最終更新日:2024/06/12

彼女は問題解決に対して根本的なアプローチを持っています。

正解を見る

She has a radical approach to solving problems.

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

radical

形容詞

急進的な / 根本的な

このボタンはなに?

彼女は問題解決に対して根本的なアプローチを持っています。

このボタンはなに?
解説

1. 基本情報と概要

単語: radical

品詞: 形容詞(名詞や副詞の用法もあります)

CEFRレベルの目安: B2(中上級)


  • 「radical」は、比較的高度な語彙として扱われることが多いです。ただし「radical」という言葉は社会運動などで目にする機会も増え、日常でも「徹底的」「抜本的」「過激な」といった意味を強調するときに使われます。

意味 (英語 / 日本語)


  • 英語: “radical”


    • 意味合い: fundamental or extreme, going to the root or origin, drastic change


  • 日本語: 「抜本的な」「根本的な」「過激な」「革命的な」


    • 例えば、「radical change」といえば、「徹底的な変化」「根本的な変革」のニュアンスです。斬新で大胆、根本から物事を変えようとするイメージも含まれます。


活用形


  • 形容詞: radical (原形のみで変化なし)

  • 副詞(形容詞由来): radically「抜本的に」「徹底的に」

  • 名詞: radical「急進主義者」「根本原理」「基(もと)」などの意味

他の品詞になった時の例


  • 名詞: a radical (急進的な人、主張などを表す)

    例: He was known as a radical in the political party. (彼は政党の中でも急進主義者として知られていた)

  • 副詞: radically (根本的に、徹底的に)

    例: The policy has changed radically. (政策が根本的に変化した)

2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • radic-(語幹): 「根」(root)を表すラテン語 radix から。

  • -al(形容詞語尾): 「~の性質を持つ」という意味を与える接尾語。

派生語・類縁語


  • radicalism (名詞): 急進主義、過激論

  • radicalize (動詞): ~を急進化させる、過激になる

  • radically (副詞): 根本的に、徹底的に

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. radical change / 根本的な変化

  2. radical reform / 抜本的改革

  3. radical idea / 過激(根本的)な考え

  4. radical concept / 革新的な概念

  5. radical movement / 急進的な運動

  6. radical approach / 抜本的な取り組み

  7. radical viewpoint / 過激(革新的)な見解

  8. radical solution / 徹底的な解決策

  9. radical politics / 急進的な政治思想

  10. radical shift / 大きな転換、激変

3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の “radix” (root: 根) に由来し、「根本に関わる」という意味を持ちます。

  • 歴史的には、政治や社会思想における「急進的な/過激な」という意味合いで使われてきました。

ニュアンスと使用時の注意点


  • 「抜本的」「根本から変える」といった前向きな意味で使われる場合もあれば、「極端だ」「過激すぎる」といった否定的なニュアンスを持ち得ることもあります。

  • カジュアル領域では、特に若者文化などでは「めちゃくちゃすごい」「最高にイカしてる」というポジティブなスラング的用法にもなり得ますが、これは主にアメリカの口語表現で見られる用法です。

  • 学術論文やフォーマルなシーンでは「根本的な」「抜本的な」といった厳密な意味で用いられることが多いです。

4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞 radical は、修飾する名詞の前につけて使用することが一般的です。

    例: radical changes (ラディカルな変化)

  • 名詞として使う場合は可算名詞・不可算名詞両方の用法がありますが、主に「急進的な人」という意味では可算名詞として扱われます。

    例: He is a radical. (彼は急進主義者だ)

  • ビジネスや学術的な文脈ではフォーマル寄りの印象を与えることが多いですが、若者言葉としてのスラング的用法はカジュアルな場面です。

イディオムや構文の例


  • “take a radical stance” (急進的な立場をとる)

  • “propose radical changes” (抜本的な変化を提案する)

5. 実例と例文

日常会話 (3例)


  1. “That new design for the skate park is pretty radical!”


    • 「あのスケートパークの新しいデザイン、めっちゃすごいね!」(カジュアルな称賛)


  2. “I made a radical decision to quit my job and travel.”


