innovation
名詞 “innovation” を徹底解説
1. 基本情報と概要
単語: innovation
品詞: 名詞 (noun)
意味 (英語): The introduction of something new, such as an idea, method, or device.
意味 (日本語): 新しいアイデアや方法、装置などを導入すること、またはそれによって起こる変革を指します。
「いままでになかった価値を生み出したり、変化を起こしたりする場面で使われます。テクノロジーやビジネスだけでなく、教育や社会全般における新しい取り組みについても『innovation』という言葉を使います。」
活用形
- innovation (単数形)
- innovations (複数形)
他の品詞形
- innovate (動詞): 革新を起こす、新しいことを導入する
- innovative (形容詞): 革新的な、新しい発想に富んだ
- innovator (名詞): 革新者、革新的な考えを持つ人
CEFRレベルの目安: B2 〜 C1
- B2 (中上級): 新しい情報やアイデアに関する議論が可能
- C1 (上級): 抽象的トピックについて深い議論ができる
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 接頭語: なし
- 語幹 (“nov”): “new” を意味するラテン語 “novus” が由来
- 接尾語 (“-ation”): 状態や行為を表す名詞化の接尾語
派生語・類縁語
- innovate: 動詞形 (革新する)
- innovatory / innovative: 形容詞形 (革新的な)
- renovation: 建物やシステムなどを一新(改装)すること (“re-” は “再び”)
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- technological innovation(技術革新)
- disruptive innovation(破壊的イノベーション)
- drive innovation(イノベーションを推進する)
- foster innovation(イノベーションを育む)
- promote innovation(イノベーションを促進する)
- spur innovation(イノベーションを刺激する)
- hamper innovation(イノベーションを妨げる)
- embrace innovation(イノベーションを受け入れる)
- incremental innovation(段階的なイノベーション)
- open innovation(オープン・イノベーション)
3. 語源とニュアンス
語源: ラテン語の “innovare” (新しくする) に由来し、その元となる “novus” は「新しい」を意味します。
歴史的変遷: 16世紀頃から英語でも「刷新、変革」という意味で使われ始めました。近年は特にビジネスやテクノロジー分野で重要キーワードとして用いられています。
ニュアンス:
- 新しいアイデアや方法そのものだけでなく、「それを取り入れることで大きな変化を起こす」という積極的なイメージがある
- 「invention (発明)」よりも社会的・経済的な実装や効果に重点が置かれることが多い
使用時の注意:
- カジュアルからビジネス、アカデミックな文脈まで幅広く使われる
- フォーマルなスピーチやレポートなどでも頻出
4. 文法的な特徴と構文
可算・不可算: 一般的には可算名詞として使われますが、抽象的に「イノベーションの概念」を示す場合は不可算の扱いをする場合もあります。
- 可算例: “Recent innovations in technology are changing our lives.”
- 不可算的用法: “Innovation is crucial for business growth.”
- 可算例: “Recent innovations in technology are changing our lives.”
一般的な構文例:
- “to encourage + innovation” (イノベーションを促進する)
- “to hinder + innovation” (イノベーションを阻害する)
- “to encourage + innovation” (イノベーションを促進する)
イディオム・表現:
- “the wave of innovation” (イノベーションの波)
- “culture of innovation” (イノベーションを生み出す文化)
- “the wave of innovation” (イノベーションの波)
5. 実例と例文
日常会話で使う例 (3つ)
“I’ve heard that small start-ups are often sources of great innovation.”
(小さなスタートアップがすごいイノベーションの源になることが多いって聞いたよ。)“Innovation doesn’t always require huge budgets; sometimes it’s just a clever idea.”
(イノベーションには必ずしも巨額の予算は必要ないんだ。ちょっとしたアイデアでも起こるものだよ。)“People often think of technology when they hear ‘innovation,’ but it can be about anything.”
(「イノベーション」と聞くとテクノロジーを思い浮かべがちだけど、何にでも当てはまるよね。)
ビジネスシーンで使う例 (3つ)
“Our company invests heavily in research to drive innovation in healthcare.”
(当社はヘルスケア分野のイノベーションを推進するため、研究に多額の投資を行っています。)“To stay ahead in the market, we need continuous innovation in our product line.”
(市場でリードするには、製品ラインにおける継続的なイノベーションが必要です。)“We focus on open innovation by collaborating with startups and universities.”
(私たちはスタートアップや大学と協力してオープン・イノベーションに力を注いでいます。)
学術的・フォーマルな例 (3つ)
“Innovation serves as a critical driver of economic growth in modern societies.”
(イノベーションは現代社会における経済成長の重要な原動力です。)“This research explores the role of innovation in sustainable development.”
(この研究は持続可能な発展におけるイノベーションの役割を探求しています。)“Policy makers are keen to implement frameworks that foster innovation across various industries.”
(政策立案者は様々な産業においてイノベーションを促進する枠組みを実施しようとしています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- invention(発明)
- 新しいものや製品を最初に作り出す行為。具体的な製品・アイデアの創出に焦点がある。
- 新しいものや製品を最初に作り出す行為。具体的な製品・アイデアの創出に焦点がある。
- reform(改革)
- 社会や制度を改善する行為。すでにある仕組みをよりよい方向に変えるニュアンス。
- 社会や制度を改善する行為。すでにある仕組みをよりよい方向に変えるニュアンス。
- change(変化)
- 広い意味であらゆる変化を指す。必ずしも新しさや革新性を含まない。
- 広い意味であらゆる変化を指す。必ずしも新しさや革新性を含まない。
- breakthrough(画期的な発見・大きな進展)
- 大きな壁を突破するような劇的進歩や貢献を示す。
反意語
- stagnation(停滞)
- 発展や進歩が見られない状態を表す。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˌɪn.əˈveɪ.ʃən/
- アクセント: 第三音節 “-veɪ-” に強勢がある
- アメリカ英語 / イギリス英語の違い: 大きな違いはありませんが、イギリス英語では “t” の音がややハッキリ発音される傾向があります。
- よくある発音ミス: “イノヴェイション”のように、アクセントを先頭に置かないように注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “innovetion” や “inovation” と誤記しやすい
- 同音異義語との混同: 類似単語はあまりありませんが、“invention” と“innovation”を混同することが多い
- 試験対策 (TOEIC・英検など): ビジネス関連・テクノロジー関連の文章で頻出。設問中で “innovation” と “invention” の違いを問われることもあるので注意。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “nova” = “new” とつながるイメージ
- 「新しい星(ノヴァ)」から新しいものを生み出すイメージとして結びつけて覚えると便利
- 「新しい星(ノヴァ)」から新しいものを生み出すイメージとして結びつけて覚えると便利
- 勉強テクニック:
- 接頭語や語幹に着目し、同じ “nov” を含む “novel” (小説, 新奇な)、「新しいもの」をイメージすると定着しやすい
- ビジネス記事・テック系ニュースで頻繁に登場するので、実際の例を読むと覚えやすい
- 接頭語や語幹に着目し、同じ “nov” を含む “novel” (小説, 新奇な)、「新しいもの」をイメージすると定着しやすい
以上が、名詞 “innovation” の詳細な解説です。新しいアイデアや方法を取り入れて大きな変化を起こすイメージをしっかり持つと、自然に使いこなせるようになります。ぜひ、ビジネスや学習の場面で活用してください。
〈U〉革新,刷新
〈C〉新機軸,新制度,改革の行為