retell
1. 基本情報と概要
単語: retell
品詞: 動詞 (verb)
意味 (英語): to tell a story or information again, often in a different way or with additional details
意味 (日本語): 「物語や情報を改めて語る、もう一度話す」という意味の動詞です。すでに話された内容をもう一度伝えるときに使う単語です。特に、元の話を要約したり、自分の言葉で言い直したりするときに用いられます。
「もう一度伝える」というニュアンスがあり、たとえば「人の話を要約して言い直す」「物語の内容を子供向けに言い換える」などの場面でカジュアルにもフォーマルにも使うことができます。
活用形
- 原形: retell
- 三人称単数: retells
- 現在分詞 / 動名詞: retelling
- 過去形: retold
- 過去分詞: retold
- 原形: retell
品詞変化の例
retell は動詞ですが、たとえば名詞形はあまり一般的ではありません。代わりに “retelling” が名詞として使われることがあります(例: a retelling of the story)。CEFR レベル: B2(中上級)
「基本的な動詞よりは少し応用的ですが、大学受験や英検準1級、TOEICなどでも見かける可能性のあるレベルの単語です。」
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 接頭語 re-: 「再び」という意味
- 語幹 tell: 「話す」
- retell は文字通り「もう一度話す、再度伝える」という意味になります。
- 接頭語 re-: 「再び」という意味
派生語・類縁語
- “telling” (形容詞/名詞): 「効き目がある、効果的な」「話す行為」
- “retelling” (名詞): 「物語の再話」「話の再構成」
- “telling” (形容詞/名詞): 「効き目がある、効果的な」「話す行為」
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- retell a story → 物語をもう一度語る
- retell the tale → 物語(昔話など)を語り直す
- retell someone’s experience → 誰かの体験を言い直す
- retell for children → 子供向けに言い直す
- retell your own words → 自分の言葉で言い直す
- retell in a simplified way → 簡略化して言い直す
- retell in detail → 詳細に語り直す
- retell a joke → 冗談を(人に)伝え直す
- retell it from memory → 記憶を頼りに言い直す
- retell it accurately → 正確に再現して伝える
- retell a story → 物語をもう一度語る
3. 語源とニュアンス
- 語源: 「re-(再び) + tell(話す)」が組み合わさってできた単語です。古英語の “tellan”(推定: 伝える、述べる)が語源となっています。
- ニュアンスおよび使用上の注意:
- 内容を変えずに再度伝える というニュアンスもあれば、要約・翻案して伝える というニュアンスもあります。
- フォーマルにもカジュアルにも使われますが、ビジネスシーンでは「情報共有」や「プレゼン内容の再確認」などの際に用いられることがあります。
- 口語では「ざっくり言い直す」場合にも使われやすいです。
- 内容を変えずに再度伝える というニュアンスもあれば、要約・翻案して伝える というニュアンスもあります。
4. 文法的な特徴と構文
一般的な構文
- “retell + 目的語”
- (例) She decided to retell the story in her own words.
- “retell + 目的語 + to + 人”
- (例) Could you retell the main points to the new members?
- “retell + 目的語”
他動詞/自動詞の区別
retell は「何を(内容)」を語り直すかが必要なので、他動詞として使われます。フォーマル/カジュアル
- フォーマル: 会議や論文などで「述べ直す」「再度説明する」という文脈で使いやすい。
- カジュアル: 日常会話で「もう一回話をしてあげるよ」程度にも使われる。
- フォーマル: 会議や論文などで「述べ直す」「再度説明する」という文脈で使いやすい。
5. 実例と例文
日常会話での例 (3つ)
“Could you retell that story? I missed the beginning.”
「その話、もう一度聞かせてもらえる? 最初を聞き逃しちゃったんだ。」“I tried to retell the joke, but it wasn’t as funny the second time.”
「そのジョークをもう一度言い直してみたけど、2回目はそこまでウケなかったよ。」“Let me retell what Sarah said about the party.”