    • 「仕事を辞めて旅に出るっていう思い切った決断をしたんだ。」


  3. “She has some radical ideas about how to decorate her room.”


    • 「彼女は部屋の模様替えについて、なかなか斬新なアイデアを持っているよ。」


ビジネス (3例)


  1. “Our company needs a radical change to stay competitive.”


    • 「競争力を維持するためには、当社には抜本的な改革が必要だ。」


  2. “He proposed a radical new marketing strategy.”


    • 「彼は抜本的な新マーケティング戦略を提案した。」


  3. “Implementing such a radical policy may face internal resistance.”


    • 「このような抜本的な方針を導入すると、社内の反発に直面するかもしれない。」


学術的な文脈 (3例)


  1. “The author presents a radical theory that challenges established scientific views.”


    • 「その著者は、既存の科学的見解に異を唱える急進的な理論を提示している。」


  2. “A radical approach to social reform often emerges in times of crisis.”


    • 「社会改革への急進的な取り組みは、しばしば危機の時に登場する。」


  3. “This paper argues for a radical reevaluation of the educational system.”


    • 「この論文は、教育制度の抜本的な再評価を主張している。」


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. fundamental (根本的な)


    • 「最も重要な土台」というニュアンスで、radicalよりややフォーマル。


  2. extreme (極端な)


    • 「度を越した、通常から大きく外れた」という意味合いが強い。


  3. revolutionary (革新的な)


    • 大きく世界を変えるような「革命的な」という意味で、radicalより肯定的に使われることが多い。


反意語


  1. conservative (保守的な)


    • radicalの「急進的」に対し、変革を望まず現状維持を好む意味合い。


  2. moderate (穏健な)


    • 「過激ではなく中庸である」、radicalと対比すると「穏やかな」立場に当たる。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈrædɪkəl/

  • アメリカ英語 (AE): 「ラディカル」のように /ˈrædɪkəl/ と発音し、第一音節 “rad-” に強勢を置きます。

  • イギリス英語 (BE): アメリカ英語とほぼ同じ /ˈrædɪkəl/。

  • よくある発音の間違い: “radical” の “a” を /eɪ/ と長くしてしまうこと。正しくは /æ/ (口を開けて発音する短い「あ」) です。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “radical” と綴るところを “radicle” などと書き間違えてしまう例が時々あります。

  • 意味の取り違え: 「急進的」と「革新的」や「抜本的」のニュアンスの違いを理解すること。文脈によって肯定的にも否定的にも使われます。

  • TOEICや英検などでは、ビジネスや社会問題に関する長文にも出ることがあるため、文脈から正確に意味を捉える練習が必要です。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ラディカル」は「根(radix)」から来ていて、「物事の根本にさかのぼる、根本を変える」とイメージすると覚えやすいです。

  • スペルの頭 “rad-” が「root(根)」と関連する、と連想すると書き取りの覚え間違いを防ぎやすいでしょう。

  • 「徹底的に変える」「根こそぎ変えてしまう」イメージを思い浮かべると、radical のもつエネルギーが伝わります。


以上が形容詞 “radical” の詳細な解説です。社会的・政治的文脈では「急進的」「過激な」という成分が強く、ビジネスシーンや日常会話では「抜本的」「徹底的」「根本的」といったポジティブ・ニュアンスで使われることも多い点を押さえましょう。学習や使い分けの際には文脈や相手に合わせて意味合いをコントロールしてください。

意味のイメージ
radical
意味(1)

(数学の記号で)根(こん)の

彼女は生活様式に根本的な変化をもたらした。

このボタンはなに?
意味(2)

(数学の記号で)根,根号

意味(3)

《しばしばR-》急進的な,過激な

意味(4)

(化学反応で)基(き),根

意味(5)

《しばしばR-》急進堂員,主義者,過激論者

意味(6)

根本的な,基本的な

基礎英単語(NGSL)/ 例文 / 英訳 / フラッシュカード

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★