slice
〈パンなど〉を薄く切る《up》 / …を薄く切り取る《off》 / 〈水など〉を切って進む / (野球・ゴルフなどで)〈ボール〉をスライスさせて打つ,きき手の方向に打つ / 《水などを》切って進む《through ...》 / (野球・ゴルフなどで)〈打者が〉ボールをスライスさせて打つ;〈ボールが〉スライスして飛ぶ
動詞 slice
を徹底解説
1. 基本情報と概要
品詞: 動詞 (他動詞/自動詞としての用法あり)
活用形:
- 原形: slice
- 三人称単数現在形: slices
- 過去形: sliced
- 過去分詞形: sliced
- 現在分詞形: slicing
英語での意味: to cut something into thin, flat pieces.
日本語での意味: 何かを薄く平らに切ること。また、スパッと切断するイメージを伴う場合もあります。
「何かを料理するときに、薄切りにしたいときによく使われる単語です。シンプルに食材をスライスする他に、比喩的に“問題を切り分ける”ような場面でも使われることがあります。」
難易度(CEFR 推定): B1(中級)
「日常的に料理で頻出する語なので、英語での生活に慣れてきた段階でしっかり覚えておくと便利です。」
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- slice は接頭語・接尾語がない単語です。ただし、名詞形や形容詞形などの派生が存在します。
- 例: slicer (名詞: スライサー、スライスする機械), slicing (動名詞・形容詞的用法: スライスしている)
よく使われるコロケーション (共起表現) 10選
- slice bread(パンを薄切りにする)
- slice onions(玉ねぎを薄切りにする)
- slice meat(肉を薄切りにする)
- slice the cheese(チーズを薄切りにする)
- slice open(切り開く)
- slice into pieces(薄切りに分ける)
- slice off(~を切り落とす)
- slice the budget(予算を削る:比喩的表現)
- slice through(~をすっと切り裂く)
- slice up(すべて薄切りにする / 細かく切る)
3. 語源とニュアンス
語源: 古フランス語の esclice(“薄く切る”や“裂く”)に由来し、中英語を経て現代英語の “slice” になりました。もともとは「薄い破片」「裂け目」を表す語源をもっています。
ニュアンス:
- 料理の文脈では「きれいに薄く切る」イメージが強いです。
- 比喩的には「問題を小分けにする」「費用を削減する」など、“スパッと切り分ける”要素を含んだ表現にも使われます。
- カジュアルな日常会話から、ビジネス上の比喩表現まで幅広く使われますが、フォーマルな文脈で使うときも特に違和感はありません。
4. 文法的な特徴と構文
- 他動詞として: “slice + 目的語” → “I’ll slice the tomatoes.”
- 自動詞として: 比較的まれですが、“The knife slices easily.” のように「スパッと切れる」というニュアンスで使われることがあります。
- Phrasal verbs(句動詞):
- slice off (~を切り落とす)
- slice through (~を切り通す/切り裂く)
- slice up (すべてスライスする/小分けにする)
- slice off (~を切り落とす)
名詞形の “slice” は可算名詞で「薄切り(1切れ)」の意味があります。例: “a slice of pizza”.
5. 実例と例文
日常会話での例文
“Could you slice the tomatoes for the salad?”
(サラダ用にトマトをスライスしてもらえますか?)“I always slice my onions very thin.”
(いつも玉ねぎをとても薄く切るんだ。)“Be careful when slicing bread with that sharp knife.”
(その切れ味の良いナイフでパンを切るときは気をつけてね。)
ビジネスでの例文
“We need to slice our production costs to remain competitive.”
(競争力を維持するために生産コストを削減する必要があります。)“Let’s slice the project into smaller tasks for easier management.”
(プロジェクトを管理しやすいように小さなタスクに切り分けましょう。)“The marketing team plans to slice the target audience into distinct segments.”
(マーケティングチームはターゲット層を明確なセグメントに切り分ける計画です。)
学術的な文脈での例文
“Researchers sliced tissue samples for closer examination under the microscope.”
(研究者たちは組織サンプルを顕微鏡で詳しく調べるために薄く切った。)“The software allows us to slice data sets into manageable subsets.”
(そのソフトウェアを使えば、データセットを扱いやすいサブセットに分割できます。)“By slicing the problem into smaller components, we can analyze each factor more precisely.”
(問題を小さな要素に切り分けることで、より正確に各要因を分析できます。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- cut(切る)
- 最も一般的な「切る」動詞。薄切りに限らず、あらゆる切断に使える。
- 最も一般的な「切る」動詞。薄切りに限らず、あらゆる切断に使える。
- chop(ぶつ切りにする)
- 包丁や斧でざくざく切るイメージ。野菜や木材を大きめに切るときによく使う。
- 包丁や斧でざくざく切るイメージ。野菜や木材を大きめに切るときによく使う。
- dice(角切りにする)
- さいの目切りを表す。料理用語としてよく使われる。
- さいの目切りを表す。料理用語としてよく使われる。
- carve(肉を切り分ける、とりわけ丁寧に彫る)
- 大きな肉の塊などを切り分けるイメージ。祭りのターキーを切り分けるなどに用いる。
反意語の例
- assemble(組み立てる)
- combine(組み合わせる)
いずれも「バラバラに切る」とは逆の「まとめる」「組み立てる」という方向性を示す。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /slaɪs/
- 音節: 1音節
- アクセント: 「slice」の1音節全体を強く発音します。
- アメリカ英語とイギリス英語の発音に大きな差はありません。
- よくある間違いとして “slices” の s が重なって発音しづらいことが多いので “slice-iz” のように区切って発音するとよいでしょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “slise” “slic” など。最後が “-ce” であることに注意。
- 発音: “slice” と “slight” を混同しないように。 /slaɪt/(slight)と /slaɪs/(slice)は最後の音が違います。
- TOEICや英検など: 料理や業務効率化などの文脈で登場頻度が高い単語。特にリーディングパートでメニューや調理工程、ビジネス文書のコスト削減などのシーンに出ることがある。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「氷 (ice) を ‘S’ の形につないでスライスする」とイメージすると覚えやすいかもしれません。
- 薄い切り口を想像して「きれいにスパッと切る」ビジュアルを持つと、料理でも実務でも頭に入りやすくなります。
- スペルの最後が “-ce” で、発音が /slaɪs/ 、s と c の組み合わせで「ススッ」と切るようなイメージを付けてもよいでしょう。
以上が動詞 “slice” の詳細解説です。料理の薄切りから比喩表現まで、ぜひさまざまなシーンで活用してみてください!
〈パンなど〉‘を'薄く切る《+up+名,+名+up》・…‘を'薄く切り取る《+off+名,+名+off》・〈水など〉‘を'切って進む・(野球・ゴルフなどで)〈ボール〉‘を'スライスさせて打つ,きき手の方向に打つ・(水なとを)切って進む《+through+名》
(野球・ゴルフなどで)〈打者が〉ボールをスライスさせて打つ;〈ボールが〉スライスして飛ぶ
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〈パンなど〉を薄く切る《up》 / …を薄く切り取る《off》 / 〈水など〉を切って進む / (野球・ゴルフなどで)〈ボール〉をスライスさせて打つ,きき手の方向に打つ / 《水などを》切って進む《through ...》 / (野球・ゴルフなどで)〈打者が〉ボールをスライスさせて打つ;〈ボールが〉スライスして飛ぶ
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