元となった辞書の項目
ribbon
解説
名詞 “ribbon” を徹底解説
1. 基本情報と概要
英語: ribbon
日本語: リボン
意味(英語)
A narrow strip of fabric used primarily for tying or decorative purposes, such as for hair, gifts, or awards.
意味(日本語)
細長い布や素材の帯で、髪を結んだり、贈り物に飾りとして付けたり、表彰の印として使われるものです。華やかな印象を与えたいときに用いられることが多く、「結ぶ」「飾る」というニュアンスを持ちます。
- 品詞: 名詞 (countable noun)
- 活用形: 単数形: ribbon / 複数形: ribbons
- 他の品詞になったとき:
- 形容詞的用法: “ribboned” (例: a ribboned gift box)
- 動詞的用法: 稀ではありますが「~をリボンで飾る・束ねる」として “to ribbon (something)” という形で使われることもあります。
- 形容詞的用法: “ribboned” (例: a ribboned gift box)
CEFRレベルの目安: B1(中級)
日常生活の中で目にする機会は多い単語ですが、文脈によっては装飾や式典など、少し特別なシーンで使用されるため、中級程度に位置付けられます。
2. 語構成と詳細な意味
- 語構成: “ribbon” は明確な接頭辞・接尾辞を含む形ではなく、語幹として “ribbon” がそのまま存在します。
- 派生語や類縁語:
- “ribboned” (形容詞)
- “ribbon-like” (形容詞)
- “to ribbon” (動詞)
- “ribboned” (形容詞)
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- tie a ribbon(リボンを結ぶ)
- a ribbon-cutting ceremony(リボンカットセレモニー)
- blue ribbon(最優秀賞 / 功労賞などを象徴する青いリボン)
- red ribbon campaign(赤いリボンキャンペーン、エイズ啓発などの社会運動で用いられる)
- curl the ribbon(リボンをくるくる巻いてカールさせる)
- silk ribbon(シルク製のリボン)
- gift ribbon(贈り物用のリボン)
- ribbon bow(リボン結び / リボンの飾り結び)
- wrap with a ribbon(リボンで包む・巻く)
- decorative ribbon(装飾用のリボン)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 中英語で “ribban” や “riban”、“ruban” と綴られていた形があり、フランス語由来(古フランス語: ruban)とも言われています。細長い布地や装飾用の帯を指す語として広く使われてきました。
- ニュアンス: 一般にリボンは可愛らしい、華やかな、またはお祝いの場面や特別感を演出するイメージがあります。
- 使用時の注意:
- 場面:カジュアル・フォーマル問わず使えますが、プレゼントや式典など特別感のある文脈でよく登場します。
- 文章か会話か:日常会話でも使われますが、結婚式やイベントの案内文など、ややフォーマルなトーンでも登場します。
- 場面:カジュアル・フォーマル問わず使えますが、プレゼントや式典など特別感のある文脈でよく登場します。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞: 可算名詞 (a ribbon / two ribbons) で扱います。
- 構文例:
- “She tied a ribbon around the box.”
- “The mayor cut the ribbon at the event.”
- “She tied a ribbon around the box.”
- イディオム:
- “cut the ribbon” = 施設のオープンやイベント開始を祝うセレモニーをスタートさせる。
- “blue-ribbon” = 最上級の、最高品質の(形容詞的に使うことがあります: “a blue-ribbon panel” など)。
- “cut the ribbon” = 施設のオープンやイベント開始を祝うセレモニーをスタートさせる。
- 使用シーン: カジュアルにもフォーマルにも使われますが、「cut the ribbon」などの表現はフォーマルな行事のイメージが強いです。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “I need a ribbon to tie my hair today.”
(今日、髪を結ぶのにリボンが欲しいな。) - “Could you help me pick a red ribbon for this gift?”
(このプレゼント用に赤いリボンを選ぶのを手伝ってくれる?) - “She always wears a ribbon in her ponytail.”
(彼女はいつもポニーテールにリボンをつけているね。)
ビジネスシーンでの例文
- “We will have a ribbon-cutting ceremony to celebrate the opening of our new branch.”
