最終更新日:2025/09/06

人間の脳には貴重な可能性がある。

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元となった辞書の項目

variable

【形】変わりやすい / 変えられる / 【名/C】変化するもの, 変化しやすいもの / (数学で)変数

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解説

1. 基本情報と概要

単語: variable

品詞: 形容詞、名詞

英語での意味:


  • (形容詞) changeable, likely to vary or change.

  • (名詞) something (often a symbol) that can change or take on different values, especially in mathematics or programming.

日本語での意味:


  • (形容詞) 変わりやすい、変動しやすい。一定でなく状況などによって値や状態が異なる場合に使います。

  • (名詞) (主に数式やプログラミングの)変数。いろいろな値をとることが可能な要素を指します。

「variable」は、たとえば天候が変わりやすいときに「The weather is variable.(天気は変わりやすい)」のように使われたり、数学やプログラミングで「x is a variable.(xは変数だ)」のように使われます。

活用形の例:


  • 形容詞: variable (比較級: more variable, 最上級: most variable)

  • 名詞: variable (複数形: variables)

他の品詞形:


  • 副詞: variably(変わりやすく、さまざまに)

  • 名詞: variability(変動性、可変性)

CEFRレベル(目安): B2(中上級)

「variable」はやや専門的な文脈(科学や数学など)にもよく使われますが、日常でも「天気が変わりやすい」「状況が変わりやすい」というように使われます。


2. 語構成と詳細な意味


  • 接頭語: 特にありませんが、語源としては「vari-」に「変化する」のニュアンスがあります。

  • 語幹: “vari” (ラテン語で「多様な」「さまざまな」という意味に由来するとされる)

  • 接尾語: “-able”(~できる、~しうる)

派生語や類縁語:


  1. variable(形容詞・名詞)

  2. variability(名詞:変動性、可変性)

  3. variably(副詞:変動して)

  4. invariable(形容詞:変わらない、不変の)

  5. variation(名詞:変化、変動)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(例文と日本語訳):


  1. variable weather(変わりやすい天候)

  2. variable speed(可変速度)

  3. market variable(市場変数)

  4. variable results(変動する結果)

  5. dependent variable(従属変数)

  6. independent variable(独立変数)

  7. variable factor(可変要素)

  8. highly variable(大きく変動する)

  9. variable interest rate(変動金利)

  10. variable signs(症状のばらつき)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語の “variāre” (変化させる) に由来し、そこから「さまざまに変化する」という意味が発展しました。

使用時のニュアンスと注意点:


  • 形容詞として使う場合: 「一定ではなく、変化の余地がある」というニュアンスを含みます。

  • 名詞として使う場合: 主に数学や統計、プログラミングで使われ、「さまざまな値を取ることができる要素」という意味です。

フォーマル/カジュアルの使い分け:


  • 日常会話でも「変わりやすい」として使う場面がありますが、特に学術・技術分野では名詞として「変数」を指し、ややフォーマルな語感が強くなります。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 形容詞としての使用:


    • The weather is variable here in autumn.

      → 天気は秋には変わりやすい。

    • 可算・不可算は関係ありません。

    • フォーマルでもカジュアルでも使用可。


  2. 名詞としての使用:


    • In the equation, x is the variable.

      → その方程式では x が変数です。

    • 可算名詞(a variable, variables)として扱われます。


  3. イディオムや定型構文は特になし:


    • ただし数学やプログラミングでは「independent variable(独立変数)」「dependent variable(従属変数)」など専門用語としてよく使われます。



5. 実例と例文

日常会話 (カジュアルな場面)


  1. “The temperature here is variable; it can be hot one day and cold the next.”

    (ここの気温は変わりやすいんだ。ある日は暑かったり次の日は寒かったりするよ。)


  2. “Our moods are variable, so let’s decide on the plan later.”

    (私たちの気分は変わりやすいから、後で予定を決めよう。)


  3. “I find the bus schedule quite variable—it never arrives at the same time.”

    (バスの時刻は結構あてにならないね。いつも同じ時間に来ないよ。)


ビジネス (ややフォーマル)


  1. “We need to account for variable costs in the new product line.”

    (新製品ラインでは可変費用を考慮する必要があります。)


  2. “Our sales figures are variable, largely influenced by seasonal demand.”

    (当社の売上高は変動しやすく、季節需要の影響を大きく受けます。)


  3. “Please track this variable carefully to ensure accurate forecasting.”

    (正確な予測を行うために、この変数を注意深く追跡してください。)


学術的・学術論文 (フォーマル)


  1. “When analyzing the data, it is crucial to isolate each variable.”

    (データを分析する際、それぞれの変数を分離して扱うことが重要です。)


  2. “Multiple variables influence the outcome of the experiment.”

    (複数の変数が実験結果に影響を与えています。)


  3. “The study identified weather conditions as the most significant variable.”

    (その研究では天候条件が最も重要な変数であると特定されました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms):


  1. changeable(変化しやすい)

  2. volatile(不安定な、急変しやすい)

  3. unstable(安定していない)

  4. flexible(柔軟な、可変的な)

  5. inconstant(一定でない)

これらは「変化しやすい」というニュアンスは共通していますが、


  • “volatile” は「急激に変化する」ニュアンスが強い

  • “flexible” は「柔軟に変化できる(ポジティブな意味合いが多い)」

  • “unstable” は「安定性に欠けている」というややネガティブな印象を持つ、など微妙に使い方が異なります。

反意語 (Antonyms):


  1. constant(一定の)

  2. stable(安定した)

  3. fixed(固定された)

  4. unchanging(変わらない)

これらはすべて「変化しない、安定した」というニュアンスです。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):


    • アメリカ英語: /ˈver.i.ə.bəl/

    • イギリス英語: /ˈveə.ri.ə.bəl/


  • アクセントの位置:

    最初の音節 “ver” (アメリカ英語) または “vea” (イギリス英語) にアクセントがあります。


  • よくある発音の間違い:


    • /vəˈraɪ.ə.bəl/ のように “var” を「ヴァー」とつい伸ばしてしまうケース。正しくは「ヴェア」に近い音が強調されます。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: 「varible」や「variabel」などとつづりを間違えやすいです。

  2. “various”との混同: “various” は「さまざまな」という形容詞で、「variable」が「変わりやすい/変数」を示すのと混同しないように注意が必要です。

  3. 試験対策:


    • TOEICや英検などでは、主に形容詞として「状況が変わりやすい」「天候が変わりやすい」の意味や、名詞として「変数」を指す表現が出題されることがあります。特に数値や統計関連の文脈で注意しておきましょう。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語幹 “vari-” が「様々に、いろいろに」というイメージ:

    “variety(多様性)” “various(さまざまな)” などと関連付けて覚えるとよいでしょう。

  • スペリングの真ん中 “i-a” に注意: var-i-a-ble と分割して、そのまま音読すると忘れにくくなります。

  • イメージ: 「箱にいろいろ入れ替えられる変数」や、「クルクル変化する天気」などを思い浮かべると、単語の意味が覚えやすくなります。


以上が “variable” の詳しい解説です。形容詞としても名詞としても広く使われる重要単語なので、日常やビジネス、学術場面での使い分けをしっかり押さえておきましょう。

意味のイメージ
variable
意味(1)

変わりやすい,一定しない,気まぐれの

彼の意見は変化しやすい。

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意味(2)

変えられる,可変の,調節できる

意味(3)

《英》《遠回しに》(演技などが)むらがある

意味(4)

変化するもの,変化しやすいもの

意味(5)

(数学で)変数

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