最終更新日:2024/06/12

バスケットボールはバックボードからはね返った。

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The basketball rebounded from the backboard.

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元となった辞書の項目

rebound

(…から)〈物体が〉はね返る《+from+名》 / (自分に)〈したこと[の報]が〉はね返る《on(upon)oneself》 / はね返り

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解説

1. 基本情報と概要

単語: rebound

品詞: 動詞、名詞

意味(英語):


  • (動詞) To bounce back after hitting a surface or after a setback.

  • (名詞) The action of bouncing back or recovering, especially in a physical or emotional context.

意味(日本語):


  • (動詞) 何かに当たったあとで、跳ね返ること。または困難や失敗を乗り越えて立ち直ることを指す。

  • (名詞) 跳ね返りの動作や状態、または心や状況が回復することを指す。

「rebound」は、例えばバスケットボールでボールがバウンドして跳ね返る状況を描写したり、落ち込んだ状態から気持ちや業績を盛り返すニュアンスを表すときに使います。

活用形


  • 動詞: rebound – rebounded – rebounded – rebounding

  • 名詞: a rebound (可算名詞で扱われることが多い)

他の品詞形


  • 派生した形容詞などはありませんが、句動詞的に「on the rebound」(人が失恋後などで心のバランスを崩している状態) という表現があります。

CEFRレベル


  • B2(中上級): スポーツおよび比喩的な表現で幅広く使われるため、少し上級寄りの単語ですが、ニュースや日常会話でもよく耳にします。


2. 語構成と詳細な意味

接頭語: re- 「再び、元に戻る」という意味。

語幹: bound もともと「跳ねる・ジャンプする」という古フランス語由来の動詞 “bondir” に由来。

そのため「再び跳ねる」というコアイメージを持ちます。

派生語や類縁語など


  • bounce: 跳ねる

  • bound: 跳ね上がる、縛るなど複数の意味を持つ単語

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. rebound effect → リバウンド効果

  2. rebound relationship → リバウンドの恋愛(失恋直後の気持ちを埋めるための恋)

  3. rebound in sales → 売上の回復

  4. rebound off the wall → 壁に当たって跳ね返る

  5. on the rebound → 失恋や挫折直後で気持ちが不安定な状態

  6. job market rebound → 雇用市場の回復

  7. immediate rebound → 即時の反発・すぐに盛り返すこと

  8. sharp rebound → 急激な回復・急上昇

  9. rebound from injury → けがからの回復

  10. rebound in stock prices → 株価の反発・回復


3. 語源とニュアンス

語源: 古フランス語の “rebondir” (再び跳ねる) に由来します。

中世英語を経て「跳ね返る」「戻る・回復する」という意味で使われるようになりました。

使用時の注意点とニュアンス


  • スポーツにおいては、物理的に跳ね返る動きを描写します(例: バスケットボールのリバウンド)。

  • 精神的・状況的な文脈では「失敗や挫折から立ち直る」ニュアンスがあります。

  • 恋愛の文脈では「失恋後のリバウンド的な恋愛」=“rebound relationship” として使われることがあります。少しカジュアルな響きです。

  • 文章表現でも会話表現でも幅広く使われますが、ビジネス文書やニュースなどでは「急回復」という意味でフォーマルに使われることもあります。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 動詞として: 自動詞で使われることが一般的です。


    • 例: The ball rebounded off the wall.


  2. 名詞として: 可算名詞。


    • 例: He grabbed the rebound in the basketball game.


イディオム・構文例


  • on the rebound: 「失恋や挫折直後で心が不安定な状態」の意。

    例: He started dating her on the rebound.

フォーマル/カジュアル問わず比較的使いやすい単語ですが、ややスポーツや心理的回復の分野に特化した表現として用いることが多いです。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I just broke up, but I don’t want to date anyone on the rebound.”

