最終更新日:2025/10/14

後で,のちほど / (lateの比較級)(定刻・予定時間・他の人(物))より遅れて,遅く

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元となった辞書の項目

later

副詞

後で,のちほど / (lateの比較級)(定刻・予定時間・他の人(物))より遅れて,遅く

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解説

以下では、副詞としての “later” を中心に、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

● 英語: later

● 日本語: あとで / 後に / もっとあとに

● 品詞: 副詞 (adverb)

※ 形容詞 (adjective) として使われる場合もあります(例: “in a later chapter”「より後の章で」など)。

● 意味と概要(日本語でやさしく)

「later」は「今よりあとで」「何かの時点より後で」などのニュアンスで使われます。たとえば、友達との会話で「See you later!(またあとでね!)」と言ったり、何かの予定を延期するときに「I’ll do it later.(後でやります)」と言ったりします。とてもカジュアルでよく使われる表現です。

● 活用形

副詞なので、動詞のように人称や時制で変化することはありませんが、形容詞として使われる場合は “late” (形容詞) の比較級・最上級に当たる “later” (形容詞) / “latest” (形容詞) と区別して考えることがあります。


  • 副詞: later(変化なし)

  • 形容詞: late → later → latest

● CEFRレベル目安: A2(初級)

「later」は非常によく使われる日常的な語彙で、比較的早い段階(初級レベル)で学ぶ単語です。


2. 語構成と詳細な意味

● 語構成


  • late(遅い、遅れた)という形容詞・副詞が元となり、比較級のように -r がついて「later」があります。ただし、副詞としての「later」は、時系列で「後で」を表す単語になります。

● 関連・派生語


  • late (形容詞/副詞): 遅い/遅れて

  • lately (副詞): 最近

  • latest (形容詞): 最も遅い(直近の)/最新の

  • latter (形容詞): 後者

● よく使われるコロケーション(10個)


  1. see you later → 後で会おう

  2. later on → 後になって / 後々

  3. later today → 今日のもっとあとに

  4. talk to you later → 後で話そう

  5. catch you later → また後で(話そう)

  6. later in the evening → 夜のもっとあとに

  7. sometime later → いつか後に

  8. sooner or later → 遅かれ早かれ

  9. much later → ずっとあとで

  10. do it later → 後でやる


3. 語源とニュアンス

● 語源


  • “Late” は古英語「læt」(遅い)に由来します。そこから「later」という形が派生し、「後で」「もっと遅い時刻に」という意味で使われるようになりました。

● ニュアンス・感情的な響き


  • 「later」はきわめてカジュアルな響きがあるため、友人同士の会話やカジュアルな場面で多用されます。ビジネス文書などでは「later」よりも「subsequently」や「afterwards」といった単語が選ばれる場合があります。

  • 「See you later」は挨拶としても非常にカジュアルかつ便利なフレーズです。

● 注意すべき使用場面


  • 口語・日常会話:非常に頻繁に使用。

  • 文章(書き言葉):フォーマルな文書では「subsequently」「afterwards」「at a later date」などに置き換えられることも多いです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 「later」は副詞のため、時を表す「when」を補足する言葉として使われます。文中で動詞や文全体を修飾することが多いです。

    例) “I’ll call you later.”(後で電話するよ)


  • 形容詞として「later」は「あとに来る」「より新しい」などの意味を持ちます。

    例) “In a later version of the document, we corrected the mistakes.”

    (より後のバージョンの文書で、ミスを訂正しました)


  • 「later on」という形の副詞句もよく使われ、「〜のちほど」「後に(なって)」という、ちょっと強調したニュアンスになります。


  • フォーマル/カジュアル:


    • カジュアル: “See you later.”

    • フォーマル: “We will discuss this matter at a later time.”



5. 実例と例文

● 日常会話(カジュアル)例文


  1. “I’m busy right now, can I call you later?”

    (今忙しいから、あとで電話してもいい?)


  2. “Let’s grab dinner later, okay?”

    (あとで夕食を食べに行こうよ。)


  3. “I’ll finish my homework later and watch a movie now.”

    (宿題はあとで済ませて、今は映画を観るよ。)


● ビジネス例文


  1. “I will send you the updated report later today.”

    (今日のもっとあとで、更新したレポートをお送りします。)


  2. “We can schedule a meeting later this week.”

    (今週のもっとあとでミーティングを予定できます。)


  3. “We decided to postpone the launch until a later date.”

    (発売はもっとあとの日付まで延期することに決めました。)


● 学術的/フォーマル文脈例文


  1. “It was found that, later in the study, participants showed increased comprehension.”

    (研究の後の段階で、参加者たちは理解度の向上を示したことがわかりました。)


  2. “Further details will be discussed in a later section of the paper.”

    (さらなる詳細は本論文の後のセクションで議論されます。)


  3. “The concept was refined in later works by the same author.”

    (この概念は、同じ著者によるその後の研究でより洗練されました。)



6. 類義語・反意語と比較

● 類義語


  1. afterwards / アフターワーズ → 「あとで」「後に」。


    • “I’ll go shopping and afterwards, I’ll cook dinner.”

    • 「later」より文書でも口語でも使えるが、やや文語寄り。


  2. subsequently / サブシクエントリー → 「その後(に)」。


    • “Subsequently, we decided to revise our plan.”

    • よりフォーマルな場面で使われる。


  3. eventually / イベントゥアリー → 「最終的に」。


    • “Eventually, we solved the issue.”

    • 時間がかかって最後に、というニュアンスが強い。


● 反意語


  • earlier / アーリアー → 「より早く」「前に」。


    • “I arrived earlier than expected.”

    • 「後で」の反対は「前に/早く」。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈleɪtər/ (アメリカ英語), /ˈleɪtə/ (イギリス英語)

  • アメリカ英語では語尾の /r/ の発音がはっきりします。イギリス英語では[r]が弱めに発音されるか、ほとんど聞こえないこともあります。

  • 強勢は冒頭の “la” の部分に置かれます。

● よくある発音の間違い


  • “レイター” ではなく 「レイタ(r)」というイメージで、「レイター」とあまり引き伸ばしすぎないように注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. “later” と “latter” の混同


    • “latter” は「後者」という意味の形容詞。スペルが異なので要注意です。


  2. “later” と “letter” のスペルミス


    • “letter” は「手紙」「文字」の意味。スペルが似ているので間違えやすいです。


  3. フォーマルな文章での用法


    • くだけた印象になることもあるので、論文やビジネス文書では “subsequently” や “afterwards” を使うのもアリです。


  4. 試験対策


    • TOEICや英検などで “later” と “late” の違いを問う問題が出ることがあります。文脈でしっかり区別しましょう。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「late(遅い)」の比較級 “later” からイメージすると覚えやすいかもしれません。「遅い → もっと遅い → あとで」と連想できます。

  • “See you later”という身近なフレーズを[シー・ユー・レイタ]というリズムで覚えると、自然と頭に残りやすくなります。

  • “later” を含む好きなフレーズ(例: “Talk to you later”, “Later on, …” など)を何度も声に出したり、日常の中で使ったりすると定着が早いです。


以上が、副詞 “later” に関する詳細な解説です。日常生活で非常に頻繁に耳にする言葉なので、ぜひ多用して慣れていってください。

意味のイメージ
later
意味(1)

後で,のちほど

意味(2)

(lateの比較級)(定刻・予定時間・他の人(物))より遅れて,遅く

和英選択問題 / 入門英単語(CEFR-J A1)

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