最終更新日:2025/10/07
〈U〉〈C〉雨,雨降り,降雨 / 《the rains》(熱帯地方などの)雨期,雨季 / 〈C〉《比喩(ひゆ)的に》《a ~》(…の)雨《+of+名〈複数〉》 /
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元となった辞書の項目
rain
解説
1. 基本情報と概要
単語: rain
品詞: 名詞 (不可算名詞が基本)
意味(英語): water that falls from the sky
意味(日本語): 空から降る水、つまり「雨」のことです。雨が降っているとき、外で濡れてしまうので傘が必要になります。日常会話でも非常によく使われる、とても基本的な単語です。
- 活用形(名詞): 英語では基本的に不可算名詞として扱われますが、特定の地域での雨期や“the rains”のように複数形で使われることもあります。
- 動詞形を含む他の品詞:
- “rain” (動詞):「雨が降る」という意味になります。
- 例: It rains a lot in April. (4月は雨がたくさん降ります)
- “rainy” (形容詞):「雨の」「雨が降っている」という意味になります。
- 例: a rainy day (雨の日)
- “rain” (動詞):「雨が降る」という意味になります。
難易度目安(CEFR): A1(超初心者レベル)
非常に基本的な単語なので、英語の学習を始めたばかりの方でもよく目にします。
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- 「rain」は接頭語や接尾語がつくことはあまり一般的ではありません。語幹としては「rain」という形そのままで使われます。
他の単語との関連性:
- 「rainy」(形容詞)
- 「rainfall」(名詞):「降雨量」
- 「rainstorm」(名詞):「激しい雨、暴風雨」
- 「raindrop」(名詞):「雨粒」
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個):
- heavy rain(激しい雨)
- light rain(小雨)
- acid rain(酸性雨)
- rain shower(にわか雨)
- rain forest(熱帯雨林)
- rain gear(雨具)
- rain check(また別の機会の約束)
- rain cloud(雨雲)
- rain water(雨水)
- a chance of rain(雨の可能性)
3. 語源とニュアンス
語源:
- 古英語 “regn” (または“regnian”という動詞形) に由来し、さらに古いゲルマン祖語 “regna-” が語源とされています。
微妙なニュアンスや感情的な響き:
- 「rain」は日常会話でも非常にシンプルでよく使われる言葉なので、特に感情的なニュアンスは強くありません。ただし、詩的表現や歌詞などに「雨」を使うことも多く、悲しさや切なさを表現することもしばしばあります。
使用時の注意点:
- 口語でも文章でも広く使われる、ごく一般的な単語です。スタイルとしてはカジュアルでもフォーマルでも問題なく使えます。
4. 文法的な特徴と構文
名詞(不可算名詞):
- 基本的には「雨」として不可算名詞扱いです。
- 特定の雨季を指す場合などでは “the rains” と複数形が使われることもあります。
- 例: The rains in India usually come in June. (インドの雨期は通常6月に始まる)
- 基本的には「雨」として不可算名詞扱いです。
関連構文やイディオム:
- “rain cats and dogs” (土砂降りの雨が降る) - 口語でやや古め/慣用的な表現。
- “take a rain check” (遠慮して次の機会にする) - 店のクーポンなどでも使われる表現。
- “come rain or shine” (どんな天候でも、いつでも) - 「雨が降ろうが晴れようが」の意味。
- “rain cats and dogs” (土砂降りの雨が降る) - 口語でやや古め/慣用的な表現。
使用シーン(フォーマル/カジュアル)の特徴:
- 「rain」は天気を表す基本語なので、あらゆる場面で使えます。フォーマル・カジュアルどちらでも問題ありません。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “I love listening to the sound of rain before I sleep.”
(寝る前に雨の音を聞くのが好きです。) - “Don’t forget your umbrella! It might rain later.”
(傘を忘れないでね!後で雨が降るかもしれないよ。) - “Is it going to rain today? The sky looks dark.”
(今日は雨が降るかな?空が暗いよ。)
ビジネスシーンでの例文
- “Due to the heavy rain, our shipment has been delayed.”
(激しい雨のため、出荷が遅れています。) - “We should check the weather forecast in case rain affects our construction schedule.”
(雨が工事のスケジュールに影響しないように、天気予報を確認しましょう。) - “Please take a rain check on that meeting if you can’t make it tomorrow.”
(もし明日来られないなら、そのミーティングはいずれ別の機会にやりましょう。)
学術的な文脈での例文
- “The annual rainfall in this region has decreased due to climate change.”
(気候変動の影響で、この地域の年間降雨量が減少している。) - “Acid rain can have detrimental effects on forest ecosystems.”
(酸性雨は森林生態系に悪影響を及ぼす可能性がある。) - “ Studies show that rain patterns are closely linked to oceanic temperature fluctuations.”
(研究によると、降雨パターンは海洋温度の変動と密接に関係している。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- “drizzle” (こぬか雨・霧雨)
- 「ごく小さな雨粒がしとしと降る」イメージ。
- “shower” (にわか雨)
- 短時間の急な雨のイメージ。
- “downpour” (土砂降り)
- 非常に激しい雨を指す。
反意語:
- “sunshine” (日光)
- “clear sky” (晴天)
これらは天気を表す言葉ですが、どれもニュアンスが異なるので使い分けが必要です。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /reɪn/
- アクセント: 1音節なので特にアクセントの位置を意識する必要はありません。
- アメリカ英語とイギリス英語の発音: 大きな差はなく、どちらも /reɪn/ と発音します。
- よくある発音の間違い: “ran” (/ræn/) と発音してしまうミスがときどきありますので注意しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “r-a-i-n” の順番を変えて “rian” と書いてしまうなどの間違いがあるかもしれません。
- 同音異義語との混同: “reign” (統治する/在位期間) や “rein” (手綱) と同音なので、スペルや意味を間違えないようにしましょう。
- 試験対策のポイント:
- 簡単な単語なのでTOEIC・英検などでも難しい使われ方はあまりありませんが、イディオムやコロケーションとして “rain check” や “rain on one’s parade” などが出てくる場合があるので注意しましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “rain” の “ai” は “day” の “ay” と同じ発音ですので、音とスペリングをセットで覚えると良いでしょう。
- また、「雨」という日常的な光景からイメージしやすい単語なので、実際に外を見て「雨が降っているとき」を思い浮かべながら覚えるのが効果的です。
- 同音異義語との違いをまとめて表にするなどして区別できるようにすると、スペルミス・意味の混乱を防ぐ手助けになります。
以上が、名詞 “rain” の詳細な解説です。雨の日にはぜひこの単語を意識して使ってみてください。
意味のイメージ