元となった辞書の項目
cute
解説
以下では、英単語 “cute” について、できるだけ詳細に解説します。
1. 基本情報と概要
単語: cute
品詞: 形容詞(adjective)
意味(英語)
• Attractive in a pretty or endearing way.
(可愛らしい、魅力的で愛嬌がある、愛らしい)
意味(日本語)
• 「可愛い」「愛らしい」という意味を表します。小さくて魅力的なものや、子ども・動物などを褒めたりする場面でよく使われます。親しい場面からフォーマルなやり取りでも柔らかいニュアンスで使える単語です。
活用形
• 原級: cute
• 比較級: cuter (「より可愛い」)
• 最上級: cutest (「一番可愛い」)
他の品詞形
• 名詞形: cuteness(可愛さ・愛らしさ)
• 副詞形: cutely(可愛らしく)
CEFRレベルの目安
• A2(初級)
身近なことを簡単な英語で話せるレベルであれば理解できる単語です。「可愛い」という感情を日常会話で表す際によく使われます。
2. 語構成と詳細な意味
“cute” は本来、“acute” の短縮形に由来すると言われています。
- 接頭語(prefix): 特になし
- 接尾語(suffix): 特になし
- 語幹(stem): “cute” (ただし、語源としては “acute” 由来)
コロケーションと関連フレーズ(10例)
- cute baby(可愛い赤ちゃん)
- cute kitten(可愛い子猫)
- cute smile(可愛い笑顔)
- cute outfit(可愛い服装)
- cute couple(可愛いカップル)
- a cute idea(面白くて可愛いアイデア)
- look cute(可愛く見える)
- sound cute((声や話し方が)可愛らしく聞こえる)
- incredibly cute(信じられないほど可愛い)
- too cute to resist(可愛すぎて我慢できない)
3. 語源とニュアンス
- 語源: “cute” はもともと “acute”(鋭い、賢い)の短縮形と言われています。18世紀頃には「賢い」や「器用な」という意味で使われることもありましたが、徐々に「可愛い」に変化していきました。
- ニュアンス・使用時の注意: 一般的には「子どもや動物、小さくて愛らしいもの」に対して使うことが多いですが、若者の間ではカジュアルに「(人に対して)可愛い・魅力的だね」のように使われることもよくあります。口語的ですので、文章でもカジュアルから少し砕けたフォーマルの間くらいまでは幅広く使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞: 「(主語) + be動詞 + cute」の形で使われることが多いです。
例: “The puppy is cute.”(その子犬は可愛い) - 比較形(cuter) と最上級(cutest): “She is cuter than her sister.”(彼女は姉より可愛い)
- 表現の硬さ: カジュアルなシーンでよく使われますが、そこまでくだけすぎてはいないので、友人との会話や軽めのビジネスコミュニケーションでも使える場合があります。
5. 実例と例文
日常会話の例文(3例)
- “Your new haircut is so cute!”
(あなたの新しい髪型、とっても可愛いね!) - “That dog is cute; I want to pet it.”
(あの犬、可愛いね。撫でたいな。) - “Wow, these stickers are really cute!”
(わあ、このステッカー、すごく可愛い!)
ビジネスでの例文(3例)
- “The design of your product is quite cute and user-friendly.”
(御社の製品のデザインはとても可愛らしく、使いやすいですね。) - “This marketing campaign has a cute theme that appeals to younger customers.”
(このマーケティングキャンペーンは可愛いテーマで、若い顧客にアピールします。) - “I think a cute mascot could help us connect with our audience.”
(可愛いマスコットを使えば、顧客とのつながりが強まると思いますよ。)
学術的な文脈(3例)
- “While the term ‘cute’ in consumer research often relates to small and rounded design elements, it also involves emotional engagement.”
(消費者調査において「可愛い」という用語は、小さく丸みを帯びたデザイン要素に関係するだけでなく、感情的な関わりも伴います。) - “Researchers sometimes analyze the psychological impact of ‘cute’ imagery on human behavior.”
(研究者たちはしばしば「可愛い」イメージが人間の行動に与える心理的影響を分析します。) - “Brands often utilize ‘cute’ branding strategies to evoke positive emotions.”
(ブランドはしばしば「可愛い」ブランディング戦略を用いて肯定的な感情を呼び起こします。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- adorable(愛らしい)
- “adorable” は「とても可愛らしくて愛おしい」というニュアンスが強く、赤ちゃんや小動物など見て思わず抱きしめたくなるような可愛さに対して使われます。
- “adorable” は「とても可愛らしくて愛おしい」というニュアンスが強く、赤ちゃんや小動物など見て思わず抱きしめたくなるような可愛さに対して使われます。
- pretty(可愛い、きれいな)
- “cute” よりは見た目の美しさや綺麗さが強調されることが多く、また人物に対してもよく使われます。
- “cute” よりは見た目の美しさや綺麗さが強調されることが多く、また人物に対してもよく使われます。
- lovely(素敵な、可愛らしい)
- “lovely” は「愛すべき、素敵な」というニュアンスで、形容範囲が広く、見た目だけでなく性格や雰囲気にも使います。
反意語
- ugly(醜い)
- unattractive(魅力的でない)
“cute” とは真逆に、見た目・雰囲気に対して否定的なニュアンスを持つ言葉です。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /kjuːt/
- アクセント: 1音節なので頭に強勢があります(“Q”の音に力が入ります)。
- アメリカ英語とイギリス英語: 両者とも /kjuːt/ で違いはあまりありません。アメリカ英語でも [kju:t] と発音されることが多いです。
- よくある発音の間違い: /kuːt/ と “k” の後に “y” の音を入れずに発音してしまうこと。しっかり /kjuːt/ と “kyu” の音で発音しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “cut” と間違えて “e” を書き忘れるミスが多いです。
- “acute” との混同: “acute” は「鋭い、深刻な」などの別の意味を持ちますので注意してください。
- 試験対策: TOEIC 等では、日常会話の応答や短いビジネス文章中に「可愛い様子」、「印象を述べる」文脈で出題されることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「キュート」というカタカナ表記で日本語にも定着しています。スペルは “cut + e” と覚えるとミスが減ります。
- 動物や赤ちゃんの写真を見たりするたびに “cute” を心の中でつぶやく習慣を作ると自然にイメージと結びつき、定着しやすくなります。
以上が “cute” の詳細解説です。特に「小さくて愛らしいものや人」に使われる頻度が高く、日常生活でも様々なシーンで出くわす単語なので、ぜひ感覚的に覚えてください。
意味のイメージ
意味(1)
(小供・物などが)かわいい,気のきいた