最終更新日:2025/11/10
壊れた箇所,裂け目,割れ目 / 中断,途切れ;不和,仲たがい / 休憩時間,小休止 / 逃亡計画,脱獄 / (…に向かっての)突進 / 急な変化,顕著な変化 / 夜明け / 《話》運,機会
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元となった辞書の項目
break
名詞
壊れた箇所,裂け目,割れ目 / 中断,途切れ;不和,仲たがい / 休憩時間,小休止 / 逃亡計画,脱獄 / (…に向かっての)突進 / 急な変化,顕著な変化 / 夜明け / 《話》運,機会
解説
1. 基本情報と概要
単語: break
品詞: 名詞 (countable)
意味(英語 / 日本語)
- 英語: “A pause or interruption in activity; a short rest period.”
- 日本語: 「活動の中断・休止、または短い休憩のことを指します。」
「授業や仕事などを一時的に中断して一息つくときに使われる、休憩を表す言葉です。短時間の休みや中断を指すだけでなく、状況によっては俗語的に“好機”や“幸運なチャンス”の意味を持つこともあります。」
活用形
- 名詞なので活用形はありませんが、複数形は breaks になります。
他の品詞になった例
- 動詞: to break (壊す、破る、折る など; 不規則変化で break – broke – broken)
- 形容詞: broken (壊れた) など
CEFRレベルの目安
- A2(初級)
「休憩」や「中断」を意味する、日常会話でもよく出てくる基本的な単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 「break」は明確な接頭語や接尾語を伴っていない単語ですが、語幹 “break” は「分割する、壊す、切り離す」などのニュアンスを持ちます。
関連/派生語
- breakthrough (大きな進展、突破口)
- breakdown (故障、崩壊; 詳細な分析)
- outbreak (勃発、急激な発生)
- breakout (脱出、突然の成功)
よく使われるコロケーション (共起表現) 10選
- take a break (休憩をとる)
- coffee break (コーヒーブレイク)
- lunch break (昼食休憩)
- short break (短い休憩)
- break in the clouds (雲の切れ間)
- break in routine (いつもの流れの中断)
- break from reality (現実からの逃避)
- break in conversation (会話の中断)
- break of day (夜明け)
- break in continuity (連続性の中断)
3. 語源とニュアンス
語源
- 古英語 “brecan” からきており、「壊す」「砕く」という意味を含んでいました。
- そこから転じて、「中断」や「切れ目」などの意味が名詞として派生しています。
ニュアンス・使用時の注意点
- 「休憩」を表す最も一般的な単語の一つで、カジュアルからフォーマルまで幅広い場面で使用されます。
- “give me a break” という表現は口語で「勘弁してよ」「信じられない」というニュアンスの軽い不満表現となるので、使うときは注意が必要です。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: a break, the break, two breaks など。
- 名詞として使うときは、主に「休憩」「中断」を表します。
一般的な構文とイディオム
- Take a break: 「休憩をとる」
- Make a break for ~: 「~に向かって逃げ出す」(逃走・突撃のニュアンス)
- Give me a break!: 「勘弁してよ!」/「冗談でしょう?」 などの口語表現
フォーマル / カジュアル
- フォーマルでも
Could we have a short break?
のように使用できます。 - カジュアルでもよく出てきますが、「ちょっと休憩!」を表す頻出単語なので日常会話で特に多く使われます。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “I need a break. Let’s go for a walk.”
(少し休憩が必要だよ。散歩に行こうよ。) - “Do you want to take a coffee break now?”
(今、コーヒーブレイクをとりたい?) - “Let’s have a quick break before we continue.”
(続ける前に短い休憩をとりましょう。)
ビジネスでの例文
- “We have a 10-minute break before the next session.”
(次のセッションまで10分の休憩時間があります。) - “Shall we schedule a short break during the meeting?”
(ミーティングの途中に短い休憩を入れましょうか?) - “The lunch break starts at noon sharp.”
(昼食休憩は12時ちょうどから始まります。)
学術的/フォーマルな場面での例文
- “The conference will resume after a brief break.”
(会議は短い休憩の後、再開します。) - “Attendees are advised to use the break to network.”
(参加者は休憩時間を交流に活用することが推奨されます。) - “A short break can improve focus and productivity.”
(短い休憩は集中力や生産性を高める可能性があります。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- rest (休息)
- 「休息」という意味合いが強く、身体的・精神的休憩にフォーカスします。
- 「休息」という意味合いが強く、身体的・精神的休憩にフォーカスします。
- pause (一時停止)
- 活動を一時的に止めるイメージが強いです。
- 活動を一時的に止めるイメージが強いです。
- recess (休憩時間)
- 主に学校などの「休み時間」を指し、それ以外の文脈ではややフォーマル。
- 主に学校などの「休み時間」を指し、それ以外の文脈ではややフォーマル。
反意語 (Antonyms)
- continuation (継続)
- 途切れずに続くことを意味します。
- 途切れずに続くことを意味します。
- resumption (再開)
- 中断の後の「再開」を意味します。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /breɪk/
- アメリカ英語: breɪk
- イギリス英語: breɪk
- アクセントは break の一音節全体にあります。
- 日本人学習者は “br” の子音連結や “ei” の二重母音が緩まないように注意しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: brek, braek など。
- 同音異綴語との混同: break (休憩) と brake (ブレーキ) は発音はほぼ同じですがスペルと意味が異なります。
- 試験での出題傾向
- TOEICや英検などで「メールや会話文中の休憩時間の表現」などに登場。
- 「短い中断」「好機」「決定的瞬間」を示す語彙問題としても出る可能性があります。
- TOEICや英検などで「メールや会話文中の休憩時間の表現」などに登場。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “Take a break” = 普段よく言う「ちょっと休もう!」という決まり文句から覚えやすいです。
- “Br-” は「壊す」というニュアンスを持っている単語(break, brittle, rupture 等)とも関連づけると、意味をイメージしやすくなります。
- “Coffee break=気分転換” というふうに、セットで連想すると覚えやすいです。
以上が名詞としての break の詳細な解説です。日常会話からビジネスシーンまで、幅広く活用できるとても重要な単語です。ぜひ休憩が必要になったら「I need a break.」と使ってみてください。
意味のイメージ