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虫の垂れ衣
名詞
日本語の意味
虫の垂れ衣(むしのたれぎぬ)は、平安時代から鎌倉時代にかけて、公家の女性などが市女笠(いちめがさ)などの笠に付けて顔や身を覆った薄い衣(おおい布・ベール)のこと。虫除けや日除け、人目を避けるためなどの目的で用いられた。
やさしい日本語の意味
へいあんじだいなどに おんなのひとが ぼうしと いっしょにかぶった かおを かくす うすい ぬの
関連語
枲の垂れ衣
名詞
異表記
別形
日本語の意味
虫の垂れ衣の異表記。虫の垂れ衣は、虫除けや目隠しのために垂らす布の帳やおおい。転じて、身を隠すための覆い・衣。「垂れ衣」は垂れさがった衣や帳の意。 / 「枲」は麻を意味する字で、麻糸・麻布で織られた垂れ衣、すなわち麻製の虫よけの帳・ベールを指す場合もある。
やさしい日本語の意味
むしよけや ひのひかりを ふせぐために、あたまから かぶる うすい ぬの
関連語
虫
ひらがな
むし
名詞
比喩的用法
蔑称
古語
日本語の意味
虫、昆虫、ミミズ / 蛇、ヘビ / (比喩的): ミミズ (ただ一つのことのために生きている人) / (軽蔑的): ミミズ (卑劣な人) / 気質 (心の奥底にある考え)
やさしい日本語の意味
ちいさないきもののなまえ。ありやはえやみみずなどをさす。たとえであることがすきなひとやこころのくせをいうこともある。
関連語
垂れ
名詞
日本語の意味
液体が下に向かって落ちること。また、そのようにして落ちたもの。 / 物の端が下にたれている部分。 / 焼き物や揚げ物などにつける調味液。たれ。
やさしい日本語の意味
やきにくやさかななどにつける、しおやしょうゆのあじがついたみずっぽいつゆ
関連語
衣
音読み
い / え
訓読み
ころも / きぬ / きる
衣
ひらがな
ころも
名詞
日本語の意味
着る物。衣類。上半身に着る衣服や外套を指すことが多い。 / 動物の皮や甲羅など、体の外側を覆うもの。 / 植物の樹皮・皮・外皮など、外側を包んでいる部分。 / 料理などで、具材の外側を包む部分のたとえ。衣をつける、など。
やさしい日本語の意味
きるもののこと。とくにうわぎや、どうぶつやしょくぶつのかわ。
関連語
衣
ひらがな
ころも / きぬ
名詞
古語
日本語の意味
衣類、衣服、着物など、身にまとうものの総称 / 僧侶や神職などが身につける法衣・祭服 / 料理において、具材の外側を覆う衣(てんぷらの衣、フライの衣、衣掛けなど) / 昆虫や甲殻類などの外側を覆う殻や外皮をたとえていう表現
やさしい日本語の意味
ふくをさすことば。おぼうさんなどがきるふくもふくまれる。たべもののまわりのうすいかわやむしのかたいからのようなおおいもいう。
関連語
衣
ひらがな
ころも
名詞
日本語の意味
衣服。着物。 / 身にまとうもの全般のたとえ。 / 仏教で、僧が身につける衣(ころも)。袈裟など。 / 料理で、具材を包む小麦粉や卵などの「衣」。 / 外側を覆っている物、表面をおおう層のたとえ。
やさしい日本語の意味
からだにきるふくのこと。
関連語
衣
ひらがな
い / ころも
接尾辞
形態素
日本語の意味
きぬ。ころも。衣服。着物。 / 他の語の下について,「~を着た人」「~の服」「~のように覆っているもの」を表す接尾辞。例:白衣・法衣・作務衣 など。
やさしい日本語の意味
ことばのあとにつき、ふくのいみをあらわす
関連語
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