everything
《単数扱い》 / なんでも,何もかも,万事 / 《補語にのみ用いて》何よりも大切なもの / / Everything is OK now. / もう大丈夫です。 / Is everything OK? / いろいろと大丈夫ですか? / Everything will be OK. / すべてうまくいきますよ。
以下では、英語の代名詞「everything」を、9つの観点から詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
英単語: everything
品詞: 代名詞 (不定代名詞)
意味 (英語): “all things” or “the whole amount”
意味 (日本語): 「すべてのもの」「あらゆるもの」
「everything」は、あらゆるものを一括りに指し示す代名詞です。たとえば「すべて」を強調したいときや、「あらゆるもの」に言及するときに使われます。日常会話でも頻繁に登場し、「何もかも全部」というニュアンスで理解するとよいでしょう。
- CEFR レベル目安: B1(中級)
→ 中級レベルの学習者(日常会話での自在なやり取りができるレベル)にとって必須の単語です。
活用形
代名詞であるため、動詞のような活用形はありませんが、「everything」を主語とする場合、常に三人称単数扱いになります (例: Everything is fine.)。
他の品詞形
「everything」自体は代名詞のみですが、類似の造語として
- every + 単数名詞: (every day, every person など: 「あらゆる」「毎〜」)
という形で、形容詞的に「すべての〜」を表す表現があります。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- every (すべての) + thing (もの)
「あらゆるもの」という意味を直接的に表しています。
関連する派生語や類縁語
- everyone(すべての人)
- everywhere(どこでも)
- everyday(毎日の)
- anything(何か、どれでも)
- something(何か)
- nothing(何も〜ない)
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
everything and anything
- (何から何まで)
everything changes
- (すべては変わる)
everything possible
- (可能な限りすべて)
everything is under control
- (すべてはコントロール下にある)
everything matters
- (すべてが重要だ)
see everything
- (すべてを見る/見渡す)
forget everything
- (すべて忘れる)
do everything (one) can
- (できる限りのことをする)
everything depends on …
- (すべては〜にかかっている)
take everything for granted
- (すべてを当然のこととみなす)
3. 語源とニュアンス
語源
- Old Englishの “ǽfre” (いつでも) と “thing” (もの) に遡る要素があり、形を変えながら現在の “everything” へと定着しました。
ニュアンス・使用時の注意
- 「すべて」と一括して言及するため、非常に強い包括的な響きを持ちます。
- 日常会話だけでなく、ビジネスやフォーマルな文章でも広く使われます。
- カジュアル/フォーマル両方でよく用いられますが、強調のしすぎにならないように注意が必要です。
4. 文法的な特徴と構文
- 三人称単数扱い:
- Everything takes time. (すべては時間がかかる)
- 動詞は単数形の形をとります(is, does, hasなど)。
- Everything takes time. (すべては時間がかかる)
- 否定形や疑問形:
- Is everything okay? (すべて大丈夫?)
- Nothingと混同しないよう注意。
- Is everything okay? (すべて大丈夫?)
- 熟語・イディオム的表現:
- Everything but the kitchen sink. (何から何まで、ほとんど全部) ※ 口語的表現
5. 実例と例文
日常会話(カジュアル)での例文
- “Everything is going well so far.”
- 今のところすべて順調だよ。
- 今のところすべて順調だよ。
- “I’ve packed everything I need for the trip.”
- 旅行に必要なものは全部詰めたよ。
- 旅行に必要なものは全部詰めたよ。
- “You can tell me everything; I’m here to listen.”
- 何でも話していいよ、聞くから。
ビジネスシーンでの例文
- “Everything must be approved by the manager first.”
- すべてマネージャーの承認が必要です。
- すべてマネージャーの承認が必要です。
- “Make sure everything is in order before the meeting.”
- 会議の前にすべてが整っているか確認してください。
- 会議の前にすべてが整っているか確認してください。
- “We need to ensure everything is compliant with the regulations.”
- 規則にすべて準拠しているかを確かめる必要があります。
学術的・フォーマルでの例文
- “It is essential that everything aligns with the research methodology.”
- 研究手法にすべてが合致していることが重要です。
- 研究手法にすべてが合致していることが重要です。
- “Everything is interconnected in this ecological system.”
- この生態系ではすべてが相互に関連しています。
- この生態系ではすべてが相互に関連しています。
- “The theory suggests that everything derives from a single cause.”
- その理論は、すべてが単一の原因から生じていると示唆しています。
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- all(すべて)
- ただし “all” は代名詞・形容詞など、使い方が広いです。
- 例: All of the students passed. (代名詞的用法)
- ただし “all” は代名詞・形容詞など、使い方が広いです。
- the whole lot(全部)
- やや口語的で砕けたニュアンス。
- やや口語的で砕けたニュアンス。
- the entire amount(全量)
- よりフォーマルで数量に焦点がある表現。
反意語
- nothing(何も〜ない)
- 完全に存在や量を否定する表現。「everything」との対比でよく使われます。
- 例: “I have nothing to say.” (何も言うことがない)
- 完全に存在や量を否定する表現。「everything」との対比でよく使われます。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˈɛv.ri.θɪŋ/
- 第1音節 “ev” にアクセントがあります。
- 第1音節 “ev” にアクセントがあります。
- アメリカ英語: [év-rɪ-θɪŋ]
- イギリス英語: [év-rɪ-θɪŋ] (ほぼ同じですが、イギリス英語では “r” の発音がやや弱めになります。)
- よくある間違い: [ev-ry-ting] のように “th” を “t” と発音してしまわないように、「舌を歯の間に軽く挟んで高周波を出す」イメージで /θ/ を発音します。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- 三人称単数扱いを忘れがち
- “Everything are fine.” は誤り。正しくは “Everything is fine.”
- “Everything are fine.” は誤り。正しくは “Everything is fine.”
- 綴りミス
- every + thing を混同し “everyting” のように綴りを間違えるケースが多い。
- every + thing を混同し “everyting” のように綴りを間違えるケースが多い。
- 同音異義語との混乱はあまりないが、anything / something / nothing と文脈を取り違えるミスがある。
- 試験対策 (TOEIC・英検など)
- 三人称単数としての動詞形の選択肢に注意。
- 例: Is everything okay? / Everything looks great. など。
- 三人称単数としての動詞形の選択肢に注意。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「every + thing = すべてのもの」という直感的な結びつき
- 「すべて=全方位」をイメージして、周り360度にあるものを全部指すように考えると覚えやすいでしょう。
- スペリングでは「every」と「thing」がはっきり繋がっている点に注目する。 “g” も含めて“thing”部分をしっかり綴る。
以上が「everything」の詳細解説となります。「everything」は非常に便利で幅広く使える代名詞なので、うまく使いこなすと英語表現の幅が広がります。
Everything is OK now.
もう大丈夫です。
Is everything OK?
いろいろと大丈夫ですか?
Everything will be OK.
すべてうまくいきますよ。
《単数扱い》
なんでも,何もかも,万事
《補語にのみ用いて》何よりも大切なもの