最終更新日:2025/07/02

factual proof that helps to establish the truth

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元となった辞書の項目

evidence

IPA(発音記号)
名詞

証拠,証拠物件 / 印,徴侯,形跡(indication)・(証拠をあげて)…‘を'証明する・「in evidence」で「証拠(証人)として」

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彼の主張を裏付ける証拠はありません。

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解説

以下では、英単語「evidence」について、できるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

単語: evidence

品詞: 名詞 (通常は不可算名詞)

英語での意味


  • 「事実や情報の集合で、それが何かを真実だと示すもの」

日本語での意味


  • 「証拠」「根拠」「裏付け」

  • 何かが真実だと示すための証拠となるものを指します。

    「裁判で物的証拠を提示する」といった場面や、「何かを証明するときに情報を集める」といったニュアンスで使われる単語です。

活用形


  • 名詞のため、動詞のような活用(過去形・進行形)はありません。

  • ただし、動詞形として to evidence(~を証明する、示す)という使い方もありますが、日常会話ではあまり使われず、よりフォーマルな文書などで時々見られます。

他の品詞例


  • evident (形容詞): 明白な、はっきりとした

    例: It is evident that he made a mistake. (彼がミスをしたことは明らかだ)

推奨CEFRレベル: B2(中上級)


  • B2: 日常生活に問題なく対応でき、比較的高度な会話や文章も理解できるレベル。特にアカデミックやビジネス文脈で頻繁に登場する単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「evidence」はラテン語の“evidentia”に由来します。


    • 「e-(ex-)」: 「外へ」「はっきりと」

    • 「videre」: 「見る」

    • 「-ence」: 名詞形を表す接尾辞


  • つまり、「見えて分かるようにするもの」というニュアンスが含まれています。

よく使われるコロケーション(10個)


  1. compelling evidence(説得力のある証拠)

  2. gather evidence(証拠を集める)

  3. present evidence(証拠を提示する)

  4. lack of evidence(証拠不足)

  5. conclusive evidence(決定的な証拠)

  6. overwhelming evidence(圧倒的な証拠)

  7. admissible evidence(採用可能な証拠)

  8. hard evidence(確固たる証拠)

  9. weigh the evidence(証拠を検討する)

  10. circumstantial evidence(状況的証拠)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語「evidentia」(明白さ)から派生し、「明確に示す」「実証する」といった意味合いを引き継いでいます。

  • ニュアンス:


    • 「ものごとが真実であると裏付けるための情報」という意味合いを強く含みます。

    • 訴訟や科学的研究など、フォーマルな文脈でよく使われますが、日常的な「証拠」や「根拠」の意味でも使用されます。


使用時の注意点


  • フォーマル/カジュアルのどちらでも使用されますが、特に公的・学術的・ビジネス的な文章で頻出です。

  • 感情的な響きは少なく、客観的なニュアンスを持ちます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 基本的に 不可算名詞


    • “an evidence”や“evidences”は通常使いません。

    • “some evidence”や“a piece of evidence”などが正しい言い方です。


  2. フォーマルな文章やスピーチでよく用いられますが、日常会話でも「証拠」「根拠」の意味で使用します。


  3. 形容詞・動詞を修飾する構文


    • There is (形容詞) evidence that SV…


      • 例: There is strong evidence that he was involved. (彼が関与していたという強い証拠がある)




5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. I need some evidence to believe your story.

    (あなたの話を信じるには何か証拠が必要だよ。)


  2. We don't have enough evidence to accuse him of stealing.

    (彼が盗んだと非難するだけの証拠が十分にない。)


  3. The broken window is evidence that someone tried to break in.

    (割れた窓は誰かが侵入しようとした証拠だ。)


ビジネスシーンでの例文


  1. We must gather more evidence before making a final decision.

    (最終決定を下す前に、もっと証拠を集めなければならない。)


  2. Please present the evidence supporting your proposal at the meeting.

    (ミーティングで、あなたの提案を裏付ける証拠を提示してください。)


  3. Their sales data provides clear evidence of market growth.

    (彼らの販売データは、市場の成長をはっきり示す証拠となる。)


学術的な文脈での例文


  1. There is substantial evidence linking this chemical to environmental damage.

    (この化学物質が環境被害を引き起こす大きな証拠がある。)


  2. The study presents new evidence regarding climate change patterns.

    (その研究は気候変動パターンに関する新たな証拠を提示している。)


  3. Further research is needed to gather conclusive evidence on this topic.

    (このトピックに関して、決定的な証拠を得るためにはさらなる研究が必要である。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. proof(証拠)


    • “proof”は「証明」というニュアンスが強く、数学や論理などでは“proof”が使われることが多いです。

    • “evidence”は、一般的な事実・情報を指すため、まだ確定ではない可能性を含むこともある。


  2. testimony(証言)


    • 法廷などで「証人の証言」を指す場合によく使われる。

    • “evidence”は物的証拠や記録、証言など、より広範囲を含む。


  3. indication(兆候)


    • “indication”は「何かを示す兆候・徴候」の意味で、必ずしも証拠として確実ではないときに使われる。


反意語


  • disproof / refutation(反証)


    • 「証拠を覆すもの」「誤りを立証するもの」という意味。

    • “evidence”の提示を否定する役割として使われます。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(アメリカ英語): /ˈɛv.ɪ.dəns/

  • IPA(イギリス英語): /ˈev.ɪ.dəns/

アクセント


  • 第1音節にアクセントがあります (EV-idence)。

  • アメリカ英語とイギリス英語で大きな違いはありませんが、アメリカでは [ˈɛv.ɪ.dəns] 、イギリスではやや [ˈev.ɪ.dəns] と母音のニュアンスがわずかに異なる程度です。

よくある発音ミス


  • e- が [i] や [ɛ] と曖昧になりやすい。頭の ev- の部分をはっきり発音し、「エヴィダンス」のように捉えると正しくなりやすいです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. 不可算名詞であること


    • an evidenceevidences は間違いです。

    • 必要に応じて a piece of evidencepieces of evidence と表現します。


  2. 同音異義語との混同


    • 「evidence」は代表的な同音異義語はありませんが、スペルが似ている evident(形容詞)や evidently(副詞)などとは混同しやすいので注意。


  3. 試験や資格試験での出題傾向


    • TOEICや英検など、リーディング問題やビジネス文脈での出題でよく見かけます。

    • 内容一致問題や空所補充問題で、不可算名詞として扱う問題が出やすいです。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語源を思い出す: “e-(外へ)”+“videre(見る)”→ 「外から見て明らかなもの」というイメージを持つと覚えやすいです。

  • 動画やビデオ(video)とつなげる: “videre”は「見る」の意味で、視覚に関する単語(video, visual など)と共通のルーツをもつため、直感的に「目で確認できる証拠」と関連付けると記憶しやすくなります。

  • 「位置付け」を常に意識: “evidence”は結論を支える土台となるイメージがあります。レポートやプレゼンなどで資料を示すときに思い出してみましょう。


以上が、英単語 「evidence」 の詳細解説です。

「証拠」「根拠」を示すときに非常に便利な不可算名詞であり、特にビジネスや学術的な場面でよく登場します。ぜひ使い方やコロケーションを意識して、適切に活用してください。

意味のイメージ
evidence
意味(1)

証拠,証拠物件

意味(2)

印,徴侯,形跡(indication)・(証拠をあげて)…‘を'証明する・「in evidence」で「証拠(証人)として」

基礎英単語(NGSL)/ 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

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