row
以下では、英単語「row」の動詞としての用法を、できるだけ詳細に解説します。
1. 基本情報と概要
英語・日本語の意味
- 「row」(動詞)
1) ボートをオールで漕ぐ(to propel a boat using oars)
2) (主にイギリス英語の口語) 口論する、激しく言い争う(to have a noisy argument or quarrel)
日本語での説明
1) 「row」は「ボートをオールで漕ぐ」という意味があります。つまり、川や湖などでボートを前進させるときに使われる動詞です。上向きな気持ちやアウトドアのイメージですが、スポーツやレジャーの文脈でもよく使われます。
2) イギリス英語話者の間では、「言い争う」「口論する」というニュアンスで使われることがあります。「激しいケンカ」や「口げんか」というような意味合いです。こちらはより口語的な使い方で、人との衝突を表す表現となります。
品詞
- 動詞(他動詞・自動詞としての用法がある)
活用形
- 原形:row
- 三人称単数現在形:rows
- 現在分詞/動名詞:rowing
- 過去形:rowed
- 過去分詞:rowed
他の品詞への変化例
- 名詞「row」 → 「列」「一列」「並び」などの意味
- 名詞「rowing」→ ボート競技(競漕)などの意味を表すことがある
- 名詞としての「a row」→ イギリス英語で「ケンカ・口論」を指す(例:They had a row.)
CEFRレベルの目安
- A2(初級): 「オールで漕ぐ」意味での「row」は、身近なレジャーアクティビティを表すため比較的初級レベルで出てくる可能性があります。
- B1(中級): 口論の意味での「row」はイギリス英語特有の表現で、少し文脈が必要ですので中級以上でしっかり理解しやすい言葉といえます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 接頭語や接尾語は特に含まず、単語そのものがコアイメージです。
他の単語との関連性
- 「rower」(名詞) → 「ボートを漕ぐ人」
- 「rowing」(名詞) → 「ボート競技(競漕)」
- (口論のニュアンスで関連がある)「argument」「quarrel」「fight」
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- row a boat(ボートを漕ぐ)
- row across the lake(湖を横断してボートを漕ぐ)
- row upstream/downstream(川の上流へ/下流へボートを漕ぐ)
- go rowing(ボート漕ぎに行く)
- rowing machine(ローイングマシン、ジムなどで使うトレーニング機器)
- row with someone(誰かと口論する)
- have a row(口論になる)
- a blazing row(激しい口論)
- settle a row(口論を解決する)
- the rowing club(ボート部、競漕クラブ)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「row(漕ぐ)」は古英語で「rōwan」に由来し、ゲルマン語から派生したとされます。
- 「row(口論する)」は語源がややはっきりしませんが、19世紀頃までにイギリス英語の口語として定着していたと考えられています。
使用時の注意点・ニュアンス
- 「ボートを漕ぐ」意味の「row」は、スポーツやレジャーでよく使われる比較的中立的な語感です。
- 「口論する」の意味の「row」は、主にイギリス英語で使われ、ややカジュアルで強めの口語表現です。アメリカ英語話者には「争い・ケンカ」という意味で伝わりにくい場合もあるので、使うときは相手が理解できる文脈を意識しましょう。
4. 文法的な特徴と構文
- 「ボートを漕ぐ」意味:他動詞 (例:I row a boat.) / 自動詞的用法 (例:We were rowing on the lake.)
- 「口論する」意味:自動詞的に用いられることが多い (例:They are always rowing about money.)
一般的な構文やイディオム
- 「row + 名詞」:ボートを漕ぐ対象を示す
- 「row with 人/over 事柄」:~と/~のことでけんかする
- 「have a row with 人」:人と口げんかをする
フォーマル / カジュアル
- 「ボートを漕ぐ」の意味では比較的フォーマル・カジュアルどちらにも使えますが、文章では「row a boat」の方が文語的に落ち着いた表現です。
- 「口論する」の意味はかなりカジュアルかつイギリス英語での口语表現です。フォーマルな文書ではめったに使わない表現です。
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアル)
1) “Let’s rent a boat and row around the lake this afternoon.”
(今日の午後、ボートを借りて湖を漕いで回ろうよ。)
2) “We often row in the park on weekends.”
(私たちは週末によく公園でボートを漕ぎます。)
3) “I heard you had a row with your flatmate. Are you okay?”
(ルームメイトと口論したって聞いたよ。大丈夫?)
ビジネスシーン
1) “Our team-building activity involves rowing on the river. It promotes teamwork.”
(私たちのチームビルディング活動では川でボートを漕ぐんです。チームワークを高めるのに最適です。)
2) “I’ll be unavailable tomorrow morning because I have a rowing practice early.”