(新支店のオープンを祝うリボンカットセレモニーを行います。) - “The marketing team ordered custom ribbons featuring our company logo for the event.”
(マーケティングチームはイベントのために、会社のロゴが入った特注のリボンを注文しました。) - “Please tie a small ribbon on each product for the display.”
(展示用に各商品のパッケージに小さなリボンを結んでください。)
学術的・公的な文脈での例文
- “The university awarded her a blue ribbon for her outstanding research.”
(大学は彼女の優れた研究に対して青いリボン賞を授与した。) - “During the conference, a red ribbon was used to symbolize the global health campaign.”
(会議中、世界的な健康推進キャンペーンを象徴するために赤いリボンが使用された。) - “They studied the cultural significance of ribbon decorations in traditional costumes.”
(彼らは伝統衣装におけるリボン装飾の文化的意義を研究した。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- band(バンド)
- 意味: 細い帯状のものや、一団を指す場合もあり、文脈によっては「リボン」に近い意味で使えるが、より一般的に「帯」を指す場合が多い。
- 意味: 細い帯状のものや、一団を指す場合もあり、文脈によっては「リボン」に近い意味で使えるが、より一般的に「帯」を指す場合が多い。
- strip(ストリップ)
- 意味: 細長い切れ端を意味し、硬い素材にも使いやすい。ribbon よりも装飾性や柔軟性を示唆しない場合が多い。
- 意味: 細長い切れ端を意味し、硬い素材にも使いやすい。ribbon よりも装飾性や柔軟性を示唆しない場合が多い。
- tape(テープ)
- 意味: 接着剤付きのものも多く、装飾より実用的・粘着的な面が強い。
反意語
リボンの「反意語」は直接的に存在しませんが、機能的に「結ぶ・飾る」ことの反対として “unfasten” や “untie” の動詞は考えられます。物体としての真逆を表す言葉は特にありません。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˈrɪb.ən/
- アクセント(ストレス)は最初の音節 “rib” に置かれます。
- アクセント(ストレス)は最初の音節 “rib” に置かれます。
- アメリカ英語 / イギリス英語: 基本的には同じ /ˈrɪb.ən/ の発音です。
- よくある発音の間違い:
- /riˈbɒn/ のように後半を “-bon” と濁らせるケースがあることに注意してください。
- 最初の “r” を巻き舌にしすぎたり、弱めすぎたりしないように気を付けましょう。
- /riˈbɒn/ のように後半を “-bon” と濁らせるケースがあることに注意してください。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “ribon” や “ribon” など、b を1つにしてしまうミス。正しくは “rib-bon” と b が2つ入ります。
- 同音・類似スペル語との混同: とくに大きく似ている単語は少ないですが、書き取りの際には “rubber” や “ribbon” など b の数に注意が必要です。
- 試験対策:
- TOEIC や英検などでは、贈り物や式典に関する文章で登場する可能性があります。
- 表彰関連の “blue ribbon” や、新店舗オープンの “ribbon-cutting ceremony” として出題される場合があります。
- TOEIC や英検などでは、贈り物や式典に関する文章で登場する可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ: 「プレゼントに巻いたり、髪に結んだりする細い帯」= “ribbon” と覚えましょう。
- 覚え方のコツ:
- “rib” + “bon” のように2つにわけて発音やスペリングを意識する。
- “ribbon” を見たときの華やかなイメージ(ギフトや髪飾り)を思い浮かべると記憶に定着しやすいです。
- “rib” + “bon” のように2つにわけて発音やスペリングを意識する。
- ストーリー: 「誕生日プレゼントに巻いてある鮮やかなリボンを想像する」と、日常的によく目にする場面との関連が強くなり、覚えやすくなります。
以上が名詞 “ribbon” の詳細解説です。普段はプレゼントや髪飾り、イベントの飾りに触れるときにぜひ意識してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
(装飾・包装などに用いる)リボン
意味(2)
〈C〉リボン(ひも)状の物,細長い物
意味(3)
《複数形で》細かく裂けた物
意味(4)
〈C〉(勲花の略章・階級などの記章としての)リボン
意味(5)
《複数形で》《古》手綱