元となった辞書の項目
dressed
解説
1. 基本情報と概要
単語: dressed
品詞: 形容詞 (過去分詞形にも由来)
意味(英語): wearing clothes; having put on certain types of clothing
意味(日本語): 「服を着ている、(特定の装いで)着飾った」状態を表します。
「服をちゃんと着ている」「おめかししている」といったニュアンスで、外出やパーティ、特別な場面だけでなく、日常的にも使われる単語です。
活用形:
- 原形: dress (動詞)
- 過去形: dressed (動詞)
- 過去分詞形: dressed (動詞)
- 形容詞形: dressed
- 他の品詞例:
- dress (名詞: 「ドレス、衣服」)
- dressing (動名詞や名詞: 「ドレッシング、服を着せること」 など)
- dress (名詞: 「ドレス、衣服」)
CEFRレベルの目安: B1(中級)
- 日常会話や文章の中で頻繁に登場し、形容詞としても比較的分かりやすく使われるレベルです。
2. 語構成と詳細な意味
接頭語・接尾語・語幹
- dress(語幹): 「服を着る」「装備させる」という意味の動詞、および「衣服」を指す名詞。
- -ed(接尾語): 過去形・過去分詞形を表す語尾。「すでに服を着た・装いを整えた」状態を表す。
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- well-dressed : 上品に服を着た
- casually dressed : カジュアルな装いで
- formally dressed : 正装をしている
- neatly dressed : きちんとした服装をしている
- fully dressed : 完全に服を着ている
- poorly dressed : だらしない服装をしている
- elegantly dressed : 優雅に着飾った
- smartly dressed : 洗練された服装をしている
- simply dressed : シンプルな服装をしている
- dressed in black : 黒い服を着ている
3. 語源とニュアンス
- 語源: 「dress」は古フランス語の “drecier”(整える、準備する) に由来し、そこから「服を着せる」「身なりを整える」という意味になりました。
ニュアンス:
- 「dressed」は「すでに身なりを整えている状態」を示し、カジュアルな服装からフォーマルな服装まで、その背景次第で多様に使えます。
- 「服を着た」だけでなく、「適切な場に合わせた服装をしている」ことを表す場合が多いです。
- 「dressed」は「すでに身なりを整えている状態」を示し、カジュアルな服装からフォーマルな服装まで、その背景次第で多様に使えます。
使用時の注意点:
- フォーマル・インフォーマルを問わず広く使われる形容詞です。カジュアルな会話でも必需品レベルの単語です。
- フォーマル・インフォーマルを問わず広く使われる形容詞です。カジュアルな会話でも必需品レベルの単語です。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞としての使い方:
- be動詞やgetなどの補助動詞と組み合わせて用いることが多いです。
- 例: “He is well-dressed.” / “She got dressed quickly.”
- be動詞やgetなどの補助動詞と組み合わせて用いることが多いです。
- 文法上のポイント:
- 「dressed」は「dress」(動詞)の過去分詞形から派生した形容詞扱いです。「服装の状態」を説明するため、日本語の「〜している」に近い感じで使います。
一般的な構文やイディオム
- get dressed : 「服を着る」(自動詞的ニュアンス)
- dress up : 「おめかしする、正装する」
- dress down : 「カジュアルな服装をする、または(人を)叱る」(ただし叱る意味は別の派生表現)
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアル)
- “I usually get dressed before having breakfast.”
(ふつうは朝食の前に服を着るんだ。) - “Are you dressed yet? We need to leave now.”
(もう服着た? そろそろ出かけなきゃ。) - “He was still half-dressed when I arrived.”
(私が着いたとき、彼はまだ服を半分しか着ていなかったよ。)
ビジネスシーン (ややフォーマル)
- “All employees are expected to be appropriately dressed.”
(すべての従業員は適切な服装をしていることが求められます。) - “She arrived fully dressed for the presentation.”
(彼女はプレゼンに向けてきちんとした服装で到着しました。) - “I advise you to come well-dressed for the meeting.”
(ミーティングにはきちんとした服装で来ることをおすすめします。)
学術的/フォーマルな文脈
- “In historical contexts, individuals were often dressed in attire reflecting their social status.”
(歴史的観点では、人々はしばしばその社会的地位を示す装いをしていました。) - “The participants were dressed similarly to ensure uniformity in the study.”
(実験参加者は研究の一貫性を保つため、同じような服装をしていました。) - “The specimens were dressed in protective garments before handling.”
(標本は取り扱い前に保護服を着用していました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- clothed (服を着た、身にまとった)
- 「服を身につけている」という点ではほぼ同義ですが、「dressed」のほうが日常的です。
- 「服を身につけている」という点ではほぼ同義ですが、「dressed」のほうが日常的です。
- garbed (特定の衣服を着た)
- 文章中やフォーマルな文脈で用いられやすい単語で、格式高い響きがあります。
- 文章中やフォーマルな文脈で用いられやすい単語で、格式高い響きがあります。
- attired (正装などある意図をもって服を着た)
- 改まった場や文書表現で使われ、やや硬いニュアンス。
反意語
- undressed (服を脱いだ/未着衣の)
- naked / bare (裸の)
- 「完全に身に何も着ていない」状態。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /drest/
- 音節数: 1音節
- アクセント: 短い単語なので特に強勢を置く箇所は「dress」の母音部分にかかります。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い: ほぼ同じ発音です (両者とも /drest/)。
- よくある発音の間違い: 語尾の “-ed” を /ɪd/ と発音してしまうケース。正しくは “-t” のように短く止める音です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “dressd” のように s を一つ抜かしてしまう。
- 同音異義語との混同: “dressed” はあまり同音異義語がないため、間違いは少ない方です。
- 試験対策: TOEIC・英検作文やリスニングで “well-dressed,” “formally dressed” のように表現力を高める言い回しとして出題される可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「dress」という“服を着る”イメージに “-ed” がついて、「すでに服を身につけている状態」という流れを思い浮かべると覚えやすいです。
- 日常動作として “get dressed” という表現をセットで覚えると、自然に使いこなせるようになります。
- スペリングは “ed” の形を忘れがちなので、「ドレス(dress) → (を) 着る → “dressed”」と変化するストーリーでイメージしやすくしておくと良いでしょう。
以上が、形容詞 “dressed” の詳しい解説です。服を着た状態や、特定の装いをしている状況を幅広く表す重要な単語なので、日常会話やビジネスシーンでぜひ使ってみてください。
意味のイメージ
意味(1)
着飾った / 装飾された