最終更新日:2025/07/30

royal male ruler of a country (inherited from family)

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元となった辞書の項目

king

名詞

王,国王 / 王にたとえられる人(物),…王,大立て者 / (カードの)キング / (チェスの)キング,王将

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国王は教会で戴冠式を行った。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: king

品詞: 名詞 (countable noun)

CEFR レベル目安: A2(初級)


  • 日常会話ではよく使われる、比較的基本的な単語です。

意味(英語): A male ruler of a country, who usually inherits his position by birth.

意味(日本語): 国を治める男性の君主のこと。多くの場合は世襲によってその地位を継承します。

「王様」というニュアンスで、童話や歴史物語、会話など幅広い場面で使われる単語です。

活用形


  • 単数: king

  • 複数: kings

  • ※名詞なので、動詞のような時制変化はありません。

他の品詞形


  • 形容詞: kingly(王にふさわしい、王らしい)


    • 例:He carried himself in a kingly manner.


  • 名詞を元にした派生語に kingdom(王国)などがあります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「king」という単語に顕著な接頭語・接尾語はほとんどありません。

  • 派生語として kingdom(king + dom)があり、「王国」を意味します。

関連語・派生語の例


  • kingdom: 王国

  • kingly: 王のような、威厳のある

  • kingless: 王がいない

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. the King of England(イングランド王)

  2. king-sized bed(キングサイズのベッド)

  3. chess king(チェスのキング駒)

  4. king cobra(キングコブラ)

  5. a king among men(人の中の王、極めて優れた人)

  6. king of pop(ポップの王様)

  7. kingpin(中心人物、要)

  8. king me(<チェッカー(ドラフツ)で>キングにして、昇格させて)

  9. the king’s court(王の宮廷)

  10. the king’s speech(王のスピーチ)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語(Old English)の cyning(王)に由来し、古高ドイツ語などの同系言語からも類似語が見られます。ゲルマン語系の言葉とされ、非常に古い歴史をもつ単語です。

ニュアンス


  • 「王様」という響きは権威や伝統を連想させます。

  • 口語でも物語、歴史的文脈、比喩(何かを「王」になぞらえて最上級であることを示す)などで広く使われます。

  • 文章で使う場合は、正式な称号や歴史的表現にもなり、フォーマル感が強まります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞(可算名詞)です。基本的には「1人の王」「2人の王たち」など数えられます。

  • 「the king of ~」という形で「~の王」という表現が最もよく使われます。

  • 接続される形容詞によってニュアンスが変わります。例:a powerful king(強大な王), a just king(公正な王)など。

イディオム/構文の例


  • King of the castle: 「城の王」という童謡・子どもの遊びに由来する表現で、「一番上の立場の人」を表すことがある。

  • King me: チェッカー(ドラフツ)で自分の駒が敵陣まで到達したときに言う表現。


5. 実例と例文

ここでは、日常会話・ビジネス・学術の各場面で自然な英語例文を3つずつ紹介します。

いずれも日本語訳をつけています。

(1) 日常会話


  1. My son loves reading stories about kings and queens before bed.

    (息子は寝る前に王様と女王様の物語を読むのが大好きです。)

  2. That dog acts like he’s the king of the house.

    (あの犬はまるで家の王様のように振る舞います。)

  3. They treated him like a king at that new restaurant.

    (新しいレストランで、彼はまるで王様のような扱いを受けました。)

(2) ビジネス


  1. In the luxury market, quality is king.

    (高級品市場では、品質こそが王道です。)

  2. The new CEO wants to be the king of innovation in the tech industry.

    (新しいCEOは、テック業界でイノベーションの王になりたいと思っています。)

  3. Customer satisfaction is king when it comes to expanding our market share.

    (市場シェアを拡大するには、顧客満足こそ最重要要素です。)

(3) 学術(歴史・文化・社会的文脈)


  1. The king’s coronation was a significant event in medieval Europe.

    (その王の戴冠式は、中世ヨーロッパにおいて重要な出来事でした。)

  2. He wrote his thesis on the power structures of ancient Mesopotamian kings.

    (彼は古代メソポタミアの王たちの権力構造に関する論文を書きました。)

  3. It’s fascinating how the concept of a king has evolved across different civilizations.

    (異なる文明間で「王」という概念がどのように変化してきたかは興味深いです。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. monarch(君主)


    • 王だけでなく、女王も含む君主全般を示します。ややフォーマル。


  2. sovereign(主権者、君主)


    • 一国の最高権力者を指し、より政治的・権限的なニュアンス。


  3. ruler(支配者)


    • 王に限らず、支配的立場の人全般を示す。


  4. potentate(有力者、権力者)


    • かなりフォーマルで古風な響きがあります。


反意語


  • 「王」に対応する直接の反意語はあまりありませんが、地位のない人や普通の民衆を指す commoner(平民)などがよく対比されます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /kɪŋ/


    • アメリカ英語, イギリス英語ともに基本的に同じ発音です。


  • アクセント: 「king」の1音節目(kihng)の「i」の部分にあります。

  • よくある間違い: “k” と “g” の子音が両方とも入るので、日本語話者は「キング」と伸ばしすぎたり、「キン」と最後の子音が弱くなりやすい点に注意してください。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングはシンプルですが、kingkin(血縁)と間違えたりしないように気をつけましょう。

  • 試験や資格試験(TOEIC・英検など)では、比喩表現“X is king.”の形で「~が最重要である」という使われ方が目立ちます。文中に出てきたときに見落とさないようにしてください。

  • 「king’s ~」の所有格など、文法面でも所有格の概念をしっかり理解しておくと混乱を防げます。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「王冠」を思い浮かべると「king」のイメージが強まります。

  • スペルは “k + ing”(進行形の ing の前にkがついたような形)と覚えると見落としにくいです。

  • 「王様=何かのトップ」という連想で、比喩表現としても頻出するので、Something is king で「何かが一番大事」と覚えておくと長く記憶できるでしょう。


以上が、名詞「king」の解説です。童話や歴史、ビジネスの比喩まで幅広く使われ、非常に基本的かつ重要な単語なので、しっかり覚えておきましょう。

意味のイメージ
king
意味(1)

,国王

意味(2)

王にたとえられる人(物),…王,大立て者

意味(3)

(カードの)キング

意味(4)

(チェスの)キング,王将

基礎英単語(NGSL)/ 英英選択問題 / 英定義⇨英単語

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