(明日の朝は、早朝にボートの練習があるので席を外しています。)
3) “I’m sorry for the row earlier. Let’s discuss the matter calmly now.”
(先ほどは口論してしまってすみません。今は落ち着いて話し合いましょう。)
学術的な文脈
1) “Marine biologists observed how the rowing motion affects boat stability in varying currents.”
(海洋生物学者たちは、さまざまな海流下での漕ぎ動作がボートの安定性にどのように影響するかを観察しました。)
2) “Analysis of competitive rowing techniques highlights the importance of core strength.”
(競漕のテクニックを分析すると、体幹の強さの重要性が浮き彫りになります。)
3) “Sociologists study family rows to understand conflict resolution strategies.”
(社会学者たちは、家族間の口論を研究して、紛争解決の戦略を探っています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語(「漕ぐ」意味)
- paddle(パドルで漕ぐ)
→ カヌーやカヤックを漕ぐ動作を示す。オールの形状がやや異なるイメージ。 - scull(両手にオールを持ち細長いボートを漕ぐ)
→ ボート競技の一種。より専門的・スポーツ的な文脈で使われる。
類義語(「口論する」意味)
- argue(口頭で言い争う)
→ 一般的な単語で口論全般をカバー。主に「意見を押し通す」イメージ。 - quarrel(口論する)
→ 「仲違い」した感じのニュアンスを強く含む。日常的な言葉。
反意語(「口論する」意味に対して)
- agree(同意する)
- reconcile(和解する)
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA(アメリカ英語):/roʊ/
- IPA(イギリス英語):/rəʊ/
強勢(アクセント)の位置
- 音節は一つだけなので、単語全体をロウというように発音します。
アメリカ英語とイギリス英語での違い
- アメリカ英語では [roʊ](ロー)に近く、イギリス英語では [rəʊ](ロウ)と口を小さくすぼめるような発音になります。
よくある発音の間違い
- “row”を「ラウ」と誤って読むことがあるので注意しましょう。
- つづりは同じでも名詞の「row (列)」は発音が /roʊ/(アメリカ英語)で同じですが、頻度によっては区別がわかりづらいことがあります。
- 「row(口論)」と「row(列)」はいずれも発音は同じです。(ただし、イギリス英語の場面で “row” を /raʊ/ と発音する場合も稀にありますが、これは口論の意味特有の口語的・派生的な用法として見受けられます。)
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- 同音異義語に注意
- “row”には「列」(名詞)や「ボートを漕ぐ」(動詞)、「口論する」(イギリス英語発音で [raʊ] と読む場合)など複数の意味があります。文脈で判断する必要があります。
- “row”には「列」(名詞)や「ボートを漕ぐ」(動詞)、「口論する」(イギリス英語発音で [raʊ] と読む場合)など複数の意味があります。文脈で判断する必要があります。
- スペルミス
- 「low」や「how」と混同しないようにスペルをしっかり確認しましょう。
- 「low」や「how」と混同しないようにスペルをしっかり確認しましょう。
- 試験・資格試験での出題傾向
- TOEICなどでは「漕ぐ」意味での「row ~」が文脈中に出てくることがあります。イギリス英語の「口論する」はやや高難度なので、英検準1級や1級などで熟語として問われる可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「ボートに乗ってオールを“ろう(漕ぐ)`」とイメージすると綴り“row”が覚えやすくなります。
- 「口論する」意味はイギリス発祥の俗語的イメージが強いので、「イギリス英語でケンカの“ロウ”になる」という連想で覚えるというのも一つの手です。
- 漢字の「朗(ろう)」とは全く関係ないですが、「“ロー”の発音!」と意識して発音練習しましょう。
- ボートを漕ぐときに「ローイングマシン(rowing machine)」を思い出すと、動詞 “to row” につながるので覚えやすいでしょう。
以上が、動詞「row」の解説です。漕ぐ意味と口論する意味がある点、およびイギリス英語における口語的使い方などに注意して使い分けてみてください。
Quizzes for review
彼らはよく些細なことで口げんかをします。
They often row about trivial matters.
English - Japanese
- Users who have edit permission for words - All Users
- Screen new word creation
- Screen word edits
- Screen word deletion
- Screen the creation of new headword that may be duplicates
- Screen changing entry name
- Users authorized to vote on judging - Editor
- Number of votes required for decision - 1
- Users who have edit permission for sentences - All Users
- Screen sentence edits
- Screen sentence deletion
- Users authorized to vote on judging - Editor
- Number of votes required for decision - 1
- Users who have edit permission for quizzes - All Users
- Users authorized to vote on judging - All Users
- Number of votes required for decision - 1