最終更新日:2025/12/07
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元となった辞書の項目

attack

動詞

…'を'襲う,攻撃する;(ゲームで)…'を'攻める / (演説・文書などで)…'を'非難する,攻撃する / 〈病気・不運などが〉…'を'襲う,冒す / 〈仕事など〉‘に'勢いよく取りかかる,着手する / 攻撃をする /

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解説

1. 基本情報と概要

単語: attack

品詞: 動詞 (他動詞・自動詞) / 名詞としても用いられる

意味(英語・日本語)


  • 英語: to take aggressive action against someone or something, often by using force or strong criticism

  • 日本語: 誰かや何かに対して攻撃を加えること(暴力的・物理的な場合もあれば、言葉・批判など精神的な場合も含む)

「attack」は「攻撃する」「襲う」という、直接的あるいは比喩的に攻めるニュアンスの単語です。敵や問題に立ち向かう動作・行為に使われます。

活用形


  • 現在形: attack

  • 過去形: attacked

  • 過去分詞形: attacked

  • 現在分詞形: attacking

他の品詞形


  • 名詞 (an attack): 攻撃

  • 形容詞 (attacking など): 攻撃的な(形容詞として使われることは多くありませんが、稀にサッカーなどスポーツ用語で「attacking player」のように使われます)

CEFRレベルの目安


  • B1(中級)


    • 日常会話やニュースでもよく見かける単語であり、基本的な使われ方を理解するには中級レベルほどの英語力があると望ましいです。



2. 語構成と詳細な意味

接頭語・接尾語・語幹


  • 接頭語: なし

  • 語幹: “attack”

  • 接尾語: なし

「attack」はラテン語やフランス語に起源を持ち、明確な接頭語・接尾語で分解できませんが、関連語として「counterattack(反撃する)」などが存在します。

関連語や派生語


  • counterattack (動詞/名詞): 反撃(する)

  • attacker (名詞): 攻撃者

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. launch an attack → 攻撃を開始する

  2. come under attack → 攻撃を受ける

  3. vicious attack → 悪意のある(激しい)攻撃

  4. physical attack → 物理的な攻撃

  5. verbal attack → 言葉による攻撃

  6. terrorist attack → テロ攻撃

  7. frontal attack → 正面攻撃

  8. sustained attack → 長期間にわたる攻撃

  9. surprise attack → 奇襲

  10. cyber attack → サイバー攻撃


3. 語源とニュアンス

語源


  • 語源: 中世フランス語 “ataquer” から英語へ。さらにラテン語 “taccāre” (触れる) から派生したとも言われています。最初から「敵に掴みかかる・触れる」という意味合いを含んでおり、物理的・精神的に誰かを攻撃する際に使われてきました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 「attack」は直接的・暴力的なイメージが強い一方、批判や非難に対しても使われます。

  • カジュアルな文脈からフォーマルな文脈まで幅広く使用可能ですが、内容が激しい印象を与えることもあるため、使用するときは度合いや場面に注意が必要です。

  • 文章・スピーチなどのフォーマルなシーンでも「attack one's argument」のように使われることがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 他動詞としての使い方


    • “(someone) attacks (someone/something)” の形で目的語をとる。

      例: “She attacked her opponent.”


  2. 自動詞としての使い方


    • 目的語を直接とらず、動作そのものを表す。

      例: “When threatened, the dog attacks.”


  3. イディオム・構文例


    • attack a problem → 問題に取り組む

    • under attack → 攻撃を受けている

    • launch an attack on (someone/something) → (〜に対して)攻撃を開始する


フォーマル/カジュアル


  • フォーマル: “launch an attack”, “be under attack” などはレポートや新聞記事でも使われます。

  • カジュアル: 日常会話やSNSでも方向性を問わず「相手を攻撃する」ニュアンスで広く使われます。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “Don’t attack me just because I disagree with you.”

    →「私が反対意見だからといって攻撃しないでよ。」


  2. “The cat suddenly attacked the mouse.”

    →「そのネコは突然ネズミを襲った。」


  3. “He felt attacked by her harsh words.”

    →「彼は彼女の厳しい言葉に攻撃されたように感じた。」


ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “We need a strategy before we launch any major attack on the competitor’s market.”

    →「競合の市場に大きく攻め込む前に、我々には戦略が必要です。」


  2. “Our company’s new ad campaign was attacked by the media for being misleading.”

    →「私たちの会社の新しい広告キャンペーンは、誤解を招くとしてメディアから批判を受けました。」


  3. “They came under attack from the press after the product recall.”

    →「製品のリコール後、彼らは報道陣から攻撃を受けました。」


学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “The researchers attacked the long-standing theory with convincing evidence.”

    →「研究者たちは、従来の理論に対して説得力のある証拠をもって反証した(攻撃した)。」


  2. “Critics attacked his new hypothesis, calling it unsubstantiated.”

    →「批評家たちは彼の新しい仮説を、根拠がないとして批判した。」


  3. “An attack on the fundamental principles of physics requires substantial proof.”

    →「物理学の基本原理への攻撃には、相当な証拠が必要だ。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. assault (襲撃する/激しく攻撃する)


    • より物理的で暴力的なニュアンスが強い。法的文脈でも多用される。


  2. charge (突撃する/攻め込む)


    • 特に軍事的・スポーツ的に「突撃する」ニュアンス。


  3. criticize (批判する)


    • 物理的な攻撃というより、言葉・立場で相手を攻めるニュアンスが強い。


  4. strike (打撃を与える)


    • 「打つ」「攻撃する」意味が中心で、比喩的に使われることもある。


反意語


  • defend (守る/防御する)


    • 「攻撃」に対して「守る」「防御する」という正反対の意味で用いられる。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • アメリカ英語: /əˈtæk/

    • イギリス英語: /əˈtæk/


  • アクセント: 第2音節「-tack」にアクセントが置かれます(/əˈtæk/)。


  • 発音のポイント: 母音は弱い “ə” (シュワー) で始まるため、日本語のアで始めると強くなりすぎることがあります。


  • アメリカ英語とイギリス英語の発音はほぼ同じですが、アメリカ英語の方が “t” がやや強くはっきりと発音されがちです。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: 「attck」などのつづりを落とす間違いが多いので注意してください。

  2. 同音異義語: とくに “attic” (屋根裏) などとは発音が異なるため間違えないように。

  3. TOEIC・英検などでの出題傾向:


    • 攻撃・批判記事などを読解する際のキーワードとして出題されることがある。

    • ビジネス上での市場攻撃・競合に対する戦略など、経営英語での使われ方も出る。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「アタックNo.1」などのスポーツ用語として「攻める」イメージで覚えるとよいでしょう。

  • スペリングは「att + ack」。最初の “t” を忘れがちなので、「アタックはtが2つ」のリズムで覚えると間違いにくいです。

  • 英会話で「相手を攻撃するように感じさせないためには?」を意識し、自分の意見を言うときは “I’m not trying to attack you, but…” のように断りを入れることもコミュニケーション上役に立ちます。


以上が動詞「attack」の詳細な解説です。攻撃や批判を表す際に便利な単語ですが、強い印象を与えやすいので、文脈に応じて使い分けましょう。

意味のイメージ
attack
意味(1)

…'を'襲う,攻撃する;(ゲームで)…'を'攻める

意味(2)

(演説・文書などで)…'を'非難する,攻撃する

意味(3)

〈病気・不運などが〉…'を'襲う,冒す

意味(4)

〈仕事など〉‘に'勢いよく取りかかる,着手する

意味(5)

攻撃をする

英和選択問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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