coke
1. 基本情報と概要
単語: coke
品詞: 名詞 (noun)
主な意味
Coke (コーラの略称)
- 英語: A (brand name) short form for “Coca-Cola,” also used more generally for cola.
- 日本語: 「コーラ」や「コカ・コーラ」を指す略語です。
- こういう場面で使う: 日常会話などで、飲み物としてコーラを頼むときに「Could I have a Coke?」のように使われます。カジュアルなニュアンスです。
- 英語: A (brand name) short form for “Coca-Cola,” also used more generally for cola.
Coke (コークス)
- 英語: A solid fuel made by heating coal in the absence of air.
- 日本語: 炭素を多く含む固形燃料で、石炭を高温で蒸し焼きして作られたものを指します。
- こういう場面で使う: 主に工業や冶金(製鉄など)に関連する文脈で使われます。少し専門的な響きです。
- 英語: A solid fuel made by heating coal in the absence of air.
Coke (コカインのスラング)
- 英語: Slang for “cocaine.”
- 日本語: 「コカイン」のスラング表現です。
- こういう場面で使う: 非常にカジュアルかつ危険な麻薬に言及するスラングですので、フォーマルな場面では使わないほうが望ましいです。
- 英語: Slang for “cocaine.”
活用形
- 名詞なので基本的に形は変わりません。
- 単数形: coke
- 複数形: cokes (口語で「コーラを2つ」などと言うようなときに用いられる場合があります)
- 単数形: coke
他の品詞例
- 形容詞:coky やコークス用語として使われることはあまり一般的ではありません。
- 動詞化されるケースは極めてまれで、専門分野に限られます(例: “to coke coal” のように「石炭をコークス化する」という意味)。
CEFRレベルの目安
- Coke (コーラ):A2(初級)
- 飲み物として注文するときなどに出てきやすい語です。そこまで難しくありません。
- 飲み物として注文するときなどに出てきやすい語です。そこまで難しくありません。
- Coke (コークス):B2(中上級)
- 工業系の専門用語なので、やや上位レベルです。
- 工業系の専門用語なので、やや上位レベルです。
- Coke (スラング: コカイン):B2 〜 C1(中上級〜上級)
- スラング表現です。学習でカバーする範囲としてはやや上級ですが、映画やドラマなどで耳にすることがあります。
2. 語構成と詳細な意味
接頭語・接尾語・語幹
- 「coke」は短い単語で、明確な接頭語・接尾語には分解できません。
- スラングとしては “coke” が “cocaine” の略称であることが、語構成の一部にあたります。
他の単語との関連性
- cocaine(コカイン):スラング「coke」の元の単語。
- coal(石炭):コークス(coke)は石炭を乾留した産物。
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(例と日本語訳)
- “a can of Coke” → 「缶のコーラ」
- “a bottle of Coke” → 「ボトルのコーラ」
- “Diet Coke” → 「ダイエットコーラ」
- “coke oven” → 「コークス炉」(石炭をコークス化する炉)
- “coke production” → 「コークス生産」
- “Coke machine” → 「コーラの自動販売機」
- “Coke brand” → 「コーラのブランド」
- “Coke habit” (スラング) → 「コカイン依存」
- “Coke industry” → 「(主に製鉄などで使う)コークス産業」
- “two Cokes, please” → 「コーラを2つお願いします」
3. 語源とニュアンス
- coke(コーラ)
- 実際には “Coca-Cola” の商品名からきています。アメリカ南部では「Coke」が炭酸飲料全般を指すこともあります。
- 実際には “Coca-Cola” の商品名からきています。アメリカ南部では「Coke」が炭酸飲料全般を指すこともあります。
- coke(コークス)
- 中英語の “colke” や “colc” が語源とされ、石炭の残渣(燃えカス)を指す言葉から派生したといわれます。
- 中英語の “colke” や “colc” が語源とされ、石炭の残渣(燃えカス)を指す言葉から派生したといわれます。
- coke(コカインのスラング)
- “cocaine” を省略して “coke” と呼ぶようになりました。
使用時の注意点・ニュアンス
- スラングとしての “coke” は違法薬物なので、使用には注意が必要です。
- コーラ “Coke” はカジュアルなシーンでよく使われます。ファミレスなどでも普通に聞く表現です。
- コークス “coke” は工業・製鉄分野などでの専門用語になり、文書ではフォーマルに扱われやすいです。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞としては 可算・不可算の両面があります。
- 飲み物の “Coke” は「a Coke / two Cokes」のように可算扱いすることが多い。ただし、液体そのものを指すときは不可算扱いでもOKです。
- コークス(工業燃料)は場合によっては不可算扱いされることもあります。
- コカインのスラングは不可算扱いされることが多いです。
- 飲み物の “Coke” は「a Coke / two Cokes」のように可算扱いすることが多い。ただし、液体そのものを指すときは不可算扱いでもOKです。
- 一般的な構文例:「Could I have a Coke?」「He works in a coke plant.」
イディオム・表現例
- “It’s the real thing.” → コカ・コーラのキャッチフレーズの一つですが、会話でコーラを軽く表すことがあります(やや古い表現)。
- “coke up” → スラングで「コカインを使用する」の意味。あまり使いませんが、俗に聞く可能性あり。
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアル)
“Could I get a Coke with no ice, please?”
