最終更新日:2025/12/02
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元となった辞書の項目

make-up

名詞

〈U〉化粧、化粧品

このボタンはなに?

彼女は決して化粧をしません。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: make-up

品詞: 名詞 (noun)

英語の意味:

1) Cosmetics to color or beautify the face (and sometimes other parts of the body).

2) The arrangement or composition of something (e.g., “the make-up of a committee”).

日本語の意味:

1) 化粧品、または化粧をする行為・状態。

「顔をきれいに見せるための化粧品を指す言葉です。また、女性だけでなく男性がステージで使う場合も含めて幅広く使われます。」

2) 編成・構成・組み合わせ。

「人や組織などの“構成・組み合わせ”を意味するときにも使われます。たとえば、“the make-up of the population”(人口の構成)などのように、何かの要素を組み立てるイメージがあります。」

活用形:


  • 「make-up」は名詞なので、動詞のように時制による活用はありません。

  • 複数形の場合は「make-ups」となりますが、化粧品全体を指すときは不可算扱いされることが多いです。

他の品詞になったときの例:


  • 動詞(phrasal verb)としての “make up”: 「埋め合わせをする」「仲直りをする」「話をでっち上げる」などの意味があります。

    例: “He made up a story.” (彼は話を作り上げた)

    例: “They made up after the argument.” (彼らは言い争いの後、仲直りした)

CEFRレベル: B1(中級)

「“make-up”は一般的な英語学習の中で比較的よく出てくる単語で、日常会話でも頻繁に耳にする話題です。B1レベルの学習者にとってちょうどよい難易度です。」


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「make」+「up」の結合に由来するとされ、元々は動詞のフレーズ「make up (the face)」が名詞化したものです。

詳細な意味


  1. 化粧品や化粧そのものを指す場合:


    • “I usually wear make-up when I go out.”(外出するときはふだん化粧をする)


  2. 構成・編成を指す場合:


    • “the make-up of a board of directors”(取締役会の構成)


よく使われるコロケーション(共起表現) 10個


  1. wear make-up (化粧をつける)

  2. put on make-up (化粧をする)

  3. heavy make-up (濃い化粧)

  4. light make-up (薄い化粧)

  5. stage make-up (舞台用の化粧)

  6. make-up remover (メイク落とし)

  7. make-up bag (化粧ポーチ)

  8. make-up artist (メイクアップアーティスト)

  9. the genetic make-up (遺伝的構成)

  10. the psychological make-up (心理的構成/性格)


3. 語源とニュアンス

語源

「make (作る) + up (完成させる)」というフレーズから来ており、もともとは「顔を作り上げる」意味で化粧を指すようになったと考えられます。その後、そこから派生して「構成・組み合わせ」を意味するようにもなりました。

ニュアンスや使用時の注意点


  • 化粧の意味では、口語・日常会話で非常によく用いられます。

  • 構成の意味では、ややフォーマルな場面やビジネス・学問的な文脈でも使われます。

  • 「makeup」と一語で書かれたり、「make-up」のようにハイフンでつなげられたりしますが、両方とも広く使われます。どちらかに統一して使うとよいでしょう。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算・不可算


    • 化粧品や化粧という概念全体を指す場合は通常は不可算扱い: “I don’t wear much make-up.”

    • 個々のアイテムとして捉える場合は可算になることも: “Her new make-ups are displayed on the shelf.” ただし、あまり一般的ではありません。


  2. 使われ方のバリエーション


    • “make-up kit” (化粧品のセット) のように、特定の目的や内容に合わせて使われることがあります。


  3. 関連するイディオム (動詞フレーズ “make up”)


    • to make up for something: 「何かを補う・埋め合わせる」

    • to make up with someone: 「仲直りをする」

    • to make up a story: 「話をでっち上げる」



5. 実例と例文

(A) 日常会話


  1. “I never leave the house without my make-up on.”

    (化粧をしないで家を出ることはないんだ)

  2. “Could you recommend a good make-up remover?”

    (いいメイク落としを教えてもらえませんか?)

  3. “I prefer light make-up because it feels more natural.”

    (自然に見えるから薄めの化粧が好みだよ)

(B) ビジネス


  1. “We need to consider the make-up of our marketing team.”

    (私たちのマーケティングチームの構成を検討する必要があります)

  2. “The company’s make-up changed after the merger.”

    (合併後、会社の構成が変わりました)

  3. “He gave a presentation on the demographic make-up of our target audience.”

    (彼はターゲット層の人口構成についてプレゼンを行いました)

(C) 学術的文脈


  1. “Scientists study the genetic make-up of these organisms.”

    (科学者たちはこれらの生物の遺伝子構造を研究している)

  2. “The chemical make-up of the compound is still being analyzed.”

    (その化合物の化学的な構造はまだ分析中です)

  3. “His psychological make-up plays an important role in decision-making.”

    (彼の心理的構成は意思決定に大きな役割を果たしている)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. “cosmetics” (化粧品)


    • 化粧品を指す際にほぼ置き換え可能だが、「make-up」よりも範囲の広い商品群としてのニュアンスが強い。


  2. “composition” (構成)


    • 物事の要素の組み立てを指す場合は「the composition of ~」でも言い換えられるが、ややフォーマルな響き。


  3. “constitution” (構造・体質)


    • 物事や組織、身体などの構成を示す場合に用いられる。


反意語 (Antonyms)


  • 化粧の意味においては、はっきりとした反意語は少ないが「bare face」(すっぴん)が対照的な状態を示す表現として使われることがある。

  • 構成の意味において、厳密な反意語は存在しないが、「lack of structure」や「disorganization」など「まとまりのなさ」を表す表現が対比として挙げられる。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈmeɪk.ʌp/


    • 主なアクセントは “make” の方に置かれます: “MAKE-up”

    • アメリカ英語 /ˈmeɪk.ʌp/、イギリス英語もほぼ同様です。

    • “up” の部分が「ア(ʌ)」と発音される点に注意しましょう。


  • よくある発音の間違い:


    • “ə” や “æ” で発音してしまうなど。「メイカップ」や「メイキャップ」となるケースがありますが、実際には “メイク・アップ” に近い音です。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングの揺れ

    “make-up”、 “makeup”、 “make up” と表記が揺れることがあります。


    • 名詞としては “makeup” または “make-up” が多く使われる。

    • 動詞フレーズ “make up” と区別するにはハイフン付きにするとよい。


  • 同音異義語との混同


    • “make up (phrasal verb)” と “make-up (noun)” の区別に注意。文中の文法構造で意味が変わる。


  • 試験対策


    • TOEICや英検などで、名詞または動詞フレーズとしての使い方を混同させる設問が出ることがあります。「~の構成」「~を埋め合わせる」などの文脈をしっかり見極めましょう。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「顔を作り上げる」というイメージが根っこにあるため、“make” と “up” を視覚的・物理的に「作り上げる」と覚えると定着しやすいです。

  • スペリングのポイント: 「make」と「up」をハイフンでつなげるケースが多いと覚えておく。

  • 勉強テクニックとしては、実際にコスメ広告や製品説明(オンラインストアなど)を読んでみると、多くの用例や表記揺れになじみやすくなります。


以上が名詞 “make-up” の詳細な解説です。日常会話からビジネス、学術的文脈まで幅広く使われる単語ですので、用例をたくさん読んで使い方を身につけてください。

意味のイメージ
make-up
意味(1)

〈U〉化粧、化粧品

意味(2)

〈C〉組み立て、構成、構造

意味(3)

〈C〉(人の)体質,性質.

英和選択問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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