pay
1. 基本情報と概要
単語: pay
品詞: 名詞 (主に不可算名詞として扱われます)
CEFRレベルの目安: B1 (中級)
- A1: 超初心者
- A2: 初級
- B1: 中級 ←ここ
- B2: 中上級
- C1: 上級
- C2: 最上級
意味 (英語と日本語)
- 英語: wages, salary, payment (the money you receive for doing a job or service)
- 日本語: 「給与」「賃金」「支払い額」など
「会社から受け取る給料や、サービスに対して支払われる報酬として使われます。主に仕事に対して受け取るお金を指すため、ビジネスシーンでよく出てくる単語です。」
他の品詞との関係
- 動詞 (to pay) ⇒ “支払う”
- 活用: pay - pays - paid - paying
- 活用: pay - pays - paid - paying
- 形容詞 (例: payable) ⇒ “支払うべき” / “支払可能な” など
2. 語構成と詳細な意味
英単語「pay」の綴り自体は短いため、はっきりとした接頭語・語幹・接尾語の区別はありません。ただし、関連語には以下のような派生形があります。
- payment (支払い、支払額)
- repay (返済する)
- prepay (前払いする)
- underpay (十分に支払わない)
- overpay (払いすぎる)
詳細な意味
- 給与 (wages/salary)
- 仕事に対して雇用主などから受け取るお金。
- 仕事に対して雇用主などから受け取るお金。
- 支払い / 報酬 (payment)
- 何かの対価として支払われる金額。
- 何かの対価として支払われる金額。
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- good pay(良い給料)
- poor pay(低い給料)
- hourly pay(時給)
- monthly pay(月給)
- annual pay(年収)
- equal pay(平等な賃金)
- holiday pay(休日手当)
- overtime pay(残業代)
- hazard pay(危険手当)
- pay raise(賃上げ)
3. 語源とニュアンス
- 語源:
- 「pay」は中英語 (Middle English) の「paie」から派生し、さらに古フランス語 (Old French) の「paier(支払う)」に由来します。最終的にはラテン語の「pacare(和解させる、支払う)」にさかのぼります。
- 「pay」は中英語 (Middle English) の「paie」から派生し、さらに古フランス語 (Old French) の「paier(支払う)」に由来します。最終的にはラテン語の「pacare(和解させる、支払う)」にさかのぼります。
- ニュアンス:
- お金のやりとりに関する直接的で日常的なイメージがあります。給与・賃金として使われる時は、ややビジネスや働き方にフォーカスして語られることが多いです。
- お金のやりとりに関する直接的で日常的なイメージがあります。給与・賃金として使われる時は、ややビジネスや働き方にフォーカスして語られることが多いです。
使用時の注意・使われ方
- カジュアル / フォーマル:
- 会話・ビジネス文書どちらでも頻繁に使われる。
- 会話・ビジネス文書どちらでも頻繁に使われる。
- 感情的な響き:
- 「給料が高い/低い」「報酬が良い/悪い」など、待遇への満足・不満を表すときにしばしば使われる。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算・不可算:
- 「pay」は大半のケースで不可算名詞として扱われます (例: My pay is too low.)
- 特定の場合に「a day’s pay」などのように「ある一定期間の支払い」として用いられるときは可算的に扱われることもあります。
- 「pay」は大半のケースで不可算名詞として扱われます (例: My pay is too low.)
- 一般的な構文:
- “(Someone’s) pay is high/low.”
- “He has good pay.”
- “They received a pay increase.”
- “(Someone’s) pay is high/low.”
イディオム例
- pay off (動詞句): 「(借金などを) 完済する、うまくいく」
- ただしこちらは「pay」の動詞用法がベースです。
5. 実例と例文
日常会話での例文 (3つ)
“My pay isn’t great, but I love my coworkers.”
- 「給料はあまり良くないけど、同僚は大好きなんだよね。」
“He’s happy with his new job because the pay is decent.”
- 「給料がそこそこ良いから、彼は今の仕事に満足している。」
“I need to ask my boss about holiday pay details.”
- 「休暇手当の詳細について上司に確認しなきゃ。」
ビジネスシーンでの例文 (3つ)
“We offer competitive pay to attract top talent.”
- 「優秀な人材を引き込むために、競争力のある給与水準を提供しています。」
“Our corporate policy includes regular pay reviews.”
- 「弊社の方針では、定期的な給与見直しを行っています。」
“Please check the pay schedule for next month.”
- 「来月の支給日程を確認してください。」
学術・フォーマルな文脈での例文 (3つ)
“The survey analyzed factors influencing workers’ pay across different industries.”
- 「その調査は、さまざまな業界における従業員の給与に影響を与える要因を分析しました。」
“Government regulations prohibit gender discrimination in pay.”
- 「政府の規制では、給与における性差別を禁止しています。」
“Pay disparities often reflect systemic issues within an organization.”
- 「給与格差はしばしば組織内の構造的な問題を反映します。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- salary (給料)
- 月給や年俸など、定期的に支払われる収入を指すことが多い。
- 月給や年俸など、定期的に支払われる収入を指すことが多い。
- wage(s) (賃金)
- 時給や日給など、時間・日ベースで支払われる収入。
- 時給や日給など、時間・日ベースで支払われる収入。
- compensation (報酬)
- ビジネスでは給与やボーナス、福利厚生などすべてを含めた総合的な報酬を指す。
- ビジネスでは給与やボーナス、福利厚生などすべてを含めた総合的な報酬を指す。
- remuneration (報酬)
- フォーマルで少し硬い言い方。給与以外も含めた総報酬の意味合い。
反意語 (Antonyms)
- 「給与」や「支払い」に対する直接の反意語はありませんが、語感として「unpaid(無給の)」は「支払われない」という意味で対比になります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /peɪ/
- アクセント: 「ぺイ」の部分に強勢がきます。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い: どちらもほぼ同じ /peɪ/ で発音されます。
- よくある間違い: 「ペ」ではなく、母音 /eɪ/ をはっきり引っ張って「ペイ」と伸ばすように発音します。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「pay」を「pai」や「pey」と書いてしまう。
- 同音異義語との混同: 同音異義語としては特に見当たりませんが、「pai」と誤記するとまったく別の意味になります。
- 動詞と名詞の用法の混同: “I will pay the bill.”(動詞)と “My pay is low.”(名詞)の使い分けに注意。
- TOEIC・英検などの出題:
- ビジネス文脈で「給与」「報酬」「支払い」表現に関する問題で頻出。
- “pay raise”, “pay cut” など、熟語的に問われることも。
- ビジネス文脈で「給与」「報酬」「支払い」表現に関する問題で頻出。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「pay」は「ペイする」という外来語表現でも日本語に取り込まれているので、覚えやすい単語です。
- 給与のイメージだけでなく「支払われるもの全般」を表すと考えると理解しやすいです。
- 動詞 “to pay (支払う)” から派生し、その対価・報酬が名詞 “pay” になる、とイメージすると区別しやすくなります。