(氷なしでコーラをいただけますか?)“I’m craving a cold Coke right now.”
(いま冷たいコーラがどうしても飲みたいな。)“We’ve got Coke in the fridge if you want one.”
(飲みたいなら冷蔵庫にコーラがあるよ。)
ビジネスシーン (会議やオフィス、ただしコーラの話題はカジュアル寄り)
“Let’s stock some Coke and water in the conference room for the meeting.”
(会議のためにコーラと水を会議室に備えておきましょう。)“I’d prefer a Coke over coffee this afternoon.”
(今日は午後、コーヒーよりコーラがいいかな。)“The vending machine only has Coke and tea.”
(自販機はコーラとお茶しかありません。)
学術的・専門的文脈(工業や製鉄など)
“The plant produces coke for steel manufacturing.”
(その工場では製鉄用のコークスを生産しています。)“Coke is obtained from coal by destructive distillation.”
(コークスは、石炭を乾留することで得られます。)“The demand for coke has been rising in the metallurgy sector.”
(冶金部門ではコークスの需要が高まっています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- cola(コーラ)
- 日本語: コーラ全般を指す言葉。商標名ではありません。
- 違い: “Coke” は主に “Coca-Cola” の略称として使われます。
- 日本語: コーラ全般を指す言葉。商標名ではありません。
- soda(ソーダ飲料)
- 日本語: 炭酸飲料の総称。地域によっては「pop」と呼ばれることもあり、Coke より広い意味。
- 日本語: 炭酸飲料の総称。地域によっては「pop」と呼ばれることもあり、Coke より広い意味。
- coca-cola
- 日本語: コカ・コーラ社の商品名。Coke と同じブランドを指すが、正式名称。
反意語
- 飲み物における直接的な反意語は特に存在しませんが、強いて挙げるなら「water(水)」など炭酸のない飲み物が対照的です。
- スラング「coke」に対し、明確な反意語はありません。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /koʊk/
- アクセント: [koʊk] の一音節。
- アメリカ英語 (AmE) とイギリス英語 (BrE) で大きな違いはなく、どちらも /koʊk/ で発音されます。ただし、イギリス英語の方が若干 /kəʊk/ のように「コウク」に近く発音される場合があります。
- よくある発音ミス: “cock” (/kɑk/ または /kɒk/) と混同しないように注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “cook” や “coke” のスペルを混同しないように注意。
- 同音異義語: “coke” と “cloak” は発音が似ているように思える学習者もいますが実際は異なります。
- TOEIC・英検などの出題傾向:
- 飲料の話題で「Coke」が出ることはあり得ますが、注目される単語ではあまりありません。
- 製鉄など専門分野では、読解パッセージ中に “coke” が出てくる可能性はまれにあります。
- 飲料の話題で「Coke」が出ることはあり得ますが、注目される単語ではあまりありません。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「コーラ」=Coke と短いので、日常生活でもレストランなどで「コーク」と言うとそのままイメージしやすいでしょう。
- コークス(工業用)は「石炭を焼いて残った固形燃料」と覚えるとイメージしやすいです。
- コカイン(スラング)としては、あまり日常会話に出てきませんが、ドラマや映画の中で「He’s doing coke.」といったセリフで耳にすることがあります。危険な薬物なので注意深く扱われることが多い、というイメージをもっておくと良いでしょう。
いろいろな文脈で意味が異なる単語ですが、日常的には「Coke = コーラ」として使われることがもっとも多いです。工業やスラングといった専門的な意味もあるので、状況に応じて正しく理解して使い分けてください。
〈U〉《しばしばC-》Coca Colaの略称
《俗》=cocaine