconds.”)。
- 順位の場合も複数形 “seconds” として、「二番手の人々」などの意味で使うこともあります。
- 可算名詞 (countable) として、seconds(複数形)があります。
- 形容詞や副詞としても使われる場合がありますが、今回の解説は名詞に焦点を当てます。
CEFRレベル:A2(初級)
「second」は、非常に基本的な数詞(序数)や時間単位として使用されるため、初歩からよく登場する単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語源や派生については後のセクションで詳説します。
詳細な意味
- 「秒 (second)」
- 時間を計る単位。1分(60秒)の1つにあたります。
- 時間を計る単位。1分(60秒)の1つにあたります。
- 「第2位 (second place)」
- 順位を表す際、1番目の次を示す表現。
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- “split second” – 「ほんの一瞬」
- “a second opinion” – 「セカンドオピニオン」
- “in a matter of seconds” – 「数秒のうちに」
- “second chance” – 「2度目のチャンス」
- “second place” – 「2位」
- “last second” – 「直前の瞬間、ぎりぎりの時」
- “spare a second” – 「少し(1秒)時間を割いてくれる」、転じて「ちょっと時間を取って」
- “every second counts” – 「一瞬一瞬が重要だ」
- “to the second” – 「秒単位まで正確に」
- “without a second thought” – 「何も考えずに、ためらわずに」
3. 語源とニュアンス
語源
「second」はラテン語の “secunda” に由来し、“secunda pars minuta”で「第2の小さな部分」という意味がありました。時間を1分(minute)からさらに分割した単位としての「1秒」がここから生まれています。
ニュアンスや使用時の注意
- 「1秒」という時間の感覚は日常生活に密着しているため、カジュアルからフォーマルまで幅広く使われます。
- 「第2位」という意味で使う場合はスポーツや競争の文脈だけでなく、順番を表す場合にも使われます。
- 「すぐに」「ちょっと待って」などの会話表現にも “second” はよく登場します。
カジュアル / フォーマル
- 時間の単位として使う場合はどちらでも問題ありません。
- 順位の表現は会話、書き言葉ともに日常的に使いますが、ビジネス文書などでも「second quarter(第2四半期)」のようにフォーマルに使用されます。
4. 文法的な特徴と構文
可算名詞としての用法
- 「複数形 seconds」で、時間の長さや複数の秒数を表します。
- 「単数形 second」は特定の1秒、または順位を表します。
- 「複数形 seconds」で、時間の長さや複数の秒数を表します。
一般的な構文の例
- “It takes only a second.”(それは1秒しかかからない。)
- “He finished in second.”(彼は2位で終えた。)
- “It takes only a second.”(それは1秒しかかからない。)
イディオム
- “Wait a second.”(ちょっと待って。)
- 日常会話でよく使われる、かなりカジュアルな言い回しです。
- “Wait a second.”(ちょっと待って。)
5. 実例と例文
さまざまなシーンでの例文を提示します。
1) 日常会話
- “Wait a second! I need to grab my keys.”
- 「ちょっと待って!カギを取ってくるから。」
- “Can you give me a second? I’m on the phone.”
- 「ちょっと時間をくれる?今電話中なの。」
- “I’ll be ready in a second.”
- 「すぐに準備できるよ。」
2) ビジネス
- “Please hold on for a second while I transfer your call.”
- 「お電話をおつなぎしますので、少々お待ちください。」
- “The product demonstration typically lasts about 30 seconds.”
- 「製品デモはだいたい30秒程度で終わります。」
- “He came in second for the sales record this quarter.”
- 「今四半期の営業成績では、彼は2位でした。」
3) 学術的 / 技術的
- “Light travels approximately 300,000 kilometers per second.”
- 「光はおよそ1秒間に30万キロメートルを進みます。」
- “The experiment must be timed to the second to ensure accuracy.”
- 「実験は正確を期すため、秒単位で管理される必要があります。」
- “He published his second paper on quantum mechanics.”
- 「彼は量子力学に関する2本目の論文を発表しました。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (synonyms)
- “moment” – 「瞬間」
- ごく短い時間を指します。秒よりも曖昧な短い時間感覚を表すことが多いです。
- ごく短い時間を指します。秒よりも曖昧な短い時間感覚を表すことが多いです。
- “instant” – 「瞬時」
- 「一瞬」という意味で、より一層短く速いニュアンスがあります。
- 「一瞬」という意味で、より一層短く速いニュアンスがあります。
- “minute” – 「分」
- 1分=60秒。むしろ長い時間単位なので対比して覚えられます。
- 1分=60秒。むしろ長い時間単位なので対比して覚えられます。
- “runner-up” – 「第2位の人、次点」
- スポーツやコンテストの結果としてよく使われる表現です。
反意語 (antonyms)
- 時間を表すアンチテーゼは難しいですが、「永遠」(eternity) のように極端に長いイメージとの対比が可能です。
- 順位の意味としては「first」(1位) が対照的と言えますが、厳密には反意語というよりは「対象となる順位が異なる」単語です。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˈsɛk.ənd/
- アクセント(強勢): 第1音節 “sec” の部分に強勢がきます。
- アメリカ英語 / イギリス英語: 大きな違いはありませんが、アメリカ英語では若干 /ˈsɛk.ənd/ のように「カンド」のように聞こえる場合が多く、イギリス英語では「セカンド」、やや曖昧母音で「セクンド」と聞こえる傾向があります。
よくある発音の間違い
- “second” 全体を「セコンド」と長めに発音するケースがありますが、実際は最初の “e” に強勢があり、「セカンド」が近い音になります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- “secound” とつづってしまう間違いが多いです。
- “secound” とつづってしまう間違いが多いです。
- 同音異義語との混同
- 名詞ではありませんが、“second” (序数) と「supportする」という動詞 “to second (someone’s proposal)” は綴り・発音が同じでも意味が違うので注意してください。
- 名詞ではありませんが、“second” (序数) と「supportする」という動詞 “to second (someone’s proposal)” は綴り・発音が同じでも意味が違うので注意してください。
- 序数表現との誤用
- 「2番目」を言いたいときに “two” と混乱しないようにしましょう。
- 「2番目」を言いたいときに “two” と混乱しないようにしましょう。
- TOEIC・英検などの試験対策
- 時間や順位を聞かれる問題で使用頻度が高い単語です。単に「2番目」という意味だけでなく、「秒」の意味や派生表現もよく出題される可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 1分間を60に分割したものが「second(秒)」なので、「2番目に細かく区切った単位」という語源を思い出すと頭に入りやすいです。
- “Wait a second.” のフレーズを口癖のように覚えると、自然に 「second=秒・少しの時間」 というイメージが定着します。
- 序数としての「second」は“first”の次であることを常に対にしてイメージすると覚えやすいです。
まとめ
名詞「second」は「1秒」という時間の最小単位(慣用的単位)や、「2番目・第2位」という順位を表す基本単語です。日常会話からビジネス、学術的な文脈まで幅広く用いられ、派生的な表現やコロケーションも多く存在します。発音やスペル、同じ形でも異なる意味を持つ用法に注意しながら、ぜひしっかりと習得していきましょう。