最終更新日:2025/09/05
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元となった辞書の項目

expression

名詞

〈U/C〉《思想・意見・考えなどを》言葉で表すこと, 《…の》表現《of ...》 / 〈C〉《考え・気持ちなどの》あらわれ, 印《of ...》 / 《考え・気持ちなどを表す》顔つき, 表情《of ...》

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彼はとても表情豊かな顔をしています。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: expression

品詞: 名詞 (countable, uncountable の場合もあり)

活用形: expressions (複数形)

英語の意味:

1) A word or phrase, especially an idiomatic phrase or a particular way of putting ideas into words.

2) The look on someone’s face that conveys a particular emotion.

3) The act of making known one’s thoughts or feelings.

日本語の意味:

1) 何かを言葉で表現したもの(特に言い回しや慣用句など)。

2) (感情などを示す)表情。

3) 考えや感情を外に出す行為。

「何かを言葉で表すときの『表現』を意味します。特にある言い回しや慣用句のことを指すことが多いです。また、人の顔の様子を指して『表情』という意味合いでも使われます。」

CEFR レベル: B2(中上級)


  • B1(中級)よりも少しレベルが高く、より抽象的な話題や慣用表現も扱えるレベルです。

他の品詞になった場合の例:


  • express (動詞): 「表現する」

  • expressive (形容詞): 「表現豊かな」

  • expressively (副詞): 「表情豊かに」

2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語: ex- 「外へ(out)」

  • 語幹: press 「押す・圧する(press)」

  • 接尾語: -ion 「行為や状態を示す名詞化語尾」

“ex-” は “外へ” のニュアンスを与え、「考えや感情を外へ押し出すこと」というイメージが込められています。

関連・派生語:


  • expressionless (形容詞): 表情のない

  • self-expression (名詞): 自己表現

  • expressive (形容詞): 表現力豊かな

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ10選


  1. facial expression → 顔の表情

  2. idiomatic expression → 慣用表現

  3. an expression of gratitude → 感謝の表現

  4. a common expression → よくある表現

  5. an expression of concern → 懸念の表明(表現)

  6. mathematical expression → 数式

  7. expression of love → 愛の表現

  8. poetic expression → 詩的表現

  9. free expression → 自由な表現

  10. expression in art → 美術における表現

3. 語源とニュアンス

語源:

ラテン語の “expressio” (ex-「外へ」+ pressio「押すこと」) に由来します。同語源には “express”(表現する、急行など)があります。

歴史的背景:

「考えや感情を外へ押し出す」というラテン語の元の意味が、英語でも「表現する」、「表情に出す」というニュアンスとして広がっていきました。

ニュアンス・注意点:


  • 「表現」と強調したい場合には文脈に注意が必要です。

  • “expression” は口語・文章ともに幅広く使われます。

  • 感情のこもった「表情」として使う場合は “facial expression” が多用されます。

4. 文法的な特徴と構文

1) 可算名詞として: 「言い回し」や「表現のひとつ」として数えられる。


  • 例: “That’s a common expression.” (それはよくある表現です)

2) 不可算名詞として: 「(一般的な)表現全体」を指す場合もある。


  • 例: “Freedom of expression is essential.” (表現の自由は不可欠です)

フォーマル/カジュアルの使い分け


  • フォーマルな文章: “expression” による「表明」「表現」として多用。

  • カジュアルな会話: 口語表現として “expression” を使うが、しばしば “phrase” や “saying” と近い意味で使われることもある。

5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “I love that expression you just used. Where did you learn it?”

    (今使った表現、いいね。どこで覚えたの?)

  2. “Your facial expression tells me you’re upset. What’s wrong?”

    (あなたの表情を見れば、怒っているってわかるよ。どうしたの?)

  3. “She has such an expressive face. You can tell how she feels right away.”

    (彼女はとても表情豊かだよね。すぐに彼女の気持ちがわかるよ。)

ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “We need a clearer expression of our company’s vision.”

    (わが社のビジョンをもっと分かりやすく表現する必要があります。)

  2. “His expression of gratitude toward our clients was well-received.”

    (顧客に対する彼の感謝の表現は好意的に受け取られました。)

  3. “Encourage free expression of ideas during the brainstorming session.”

    (ブレーンストーミング中は自由にアイデアを表現するよう促してください。)

学術的な文脈での例文(3つ)


  1. “In mathematics, this expression simplifies to a single variable term.”

    (数学では、この数式は単一の変数項に簡約化できます。)

  2. “Researchers investigated gene expression in various cell types.”

    (研究者たちは様々な細胞タイプでの遺伝子発現を調査しました。)

  3. “The concept of expression in art history involves understanding cultural contexts.”

    (美術史における表現の概念は、文化的背景を理解することを含みます。)

6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. phrase (フレーズ)


    • 「表現のひとつ」として用いられるが、言語的側面のみを強調する場合に多い。


  2. term (用語)


    • 専門用語や特定の概念を指すときに使われる。


  3. saying (ことわざ・言い回し)


    • ことわざや決まり文句など、口伝で広まった表現。


  4. statement (声明・述べたこと)


    • 公的に述べる「声明」というニュアンスがあり、よりフォーマル。


反意語

表現の反意語として明確にこれである、という単語はありませんが、「沈黙」(silence) や 「無為」(inactivity) などが文脈によっては対立する概念になるでしょう。

7. 発音とアクセントの特徴

IPA: /ɪkˈsprɛʃən/ または /ɛkˈsprɛʃən/


  • アクセント: 「-pres-」の部分に強勢が置かれます。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: 大きな違いはありませんが、アメリカ英語は /ɪk/ と発音し、イギリス英語は /ɛk/ または /ɪk/ に近い場合もあります。

  • よくある間違い: 「exp*re*ssion」 の “re” を曖昧にしてしまい、 [eksupéʃən] のように発音してしまうミス。強勢が “pres” にしっかりあることを意識しましょう。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 表記を “expresion” のように 『s』 を一つ落としてしまうミスに注意。

  • 同音異義語との混同: 同音異義語は特になし。 ただし “impression”(印象)との混同に注意。

  • 試験対策:


    • TOEIC や英検などで、ビジネスや意見表明の場面を説明する文脈で出題されることがある。

    • “freedom of expression” や “an expression of gratitude” などがよく例文に用いられる。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ex-(外へ)+press(押し出す)」=「考えや感情を外に押し出す」→ “expression”

  • “press” のイメージを思い浮かべると覚えやすい。押されて外へ出てきたものが「表現」。

  • 「感情が顔に表れたら、それが facial expression」 と、おなじみの表情という単語とも結びつけると記憶に残りやすいです。

以上が “expression” の詳細解説です。ぜひ日常会話やビジネス、学術的な文章など、さまざまな場面で使ってみてください!

意味のイメージ
expression
意味(1)

〈C〉(考え・気持ちなどの)現れ,印《+of+

意味(2)

〈C〉(考え・気持ちなどを表す)顔つき,表情《+of+

意味(3)

〈U〉(考え・気持ちなどを表す)声の調子

意味(4)

〈C〉語句,言い回し,表現法

意味(5)

〈C〉(数量・運算などを示す)式

意味(6)

〈U〉〈C〉(思想・意見・考えなどを)言葉で表すこと,(…の)表現《+of+

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