最終更新日:2025/11/29
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元となった辞書の項目

home

副詞

家へ(に);故郷へ(に);本国(母国)へ(に) / (ねらった所に)ずぶりと,深々と / 胸にこたえるほと,ぎくりと

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仕事の後はいつも家に帰ります。

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解説

1. 基本情報と概要


  • 単語: home

  • 品詞: 副詞 (他に名詞・形容詞・動詞としての用法もあり)

  • 意味: “家へ(に)”, “自宅へ(に)” など


    • 【英語で】“to or at one’s place of residence”

    • 【日本語で】「家や自宅へ(に)行くこと」「家にいる状態」を表す副詞です。たとえば “go home” は「家に帰る」を意味します。本来 “to” は不要で、 “go to home” とは言いません。日常会話で頻繁に使われる基本的な単語ですが、名詞や形容詞としても使われるため、文脈による意味の違いに注意しましょう。


  • 活用形: 副詞なので変化形はありません。ただし、動詞としての “home” は “homing” (現在分詞) などの形があります。


  • 他の品詞例:


    1. 名詞: “home” … 「家」「自宅」


      • 例: “This is my home.” (ここが私の家です)


    2. 形容詞: “home” … 「故郷の」「本拠地の」


      • 例: “the home team” (ホームチーム)


    3. 動詞: “to home in on ~” … 「~に的を絞る」「~に向かって進む」


      • 例: “The missile homed in on the target.” (ミサイルは標的に向かって進んだ)



  • CEFRレベル: A2(初級)


    • 「home」という語自体はA1レベル(超初心者)から学ぶことが多い単語ですが、副詞の用法をきちんと理解するのはA2(初級)レベルを想定しています。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「home」は短い単語で、接頭語や接尾語を特に含まない語源由来の単語です。

  • 語源上、古英語 “hām” にさかのぼり、「住む場所」「居住地」を意味しました。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. go home(家に帰る)

  2. come home(家に戻る)

  3. head home(家へ向かう)

  4. get home(家に着く)

  5. drive home(車で家に帰る)

  6. walk home(歩いて家に帰る)

  7. return home(家に戻る)

  8. arrive home(家に到着する)

  9. fly home(飛行機で家に帰る)

  10. bring someone home(誰かを家に連れてくる)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 古英語 “hām” → 中英語 “home” が由来。主に「住む場所」を表してきました。

  • ニュアンス: “home” は「落ち着く場所」「安心して戻れる場所」という感情的な響きを持つことも多いです。副詞としては「家に(帰る・いる)」というシンプルな意味ですが、「心の拠り所」というポジティブなイメージを伴う場合もあります。

  • 使用上の注意:


    • 主に口語・日常会話で頻繁に使用。書き言葉でも問題なく使えます。

    • カジュアルからフォーマルまで広く使えます。

    • 副詞としては後ろに “to” や “at” を原則つけない点に要注意です。



4. 文法的な特徴と構文


  • 副詞 home のポイント


    • 通常「場所を表す副詞」として、「家へ」「家に」の意味を持ち、前置詞を伴いません。

    • 例: “I want to go home.” (私は家に帰りたい)

    • 誤: ~“I want to go to home.”~


  • 一般的な構文・イディオム


    • “go home”「家に帰る」

    • “head home”「家へ向かう」

    • “be home”「家にいる」

    • “make oneself at home”「くつろぐ」(イディオム的表現)

    • “bring something home to someone”「(ある事実や問題を)誰かに痛感させる」(やや文語・慣用句)


  • 可算/不可算など: 副詞のため可算・不可算の区別はありません。


  • 他動詞/自動詞の区別:


    • “home” を動詞用法で使う場合は、多くが自動詞(“The missile homed in on the target.”)か自動詞的に使われます。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I’m tired. I just want to go home and rest.”


    • (疲れたよ。とにかく家に帰って休みたい。)


  2. “He walked home in the rain without an umbrella.”


    • (彼は傘なしで雨の中を歩いて家に帰った。)


  3. “When I got home, I realized I had forgotten my keys.”


    • (家に着いたとき、鍵を忘れたことに気づいた。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “I’ll finish up this report and then head home.”


    • (このレポートを終わらせたら家に帰ります。)


  2. “She usually drives home after late meetings.”


    • (彼女は遅くまで会議があるときは車で家に帰ることが多いです。)


  3. “Make sure to call the client before you go home.”


    • (家に帰る前に必ずクライアントに電話してください。)


(3) 学術的な/フォーマルな文脈での例文


  1. “After collecting data all day, the researcher returned home to organize the findings.”


    • (一日中データを収集した後、その研究者は自宅に戻り、調査結果を整理しました。)


  2. “Many students commute from university to their family homes every weekend.”


    • (多くの学生は毎週末、大学から実家へ通っています。)


  3. “The survey indicates that most participants prefer working from home due to flexibility.”


    • (その調査によると、多くの参加者は柔軟性のため在宅勤務を好むとのことです。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (副詞としての意味が近いもの)


    • “homeward(s)”(家・故郷に向かって)

    • 通常 “homeward” は形容詞や副詞として「家の方へ」「帰路の」という意味。やや文語的・フォーマルな響き。

    • “back”(元の場所へ戻る様子)

    • 「家」だけでなく「もとの場所に戻る」全般に使えるため、home ほど限定的ではない。


  • 反意語の例


    • “away”(離れた場所へ)

    • “away from home” で「家から離れている」となる。


  • 違いのポイント


    • “home” は「(自分の)家・自宅」に限定される。

    • “back” は「戻る」という動作そのものを重視しており、必ずしも「家」ではない。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA:


    • イギリス英語: /həʊm/

    • アメリカ英語: /hoʊm/


  • アクセント: 単音節のため、特別なアクセントの位置はないですが、[hóʊm](アメリカ英語)と軽く伸ばす感じが特徴です。

  • よくある発音ミス:


    • /hʌm/(「ハム」)のように母音を短くしてしまう。

    • 母音を曖昧にしすぎて /həm/ にならないよう注意。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “home” の ‘o’ を抜かして “hme” にしてしまうなどが稀にあります。

  • 前置詞の誤用: 副詞として使う際は “to” をつけない


    • 誤: “go to home”

    • 正: “go home”


  • 同音異義語との混同: “home” に同音異義語はありませんが “hone” (磨く) とスペリングが少し似ているため混同しないように。

  • 試験対策: TOEICや英検などでは「go home」と前置詞が不要である点が出題されることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: “home” は「ハート(心)」がある場所、と覚えると「自分の拠り所・落ち着く場所」というニュアンスがイメージしやすいです。

  • スペリングのポイント: “ho-” と “-me” が一緒にある。”hoe” (くわ) と間違えやすいので注意。

  • 覚え方のコツ:


    • “go home” はセットで覚える。

    • 前置詞が不要というルールを体感するため、口に出して練習しましょう。

    • “home” に「自分の居場所」という大事なイメージを重ねると印象に残りやすい。



以上が、副詞 “home” の詳細な解説です。日常生活で非常によく使われる単語なので、慣用表現や文法上の注意点をしっかり押さえ、自然に使えるように練習してみてください。

意味のイメージ
home

英和選択問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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