「サラがパーティについて言っていたことを簡単に言い直してあげるね。」
ビジネスでの例 (3つ)
“Please retell the key points of our marketing plan for the new team members.”
「新しいチームメンバーのために、私たちのマーケティング計画の要点を再度説明してください。」“He retold the client’s concerns during the meeting for clarity.”
「彼は会議中、クライアントの懸念点をわかりやすく再度伝えました。」“To ensure consistent communication, we might need to retell these guidelines in our next briefing.”
「コミュニケーションの一貫性を保つために、次のブリーフィングでこれらのガイドラインをもう一度伝える必要があるかもしれません。」
学術的な文脈での例 (3つ)
“In her article, the author retells the historical events from a modern perspective.”
「その論文で著者は、歴史的出来事を現代の視点から再構成して語っています。」“The professor asked us to retell the theory in simpler language.”
「教授は、理論をより簡潔な言葉で言い直すよう求めました。」“Literary scholars often retell ancient myths to analyze their cultural significance.”
「文学研究者は、古代神話を再度語り直して、その文化的意義を分析することがよくあります。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- “recount” (再び詳しく話す)
- retell よりも「出来事を詳細に話す/語る」ニュアンスが強い
- retell よりも「出来事を詳細に話す/語る」ニュアンスが強い
- “repeat” (繰り返す)
- retell に比べてただ「言葉を反復する」意味で使われ、内容の要約や再構成というニュアンスは弱い
- retell に比べてただ「言葉を反復する」意味で使われ、内容の要約や再構成というニュアンスは弱い
- “summarize” (要約する)
- retell は「もう一度伝える」全般に使うが、summarize は特に「要約する」ニュアンスが強い
- retell は「もう一度伝える」全般に使うが、summarize は特に「要約する」ニュアンスが強い
- “recount” (再び詳しく話す)
反意語
- 明確な反意語はないが、言わない・省く といったニュアンスでは “omit” (省略する) や “withhold” (差し控える) などが対比として挙げられます。
- 明確な反意語はないが、言わない・省く といったニュアンスでは “omit” (省略する) や “withhold” (差し控える) などが対比として挙げられます。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA)
- イギリス英語: /ˌriːˈtel/
- アメリカ英語: /ˌriːˈtɛl/
- イギリス英語: /ˌriːˈtel/
- アクセントの位置:
“re-TELL” のように、後ろの “tell” の部分に強勢が置かれます。 - よくある発音の間違い:
- “re” を弱くしすぎて「ルイ」などと誤認しないように注意しましょう。
- “tell” は “テl” ではなく、カタカナ発音にならないように気をつける。
- “re” を弱くしすぎて「ルイ」などと誤認しないように注意しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “retell” を “retel” と書いてしまうミスに注意。
- 同音異義語との混同: とくに “retail” (小売)とのつづりや発音の類似から混同に注意。
- 試験での出題傾向:
- TOEIC や英検などで “retell” が出る場合は、要約や再説明の流れで登場することがあります。リスニングやリーディングで「もう一度伝える」ニュアンスを捉えられるようにしましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 接頭語の re- は「再び」、tell は「話す」。単語自体が「もう一度話す」という意味を直球で表現しているので、見た目もわかりやすいです。
- 覚え方のコツとしては、たとえば「replay(再生する)」や「redo(やり直す)」など “re-” つきの英単語とセットでイメージするのがおすすめです。同じく「re- で何かを繰り返す」イメージを連想しましょう。
- ストーリーで覚えるなら、大好きな映画や漫画のあらすじを友達に「retellする」とイメージすれば、使い方がピンときやすいでしょう。
以上が “retell” の詳細な解説です。物語や情報をもう一度人に伝えたり、別の形で説明し直したりする際に、ぜひ使ってみてください。
…‘を'再び語る;…‘を'言い替える
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