    (最近別れたばかりだけど、リバウンド感覚で誰かと付き合うのは避けたい。)

  2. “The basketball hit the backboard and rebounded straight into my hands.”

    (バスケットボールがバックボードに当たって、そのまま僕の手に跳ね返ってきたよ。)

  3. “I felt down after failing the test, but I quickly rebounded once I started studying again.”

    (テストに落ちて落ち込んでいたけど、勉強をまた始めてすぐ立ち直ったよ。)

ビジネスでの例文


  1. “Our stock prices rebounded after the latest product launch.”

    (最新の製品発売後、当社の株価は回復しました。)

  2. “We need to develop a strategy to ensure a strong rebound in sales.”

    (売上を力強く回復させるために戦略を立てる必要があります。)

  3. “The economy is expected to rebound in the next quarter.”

    (次の四半期には経済が回復すると見込まれています。)

学術的な文脈での例文


  1. “The study examines how ecosystems rebound after catastrophic events.”

    (この研究は、大災害後に生態系がどのように回復するかを調査するものです。)

  2. “Her research highlights the rebound effects of certain greenhouse gas reduction policies.”

    (彼女の研究は、温室効果ガス削減政策におけるリバウンド効果に注目しています。)

  3. “We analyzed market data to track the rebound in consumer confidence.”

    (消費者信頼感の回復を追跡するため、市場データを分析しました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. bounce back (バウンス・バック) → 「回復する、跳ね返る」


    • よりカジュアルな口語的表現。


  2. recover (リカバー) → 「回復する」


    • 一般的に健康や経済状況など、あらゆる回復を指す。


  3. ricochet (リコシェ) → 「跳ね飛ぶ、跳弾する」


    • 物体が何かに当たって跳ね返るイメージで、主に物理的。


  4. spring back (スプリング・バック) → 「元に戻る、ばねのように跳ね返る」


    • 日常会話でも軽く使える動詞。


反意語


  • collapse (カラプス) → 「崩壊する、落ち込む」

  • deteriorate (ディテリアレイト) → 「悪化する、低下する」


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(米音): /rɪˈbaʊnd/ または /riːˈbaʊnd/

  • IPA(英音): /rɪˈbaʊnd/(イギリス英語でも同様)

主なストレス(アクセント)は第二音節の “bound” に置かれます (re-BOUND)。

米音・英音ともに大きな差はありませんが、アメリカ英語では [r] がはっきり、イギリス英語だと [r] が柔らかくなる場合があります。

よくあるミスとしては、最初の “re-” の発音を強くしすぎる、または “re” を「リ」ではなく「レ」と発音してしまうなどが挙げられます。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「rebound」を「rebounde」と誤って最後に “e” をつけるなどに注意。

  • 同音異義語との混同: 英語において “rebound” とよく似た発音の単語は少ないですが、 “rebound” と “reborn” を混同しないように気をつけましょう。

  • 試験対策: TOEICや英検でも、株価や経済などの回復を表す語彙問題や長文読解で出題されやすい単語です。「株価が反発した」「経済が回復した」という定番表現として覚えておくと便利です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「re-」=「再び、元に戻る」+「bound」=「バウンド(跳ねる)」という語幹イメージで「また跳ね返る!」と覚えるとわかりやすいです。

  • 実際にビジュアルで、バスケットボールがゴールや壁に当たって跳ね返る様子をイメージするとしっかり記憶に残ります。

  • 「落ち込んでもバスケボールのように跳ね返る!」と考えれば、精神的な立ち直りを表す表現としても感覚的に掴めます。


以上が “rebound” の詳細解説です。スポーツのイメージと「回復・復帰」のイメージを結びつけて学習すると、使い所が自然とわかってくるでしょう。

意味のイメージ
rebound
意味(1)

(…から)〈物体が〉はね返る《+from+

意味(2)

(自分に)〈したこと[の報]が〉はね返る《on(upon)one*self*》

意味(3)

はね返り

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