元となった辞書の項目
banana
解説
1. 基本情報と概要
単語: banana
品詞: 名詞 (countable noun)
活用形: 単数形 “banana”、複数形 “bananas”
意味(英語): Banana is a long, curved fruit with a yellow skin and soft sweet flesh inside.
意味(日本語): バナナは、黄色い皮を持ち、中身が柔らかく甘い味のする細長い果物です。
こういう場面で使われる:食材や果物を話題にするときに用いる、とても基本的な単語です。日常会話の中で「朝食によくバナナを食べます」などのように、果物の話題に登場します。
CEFRレベル: A1(超初心者)
→ 身近な果物の名前として、初級段階でよく学習する単語です。
2. 語構成と詳細な意味
- 語構成: bananaには、特別な接頭語・接尾語はありません。1つの固まりとして覚える単語です。
関連語:
- bananas(複数形)
- banana-flavored(形容詞的に「バナナ味の」という表現に使われることがあります)
- bananas(複数形)
よく使われるコロケーション (共起表現) 10選
- banana peel(バナナの皮)
- ripe banana(熟したバナナ)
- banana bread(バナナブレッド)
- banana split(バナナスプリット:アイスクリームを載せたデザート)
- mashed banana(つぶしたバナナ)
- banana plantation(バナナ農園)
- banana skin(バナナの皮:同義だが peel がより一般的)
- overripe banana(熟れすぎたバナナ)
- fresh banana juice(バナナジュース)
- green banana(未熟のバナナ)
- banana peel(バナナの皮)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 「banana」という単語は、西アフリカの言語(諸説あり) に由来し、16世紀ごろポルトガルやスペインの探検家によってヨーロッパに伝えられたと言われます。
- 微妙なニュアンスや注意点:
- くだけた言い方で「go bananas」と言うと、「興奮する」「おかしくなる」というイディオムにもなります。
- 「banana」は食べ物を指すごくシンプルな名詞なので、カジュアルからフォーマルまで幅広く使えますが、通常の文脈は日常会話が中心です。
- くだけた言い方で「go bananas」と言うと、「興奮する」「おかしくなる」というイディオムにもなります。
4. 文法的な特徴と構文
- バナナは可算(数えられる)名詞ですので、“a banana” / “two bananas” のように数を表すことができます。
例:
- “I eat a banana every morning.”(可算名詞として単数扱い)
- “Bananas are my favorite fruit.”(複数形として使う)
- “I eat a banana every morning.”(可算名詞として単数扱い)
イディオム:
- “go bananas” → 「正気を失う」「熱狂する」
- 例: “The crowd went bananas when the singer appeared.”(歌手が登場したとき、観客は熱狂した)
- “go bananas” → 「正気を失う」「熱狂する」
フォーマル/カジュアル:
- 「banana」はフルーツ名としてどの文脈でも使える単語ですが、イディオム “go bananas” はカジュアル寄りです。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “I always have a banana with my breakfast.”
(朝食にいつもバナナを食べます。) - “Could you peel a banana for me?”
(バナナの皮をむいてくれますか?) - “Bananas are on sale today at the supermarket.”
(今日スーパーでバナナがセールになってるよ。)
(2) ビジネスの文脈での例文
- “We are considering importing a large shipment of bananas from Ecuador.”
(エクアドルからバナナの大規模な輸入を検討しています。) - “Customer feedback shows a high demand for organic bananas.”
(顧客の声によると、有機バナナの需要が高いことがわかります。) - “The price of bananas fluctuates due to seasonal factors and shipping costs.”
(バナナの価格は季節要因や輸送費によって変動します。)
(3) 学術的な文脈での例文
- “Bananas contain essential nutrients such as potassium and vitamin B6.”
(バナナはカリウムやビタミンB6のような必須栄養素を含んでいます。) - “Researchers conducted a study on the genetic diversity of banana varieties.”
(研究者たちはバナナの品種の遺伝的多様性に関する調査を行いました。) - “Climate change poses a threat to banana cultivation in certain regions.”
(気候変動は特定の地域でのバナナ栽培に脅威をもたらしています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語:
- “plantain” (プランテン)
- 見た目がバナナに似ていますが、調理して食べることが多く、味や食べ方が違います。
- “plantain” (プランテン)
反意語:
- フルーツ名なので、明確な反意語はありません。強いて言えば、「banana」と対になるような言葉はありませんが、同じく果物でも甘さや形状が全く違う “lemon” や “watermelon” を「対比」として示すのは可能です。
7. 発音とアクセントの特徴
IPA:
- アメリカ英語: /bəˈnænə/ (“バナァナ”のような音)
- イギリス英語: /bəˈnɑːnə/ (“バナーナ”に近い音)
- アメリカ英語: /bəˈnænə/ (“バナァナ”のような音)
アクセントは “-na-” の部分 (2音節目) に置かれます。
よくある発音の間違い: 最後の「ア」の音を強く発音しすぎたり、アクセントを間違えたりして
BA-nana
とならないように注意が必要です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “banana” の n が何回あるか混乱して “bannana” などと書いてしまう間違い。
- 同音異義語との混同: “banana” と同音異義語は基本的にありませんが、「bananas(複数形)」を形容詞的に使い、口語で「頭がおかしい、クレイジー」などの意味にすることがあるので、文脈で注意が必要です。 (“He’s bananas.”)
- 試験対策: TOEICや英検などで直接問われることは少ないですが、身近な単語としてリスニング・スピーキングセクションなどで使われる可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「ba・na・na」と、あえて3つに区切ってつづりを確認すると覚えやすいです。
- 形が細長く、黄色いイメージを強く思い浮かべると、スペルとも結びつけやすくなります。
- “go bananas”という面白いイディオムがあることをあわせて覚えると記憶に残りやすいでしょう。
以上が名詞 “banana” の詳細解説です。日常でも最も身近な果物の1つなので、ぜひ色々な表現とあわせて覚えてみてください。
意味のイメージ
意味(1)
バナナ;バナナの木
意味(2)
《米俗》ドル