sixty
〈C〉(数の)60;60の記号(60,LXなど) / 〈U〉60歳 / 《複数扱い》60人,60個 / 《the sixties》(世紀の)60年代;《one's sixties》(年齢の)60代 / 60の,60人の,60個の / 《補語にのみ用いて》60歳の(で)
以下では、英単語「sixty」について、できるだけ詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
● 英単語の意味(英語 / 日本語)
- sixty / ˈsɪksti /: 60という数を表す英単語(基数)。
- 日本語では「60」を意味します。日常生活で数を数えるときに使われる、ごく基本的な数詞です。
「Sixty」は「60」という数字を指し、数を表す日常的な場面で使われます。
たとえば「I’m sixty years old.(私は60歳です)」のように、人の年齢を述べるときなどに用います。
意味合いとしては「数の60を示す」というシンプルなものですが、年齢や数量の表現で頻繁に登場します。
● 品詞
- 基本的には数詞(cardinal number)の扱いです。
- 場合によっては形容詞(例:“sixty people”: 60人)や限定詞(determinative)としても機能します。
● 活用形
- 数詞なので形自体は変化しません(昔の英語での変化形はありません)。
● 他の品詞タンパク例
- 「sixtieth (60th)」: 序数詞(60番目の、60番目)
- 「sixties (複数形)」: 「1960年代」を表すときや「60代」を指すときに使います(例:“He is in his sixties.”:彼は60代です)。
● CEFRレベル
- A1(超初心者レベル)
数字を習う最初期に出てくる単語です。日常生活でも非常に基本的なので、A1レベルと推定されます。
2. 語構成と詳細な意味
● 語構成
- six(「6」を意味する語幹)
- -ty(「~十」を意味する接尾辞である“ty”が付いて、「~十」という数を作る)
● 他の単語との関連性
- six(6)
- sixteen(16)
- twenty(20)、thirty(30)、forty(40)、fifty(50)、seventy(70)など、同じ “-ty” 接尾辞を持つ数詞が存在します。
● よく使われるコロケーション / 関連フレーズ(10個)
- Sixty years old – (60歳)
- Sixty minutes – (60分)
- Sixty dollars – (60ドル)
- Sixty percent – (60パーセント)
- Sixty seconds – (60秒)
- Sixty-day notice – (60日の通知)
- Sixty people – (60人)
- In the sixties – (60年代、または60代)
- Turn sixty – (60歳になる)
- Sixty-mile per hour – (時速60マイル)
3. 語源とニュアンス
● 語源
- 古英語の「sixty」は「sixtig」と呼ばれ、さらにその前のゲルマン祖語に由来するとされています。
- 「six(6)」と「ty」の組み合わせによって「6×10=60」という意味が作られました。
● ニュアンス・使用時の注意点
- 「sixty」は一般的に数字を表すだけの中立的な語で、感情的な響きが特別にあるわけではありません。
- カジュアルからフォーマル、口語から文語まで、数字の「60」を表す必要がある場面で広く使われます。
- ただし「in one’s sixties(誰かが60代であること)」というと若干「年配のイメージ」なども含まれます。
4. 文法的な特徴と構文
名詞フレーズの限定詞として
- “Sixty people attended the meeting.”(60人が会議に参加した)
- このように他の名詞を修飾して数量を示します。
- “Sixty people attended the meeting.”(60人が会議に参加した)
名詞的用法(数そのもの)
- “The number of participants is sixty.”(参加者数は60です)
- この文のように「60という数」を名詞として扱えます。
- “The number of participants is sixty.”(参加者数は60です)
序数詞となる場合(sixtieth)
- “He got the sixtieth place in the competition.”(彼は競技で60位だった)
● フォーマル / カジュアル
- 数を言うだけなので場面を選ばず使われます。フォーマルなビジネス文書でも、日常会話でも同じく用いられます。
● 文法上のポイント
- 数詞なので、可算・不可算などはありません。
- 副詞にも形容詞にもなりませんが「sixties」として「60代」または「1960年代」を表す名詞的用法があります。
5. 実例と例文
5.1 日常会話での例文(3つ)
“I have about sixty pages left to read in this book.”
