最終更新日:2025/10/22

《話》『友達』,仲間,親友 / 【動】《…と》仲よくなる《up with ...》

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元となった辞書の項目

pal

IPA(発音記号)
名詞

《話》『友達』,仲間,親友 / 【動】《…と》仲よくなる《up with ...》

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私は友達と公園に行きました。

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解説

以下では、名詞「pal」について、学習者向けに丁寧に解説していきます。


1. 基本情報と概要

▷ 英語・日本語の意味


  • 英語: pal → friend, buddy

  • 日本語: 友だち、仲間、相棒

    「相手を親しみを込めて呼ぶときに使う、カジュアルな言い方です。日常会話で“Hey, pal!”のように声をかけると、フレンドリーな響きがあります。」

▷ 品詞


  • 名詞 (noun)

▷ 活用形

名詞なので、単数形は「pal」、複数形は「pals」になります。

例: one pal / two pals

▷ 他の品詞形

「pal」という語は、動詞として「to pal with (someone) / pal around with (someone)」というくだけた表現(仲良くする、つるむ)で使われることがあります。


  • 例: I used to pal around with him in college. (大学時代は、よく彼とつるんでいました)

▷ CEFRレベル


  • B1 (中級)

    「“pal”は日常会話でよく耳にする言葉ですが、スラングやカジュアル用法に近いので、英語学習歴が少し進んでから自然に使いこなせる語彙といえます。」


2. 語構成と詳細な意味

▷ 語構成

「pal」は短い語で、特筆すべき接頭語や接尾語はありません。そのまま一語で「友だち」を意味する名詞です。

▷ 他の単語との関連性・派生語


  • pal around (動詞句): 「一緒につるむ」「仲良く一緒に過ごす」

  • pen pal: 「文通友だち」

  • gal pal: 「女友だち」をくだけた言い方(“gal + pal”)

▷ よく使われるコロケーション・フレーズ(10個)


  1. best pal → 一番の仲良し

  2. old pal → 昔からの友だち

  3. childhood pal → 幼なじみ(子どもの頃の友だち)

  4. work pal → 仕事仲間・職場の友だち

  5. pen pal → 文通友だち

  6. cyber pal → ネット上の友だち

  7. pal of mine → 私の友だち

  8. lifelong pal → 一生の友だち

  9. “Hi there, pal!” → 「やあ、友よ!」というカジュアルな挨拶

  10. pal around with ~ → ~と仲良く過ごす


3. 語源とニュアンス

▷ 語源

「pal」は19世紀頃に英語に入ったとされ、ロマ語(ジプシー語)の「phral(兄弟)」が一つの起源といわれています。そこから「友だち」を指すカジュアルな呼称として定着しました。

▷ ニュアンスや使われ方


  • 非常にカジュアルな表現で、ややくだけた響きがあります。

  • 口語で使われることが多く、フォーマルな文章やビジネス文書にはあまり適しません。

  • 「buddy」「mate」「dude」に近いフランクさを持ち、相手との親密さを示します。


4. 文法的な特徴と構文

▷ 一般的な構文


  • “(someone) is my pal.” → 「(誰々)は私の友だち」

  • “Hey, pal, how are you?” → 呼びかけとして使う

▷ イディオム・口語表現


  • “to pal around with (someone)” → 「(誰か)と仲良くやる」「(誰か)と行動をともにする」

  • “to make pals” → 「友だちになる」

▷ 名詞としての可算・不可算


  • 可算名詞です。(1人の友だち→a pal、2人以上→pals)

▷ フォーマル/カジュアルの違い


  • フォーマル: あまり使われません。丁寧な文書では「friend」が一般的。

  • カジュアル: 日常会話や親しい間柄で相手を呼ぶのに有効。


5. 実例と例文

▷ 日常会話での例文 (3つ)


  1. “Hey, pal! Long time no see!”

    → 「やあ、元気?久しぶりだね!」

  2. “I’m meeting an old pal from high school tomorrow.”

    → 「明日、高校時代の友だちに会うんだ。」

  3. “Thanks, pal. You really helped me out today.”

    → 「助かったよ、ありがとう。今日は本当に助けてもらった。」

▷ ビジネスシーンでの例文 (3つ)

(※ ビジネスの場面ではあまり使わない方が無難ですが、親しい同僚とのカジュアルなやり取りとして)


  1. “Let’s grab lunch, pal. We need a break.”

    → 「ランチ行こうよ、相棒。ちょっと休憩が必要だね。」

  2. “My pal in accounting told me about that new policy.”

    → 「経理の友だちに、その新しい方針のことを聞いたんだ。」

  3. “He’s been my pal since we started this company.”

    → 「会社を立ち上げたときからの仲間だよ。」

▷ 学術的/フォーマルな文脈では

フォーマルなレポートや論文ではほぼ使いませんので、あえて例文は控えます。会話文の引用などに出てくる程度です。


6. 類義語・反意語と比較

▷ 類義語 (synonyms)


  1. friend (友だち)


    • 一般的・フォーマルでもOK


  2. buddy (仲間、相棒)


    • 砕けた響き。アメリカ英語でよく使われる


  3. mate (友だち、同僚)


    • イギリス英語圏でよく使われる


  4. chum (仲間)


    • やや古い響きのスラング


→ “pal”はややカジュアルでフランクな呼びかけ的ニュアンスを含みます。一方、“friend”は最も一般的でフォーマルシーンでも使えるなど、使用場面が広いです。

▷ 反意語


  • “stranger” (見知らぬ人)

  • “enemy” (敵)

  • “opponent” (対戦相手)

    「“pal”自体に強い対義語はありませんが、意味的に相手がまったくの他人や敵という方向性で対比できます。」


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /pæl/


    • アメリカ英語・イギリス英語ともに「パル」と、ほぼ同じ発音です。


  • 強勢(アクセント): 1音節語のため、特に強勢の位置差異はありません。

  • よくあるミス: /pel/のように「ぺル」となりがちですが、正しくは「パル」と「æ」の音を意識しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • 「pal」はあくまでもカジュアルなスラング寄りの表現なので、フォーマルなスピーチやビジネス文章には不向き。

  • スペリングミス: 「pall」と間違えないように注意。ちなみに「pall」は動詞で「退屈させる、うんざりさせる」などの別単語。

  • 同音異義語: 類似した音の単語はあまりありませんが、発音を「pale (青白い)」と混同しないように。

  • TOEICや英検などでは、リスニングやフレーズ選択肢に登場することがたまにあります。意味を知らないと文脈で推測がやや難しい場合があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「pal」は「パッと友だちを呼ぶ感じ」が由来、とイメージすると覚えやすいです。

  • 「buddy」や「dude」などと同じ感覚で、「p」の音で始まる気軽な呼びかけ、として音感に注目すると覚えやすいでしょう。

  • Flashcardsに「pal → 友だちや仲間と楽しく談笑しているイラスト」を描いておくとイメージが定着しやすくなります。


以上が、名詞「pal」の詳細解説です。カジュアルな場面やフランクな呼びかけで使ってみてください。普段から英語の映画やドラマを観るときに、“Hey, pal!”などのフレーズがどのタイミングで使われるか意識すると、自然な使い方が身につきます。

意味のイメージ
pal
意味(1)

《話》友達,仲間,親友

意味(2)

(…と)仲よくなる《[up]with+

和英選択問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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