最終更新日:2025/09/13

相対性理論は、私たちの空間と時間の理解を革新しました。

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元となった辞書の項目

theory

名詞

〈C〉(…の)(学問的な)理論,学説《+of+名》 / 〈C〉〈U〉(…の実地に対する)理論《+of+名》 / 〈C〉(…という)推測,憶測;見解,孝え《+that節》

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解説

名詞 theory の詳細解説


1. 基本情報と概要

単語


  • theory

品詞


  • 名詞 (noun)

意味(英語)


  • A set of ideas or principles intended to explain something

意味(日本語)


  • 何かを説明するために考え出されたアイデアや原理の集合。「理論」「学説」を指します。

    例:物理学や心理学などで、ある事象を説明する枠組みとして用いられます。学術的な場面でよく使われる、知的で少しフォーマルな単語です。

活用形

名詞のため、数の変化のみです。


  • 単数: theory

  • 複数: theories

他の品詞形


  • 形容詞: theoretical (理論的な)

  • 副詞: theoretically (理論上は)

CEFRレベル


  • B2: 中上級レベル(学術的な話題や抽象的な内容を扱う会話で必要となる語彙)


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: なし

  • 語幹: theori-

  • 接尾語: -y(名詞を作る接尾語)

詳細な意味


  1. ある分野における体系的な考え、モデル、フレームワークのこと

  2. 実際に先行研究や観察をもとに考案・検証された「学説」や「仮説体系」を指す

  3. 日常会話では「〜という考え方」程度の意味で使われることもある

関連語や派生語


  • theorize (動詞) 「理論化する、理論を展開する」

  • theoretician (名詞) 「理論家、理論専門家」

  • theorem (名詞) 「定理」(特に数学分野で使われる)

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. develop a theory「理論を構築する」

  2. propose a theory「理論を提唱する」

  3. test a theory「理論を検証する」

  4. confirm a theory「理論を確認する」

  5. reject a theory「理論を否定する」

  6. a working theory「作業仮説/暫定的な理論」

  7. theoretical framework「理論的枠組み」

  8. theory and practice「理論と実践」

  9. groundbreaking theory「画期的な理論」

  10. underlying theory「根底にある理論」


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古代ギリシャ語の「theōría(観察、熟考)」から来ており、そこからラテン語を経て中世フランス語「theorie」に変化し、英語になったとされています。

歴史的使用とニュアンス


  • 古代ギリシャでは「観察や熟考によって得られる知識」を指し、学問の成り立ちとともに「体系的な考え」を示す言葉へと発展。

  • 現代では学問分野で「仮説や考え方」の集合というやや抽象的・アカデミックなニュアンスを帯びます。

  • 日常会話で使うと「私の考えではね」「こういう仮説があるんだけど」というようなライトな印象で用いられることもあります。

使用時の注意点


  • 口語・文章ともに使われますが、学術的なニュアンスが強い場合はフォーマルな文脈でよく使われます。

  • 日常的に「I have a theory that...(私の推測なんだけど...)」と軽めに使うこともあります。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 「theory + 前置詞」で使われることが多い


    • in theory「理論上は」

    • under the theory「その理論のもとで」


  2. 可算・不可算


    • 原則として可算名詞 (a theory, two theories) ですが、文脈によっては「theory in general」で不可算的に扱うこともあります。


  3. フォーマル/カジュアル


    • アカデミックな文脈ならフォーマル度が高くなりやすい。

    • カジュアルな会話では「推測」程度にも使われます。



5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “I have a theory that my cat actually understands everything I say.”

    (私の猫は、私の言うことを実は全部理解しているんじゃないかっていう考えがあるの。)


  2. “In theory, we could finish this project by Friday, but I’m not sure if that’s realistic.”

    (理論上は金曜日までにこのプロジェクトを終えられるけど、現実的かはわからないな。)


  3. “My theory is that he’s just too shy to ask for help.”

    (私の推測だと、彼は恥ずかしがりすぎて助けを求められないんだと思う。)


ビジネスでの例文


  1. “We need a solid theory to back up our new marketing strategy.”

    (新しいマーケティング戦略を支えるしっかりした理論が必要です。)


  2. “Her theory of customer engagement has been very influential in our company.”

    (彼女のお客様との関わり方に関する理論は、当社でとても影響力があります。)


  3. “Before we implement this plan, let’s test the theory with a small group first.”

    (この計画を実行する前に、少人数で理論を検証しましょう。)


学術的な文脈での例文


  1. “Einstein’s theory of relativity revolutionized the field of physics.”

    (アインシュタインの相対性理論は物理学の分野に革命をもたらしました。)


  2. “This paper aims to expand upon the existing theory of language acquisition.”

    (この論文は、既存の言語習得理論を拡張することを目的としています。)


  3. “Several economists have proposed a new theory to explain the recent market fluctuations.”

    (複数の経済学者が、最近の市場変動を説明するための新しい理論を提唱しました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語(synonyms)


  1. hypothesis(仮説)


    • 「検証がまだ不十分な仮説」という意味合いが強く、明確に実験や観察で検証されていない段階。


  2. concept(概念)


    • 「一般的なアイデア」や「考え」を指す比較的広い言葉。理論より具体性がない場合が多い。


  3. principle(原理)


    • 「基本的な原則」で、理論よりもさらに根本となる法則を指す。


反意語(antonyms)


  • 直接的な反意語はありませんが、文脈によっては「practice(実践)」や「data(実験・経験的事実)」が「理論」に対置されることがあります。


    • theory vs. practice(理論対実践)

    • theory vs. data(理論対データ・事実)



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • 米: /ˈθiː.ə.ri/ または /ˈθɪr.i/

  • 英: /ˈθɪə.ri/

強勢(アクセント)の位置


  • 「thee」の部分(または「thee」の母音)にアクセントが来ることが多いです。


    • アメリカ英語は「シアリー」に近い感じ(/θíəri/)、イギリス英語は舌を少し巻かないイメージ(/θɪəri/)。


よくある発音ミス


  • /θ/ の音(「ス」ではなく上の歯と下の唇や舌の間から空気を出す音)に注意。

  • “theory” を “three” と聞き間違えるケースにも注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペリングミス: “theory” → “theorry” や “theori” と書き間違えることがある。

  2. 同音異義語混同: “theory” と “three” のような発音混乱に注意。

  3. 抽象的な単語であるため、具体的なアプリケーションや事例を伴わないと誤解されやすい。

  4. TOEICや英検などの試験でも、学術的な英文や長文読解で頻出する単語。「〜する理論がある」や「理論と実践の対比」などの問題で出てくる可能性大。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「theatre(劇場)」と同じギリシャ語の語源 “thea-(見る)” から来ているため、「観察・熟考する」というイメージを持つと覚えやすいです。

  • “theory” は、頭の中で「見えてきたアイデアのまとまり」という感覚で捉えると記憶しやすいかもしれません。

  • スペリングの頭文字 “theo-” は “god(神)” を意味するギリシャ語の接頭辞 “theo-” と間違いやすいですが、もとは “thea-” のほうと関連。混同しないように注意する。


以上が theory の詳細解説です。学習の際には例文やコロケーションを何度も声に出して練習することで、実践的に使えるようになるでしょう。

意味のイメージ
theory
意味(1)

〈C〉(…の)(学問的な)理論,学説《+of+名》

意味(2)

〈C〉〈U〉(…の実地に対する)理論《+of+名》

意味(3)

〈C〉(…という)推測,憶測;見解,孝え《+that節》

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