(この本はあと約60ページ読まないといけません。)“There are sixty cookies in the jar—help yourself!”
(ビンの中にクッキーが60枚あるよ。自由に食べて!)“It’s sixty degrees today, so it’s quite warm.”
(今日は気温が60度(華氏)だから、けっこう暖かいね。)
5.2 ビジネスでの例文(3つ)
“We shipped sixty units of our product to the client on Monday.”
(月曜日に製品を60個、顧客へ出荷しました。)“The contract must be renewed within sixty days.”
(契約は60日以内に更新しなければなりません。)“We have sixty applicants for the new position.”
(新しいポジションに60人の応募者がいます。)
5.3 学術的な文脈での例文(3つ)
“The survey was conducted with a sample size of sixty participants.”
(その調査は60人の参加者を対象に行われました。)“Only sixty specimens remained for further analysis.”
(さらなる解析のために標本は60個しか残されていませんでした。)“Using the data collected, we identified sixty potential variables.”
(収集したデータを用いて、60もの可能性のある変数を特定しました。)
6. 類義語・反意語と比較
- 類義語(数字としての近い意味)
- “fifty” (50), “seventy” (70)
- どちらも「~十」を表す数詞で、同じように数量を示します。
- “fifty” (50), “seventy” (70)
- 反意語(数字を前後で比較する)
- 単純な反意語は存在しませんが、「zero (0)」や「negative numbers (マイナスの数)」は「60とは異なる値」という意味で対比になります。
ニュアンスや使い方の違い
- “fifty”や“seventy”など別のty数詞とは、単に値が異なるため、それぞれ何個かを言い表したい場合に使い分けます。
- “sixty”を使う際、特別なニュアンスはなく、「ちょうど60」をはっきり伝えるという点で混同が起こることは少ないです。
7. 発音とアクセントの特徴
● 発音記号(IPA)
- 英: /ˈsɪk.sti/
- 米: /ˈsɪk.sti/
(英国英語・アメリカ英語どちらも大きな違いはなく、子音の発音で若干の地域差がありますが、強く意識しなくても問題ありません。)
● 強勢(アクセント)の位置
- “SIX-ty”の最初の音節 SIX にアクセントがきます。
● よくある発音の間違い
- 「スィクスティ」ではなく、2音節目の「-ty」をはっきり「ティ」と発音すると良いでしょう。
- “sixteen (16)” と混同しないように注意しましょう。(“-teen”との違いに気をつける)
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “sixoty” “sxity”などと打ち間違えないよう注意。
- 同音異義語との混同: “sixty”と似た音の単語は特にありませんが、“sixteen” (16) とは数字上での混同が起こりやすいです。
- 試験対策: TOEIC・英検などでリスニング中に“sixteen”と聞き分ける問題が出題される可能性があります。
- “six*ty”と“sixteen*”の後半の発音を意識することが大切です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「six + ty」= 6×10という単純な計算イメージで覚えましょう。
- “Six-TEA(ティ)” と語尾をイメージしたり、“-teen”との違いを意識するために「お茶(Tea)= “ty”」のイメージを思い浮かべると良いかもしれません。
- 「シックスティ」とはっきり言う練習をして、“sixteen”との混同を防ぎましょう。
以上が、英単語「sixty」についての詳細となります。
60という数字は、日常会話・ビジネス・学術面のいずれにおいてもよく使われる基本単語なので、発音とスペリングの違いをしっかり覚えておきましょう。
〈C〉(数の)60;60の記号(60,LXなど)
〈U〉60歳
《複数扱い》60人,60個
《the sixties》(世紀の)60年代;《one's sixties》(年齢の)60代
60の,60人の,60個の
《補語にのみ用いて》60歳の(で)