最終更新日:2025/09/21

不動産価格はここ1年で大幅に上昇している。

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元となった辞書の項目

property

名詞

〈U〉特性, 特質 / 所有物, 財産 / 不動産 / 〈C〉所有地

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: property

品詞: 名詞 (countable [可算] / uncountable [不可算] の両方で使われる場合があります)

意味(英語):


  1. Something owned; a possession or possessions collectively.

  2. A characteristic or quality of something.

意味(日本語):


  1. 所有物や財産、不動産など、持ち主が所有するもの。

  2. あるものが持つ特性や属性。

「property」という単語は、主に“財産”や“不動産”を指すときに使われます。また、科学や数学などの文脈では“特性”や“属性”という意味合いでも使われます。日常生活では家や土地などを指すことが多く、“所有権”や“所有物”にフォーカスしたニュアンスです。

活用形: 名詞なので、基本的に変化形はありませんが、複数形はpropertiesとなります。

派生例:


  • proprietor (名詞) … 「所有者、地主」

  • proprietary (形容詞) … 「所有の、独占的な」

CEFRレベルの目安: B1(中級)


  • “property”は日常会話にも登場し、不動産や所有物などを話題にするときによく使われる単語です。多少の専門用語的な要素もあるため、中級レベルで覚えておくのが目安です。


2. 語構成と詳細な意味


  • prop-: ラテン語「proprius」(自分自身の、自分固有の)に由来し、“所有”や“個人”を示すニュアンスを含む

  • -erty: 接尾語として特になじみ深い要素ではありませんが、ラテン語由来で名詞形を作っています

詳細な意味


  1. 財産、不動産


    • 家や土地などの不動産物件や、金銭的価値を持つもの


  2. 特性、属性


    • 物質や物事が持つ科学的・数学的特徴や性質


よく使われるコロケーション(10個)


  1. real estate property – 不動産

  2. intellectual property – 知的財産

  3. private property – 私有財産

  4. public property – 公共財産

  5. property rights – 所有権

  6. property tax – 固定資産税

  7. commercial property – 商業用不動産

  8. rental property – 賃貸物件

  9. chemical properties – 化学的性質

  10. physical properties – 物理的性質


3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語「proprietas」(所有されている状態、固有性) → 古フランス語「propreté」→ 中英語期に「property」となる。

  • 元々は「完全に自分のもの」というニュアンスを含み、そこから“不動産”“財産”や“特性”などの意味が派生しました。

ニュアンス・使用上の注意:


  • “property”は法律用語や契約書などのフォーマルな文章にもよく登場します。

  • “特性”の意味で使う場合、ややアカデミックな文脈に寄り添うことが多いです。

  • 日常会話でも家や土地の売買・賃貸の話題で頻繁に使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 可算名詞/不可算名詞の使い分け


    • 財産や不動産を指すときはしばしば不可算(集合的に)としても使われますが、「多くの不動産」を指すときは可算形(properties)になります。


      • 例: Do you own any property in this area? (不可算)

      • 例: He has several properties across the city. (複数形)



  2. 構文上の使い方


    • property of [something]: 「〜の特性」

    • property in [somewhere]: 「〜にある不動産」


  3. イディオム:


    • “intellectual property” → 知的財産権(法律・ビジネス文脈でよく登場する)


フォーマル / カジュアルの使用シーン


  • 不動産や会社の所有権に関する話題はフォーマル寄り。

  • 日常会話では家や土地の売買、契約に関連する場合に使われます。


5. 実例と例文

日常会話 (3例)


  1. “I’m looking for a new rental property near my office.”


    • 「オフィスの近くで新しい賃貸物件を探しているんだ。」


  2. “This park is not private property; everyone can use it.”


    • 「この公園は私有地じゃないから、誰でも利用できるよ。」


  3. “Be careful when you park your car on private property.”


    • 「私有地に車を停めるときは気をつけてね。」


ビジネス (3例)


  1. “Our company purchased a commercial property downtown for the new branch.”


    • 「私たちの会社は、新支店のために街の中心部にある商業用不動産を購入しました。」


  2. “Intellectual property rights are a major concern in this contract.”


    • 「この契約では知的財産権が大きな懸念事項です。」


  3. “We need to insure all our properties against fire or theft.”


    • 「全ての所有物件に対して火災や盗難への保険をかける必要があります。」


学術的 (3例)


  1. “The chemical properties of this substance change under high pressure.”


    • 「この物質の化学的性質は高圧下で変化します。」


  2. “We studied the physical properties of various metals in the lab.”


    • 「私たちは研究室でさまざまな金属の物理的性質を調べました。」


  3. “Understanding the unique properties of each material is crucial in engineering.”


    • 「工学では、それぞれの材料が持つ独特の性質を理解することが非常に重要です。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “possession” (所有物)


    • ニュアンス: 一般的に持っている物全般を指す。「property」よりも個人的なモノにも広く使われる。


  2. “asset” (資産)


    • ニュアンス: 企業や個人が持つ “資産” という文脈。会計・ビジネス寄り。


  3. “estate” (地所、不動産)


    • ニュアンス: 主に土地や家屋を指すが、ややフォーマル。法律や相続などの文脈で使われることもしばしば。


反意語


  • “liability” (負債)


    • “property”の持つ「所有物・資産」というプラスイメージに対し、「負債・借金」という反対概念。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(米音): /ˈprɑːpərti/

  • IPA(英音): /ˈprɒpəti/

アクセント (強勢): 「pro-per-ty」の第一音節「pro」に強勢があります。


  • アメリカ英語: 「プロパティ」に近い発音

  • イギリス英語: 「プロパティ」の /ɒ/ 音がやや短い感じで発音される

よくある間違い: 中間の「per」の母音を省略して “prop-ty” などと発音してしまいがちです。真ん中にしっかり母音を入れましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: 「propery」「propetry」などと途中の “r” や “p” を抜かす間違いがよくあります。

  • 意味の混同: 「property」と「proper (適切な)」は綴りが似ていますが、全く別の単語です。

  • TOEICや英検などの試験対策:


    • ビジネスシーンや契約書の文脈で頻出

    • 不動産関連や知的財産権に関する文章でしばしば登場



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “プロパティ”とカタカナで表すことも多いので、スペルのとおり “prop-er-ty” と3つの音節に分けて覚えましょう。

  • 「プロ“パティ”」=「パって所有する→自分のもの」というイメージで保持すると、所有・財産の意味に結びつけやすいです。

  • ITの世界で「プロパティ」のウィンドウ(ファイルやオブジェクトの“属性”)というイメージを持てば、特性や属性という意味も覚えやすいでしょう。


上記の内容を参考に、「property」は不動産や所有物から、物や事象の“特性”まで幅広く使われる便利な単語です。発音やスペルに注意しつつ、日常会話から専門分野まで柔軟に活用してみてください。

意味のイメージ
property
意味(1)

〈U〉《集合的に》財産,資産;所有物

意味(2)

〈U〉不動産・<具体的にはC>所有地,地所,土地(建物)・[通例複数形で](演劇)小道具 《劇場では通例 props; 《英》 では衣装も含む》

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