元となった辞書の項目
bookshop
解説
以下では、名詞 “bookshop” について、できるだけ詳細に解説します。
1. 基本情報と概要
● 英語: bookshop
● 日本語: 書店、書籍を販売するお店
● 品詞: 名詞 (可算名詞)
「bookshop」は、主にイギリス英語で使われる「書店」という意味です。アメリカ英語では「bookstore」と言うことが多いです。日本語でいう「本屋さん」で、実際に足を運んでさまざまな本を手に取って買うことができる場所です。カジュアルにもフォーマルにも使えて、「休日にふらっと寄る」「ビジネス書を探しに行く」などの場面で使われます。
● 活用形:
- 単数形: bookshop
- 複数形: bookshops
- 所有格: bookshop’s, bookshops’
● 他の品詞になった例:
- (形容詞形は特にありませんが、「bookshop owner(書店のオーナー)」などは名詞+名詞の形です。)
● CEFRレベル: A2(初級)
本屋さんに行くという日常的な行動や、職業として出てくる単語なので、英語学習の初期段階から比較的早い段階で目にする単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- book: 本
- shop: 店
これらが組み合わさって「本を売るお店」=「書店」となっています。
関連・派生語
- bookstore(米英で主流の言い方):書店
- bookseller:本を販売する人、または販売会社
- book stand:仮設の書籍販売スタンド
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- visit a bookshop(書店を訪れる)
- browse in a bookshop(書店で立ち読みをする)
- an independent bookshop(個人経営の書店)
- a chain bookshop(チェーン系の書店)
- manage/run a bookshop(書店を経営する)
- a local bookshop(地元の書店)
- a second-hand bookshop(古本屋)
- online vs. offline bookshop(オンライン書店とオフライン書店)
- bookshop assistant(書店員)
- pop-up bookshop(期間限定で開店する書店)
3. 語源とニュアンス
語源
- “book” は古英語の “bōc” に由来し、「文字が書かれたもの」を指していました。
- “shop” は古英語の “sceoppa” からきており、「小屋」や「部屋」などの意味がありました。
合わせて「本を売る場所」という意味になり、中世以降、印刷技術の普及とともに大きく普及した単語です。
ニュアンス・使用時の注意
- イギリス英語では “bookshop” が一般的で、アメリカ英語では “bookstore” がよく使われます。
- フォーマル、カジュアルどちらでも使えますが、文章や実際の会話での使用頻度は地域によって差があります。
- 書く際や会話で “bookshop” と “bookstore” を混在させると少し違和感を与える場合があります(地域性による言い分け)。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞なので、冠詞 “a” や “the” が付きます。複数形は
bookshops
となります。 - “at the bookshop” や “to the bookshop” のように、行き先を表す前置詞 “at” や “to” と一緒に使われることが多いです。
- フォーマル/カジュアルなシーンどちらでも使用可。
一般的な構文やイディオム
- at the bookshop: 書店で/にいる
- go to the bookshop: 書店へ行く
- buy a book at the bookshop: 書店で本を買う
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- I usually go to the local bookshop on weekends to browse new arrivals.
(週末によく地元の書店へ行って、新刊を見て回ります。) - Let’s meet at the bookshop near the station this afternoon.
(今日の午後、駅近くの書店で待ち合わせしようよ。) - I found a rare book in a second-hand bookshop yesterday.
(昨日、古本屋で珍しい本を見つけたよ。)
(2) ビジネスでの例文
- Could you drop by the bookshop and pick up a copy of our client’s publication?
(取引先が出版した本を手に入れてもらうために、書店に立ち寄ってもらえますか?) - We’re considering a collaboration with a famous chain bookshop for our marketing campaign.
(私たちはマーケティングキャンペーンのために、有名チェーンの書店とのコラボを検討しています。) - I’ll be meeting the bookshop manager to discuss bulk purchases for the company.
(会社の大量購入について話し合うために、書店のマネージャーとお会いします。)
(3) 学術的な文脈での例文
- Many university bookshops stock academic journals and specialized textbooks.
(多くの大学の書店は、学術誌や専門的な教科書を在庫として置いています。) - Researchers often visit specialist bookshops to find out-of-print or rare reference materials.
(研究者たちは廃版になったり珍しい参考文献を探すために、専門書店をよく訪れます。) - The conference organizers arranged a pop-up bookshop at the venue for attendees to buy relevant publications.
(学会の主催者は、参加者が関連文献を購入できるように、会場に期間限定の書店を設置しました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- bookstore(書店)
- アメリカ英語で使われることが多い表現。意味は “bookshop” と基本的に同じ。
- アメリカ英語で使われることが多い表現。意味は “bookshop” と基本的に同じ。
- bookseller(本を売る人/書店)
- 個人や会社を指す場合が多い。店員や企業としての「本を売る人・組織」。
- 個人や会社を指す場合が多い。店員や企業としての「本を売る人・組織」。
- library(図書館)
- 本を無料で貸し出す施設なので、販売目的の “bookshop” とは用途が異なる。
- 本を無料で貸し出す施設なので、販売目的の “bookshop” とは用途が異なる。
反意語
「書店」の明確な反意語はありませんが、本屋に対して「本を売らない場所」を例としてあげると “library” が「活用法が全く違う」という意味で対比されることがあります。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA)
- イギリス英語: /ˈbʊk.ʃɒp/
- アメリカ英語: /ˈbʊk.ʃɑːp/
アクセント: 最初の音節「book-」に強勢があります (BOOK-shop)。
よくある発音の間違い
- /ˈbuk/ のように「ブック」と「ウ」を短すぎたり長すぎたりするケース。
- イギリス英語の “shop” の “ɒ” と、アメリカ英語の “ɑː” との違いが出しにくい場合がある。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- “bookshop” と “bookstore” の混用
- 大きな意味の違いはありませんが、地域によって好まれる表記が異なるので混在させないように注意。
- 大きな意味の違いはありませんが、地域によって好まれる表記が異なるので混在させないように注意。
- スペルミス: “bookshop” の “k” と “s” の位置に注意。
- 同音異義語の混同: あまりありませんが、文中で “book shop” と分けて書く場合と、 “bookshop” と書く場合があります。意味は同じですが、単語としては “bookshop” の方が正式。
- 試験対策: TOEICや英検では “bookstore” が出題されがちですが、イギリス英語寄りの試験・テキストでは “bookshop” が出る可能性もあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「book + shop」 → 「本を扱うお店」というわかりやすい合成語なので、イメージしやすく暗記もしやすいです。
- スペルのポイントは「book」の後にそのまま「shop」を足すだけなので、「book(本)を売っているshop(店)」と覚えておくと良いでしょう。
- 実際に近所の書店やオンラインサイトを思い浮かべるとスムーズに覚えられます。
以上が名詞 “bookshop” の詳細解説です。ぜひ活用シーンをイメージしながら学習してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
書店,本屋(《米》bookstore)