Last Updated:2024/06/17
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Source Word

bark

IPA(Pronunciation)
Noun

〈C〉 (犬・アザラシなどの)ほえ声 / どなり声 / 砲声,銃声

What is this buttons?

犬の大きな吠え声にびっくりしました。

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Explanation

1. 基本情報と概要

単語: bark

品詞: 名詞 (可算名詞 / 不可算名詞として使われる場合あり)

主な意味 (英語)


  1. (犬などの) ほえ声

  2. (木の) 樹皮

主な意味 (日本語)


  1. 犬などがほえるときの「ほえ声」を指します。「犬の吠え声」というニュアンスで、動物がキャンキャン(またはワンワン)と声を発するイメージです。

  2. 木の外側を覆う「樹皮」を意味します。木の幹を包む、かたい部分という感覚です。

「a bark」と言うと「一回のほえ声」のように数えられることもありますが、「bark」と言えば、一般的に「吠える音そのもの」「吠える行為の音・声」としても使われます。また「tree bark」のように「樹皮」という意味でも用いられます。

個々の状況に応じて、「犬が吠えるその声」を表すのか「木の外側の皮」を表すのか変わりますが、どちらも名詞である点に注意してください。

活用形


  • 名詞なので厳密には活用形はありませんが、複数形は barks と言えます (複数の「ほえ声」や複数の「樹皮の種類」を表すときなど)。

  • 動詞形「bark (吠える)」を使う場合は、三人称単数現在形が barks、過去形・過去分詞形が barked、進行形が barking になります。

CEFRレベルの目安:


  • 「犬の吠え声」という意味では A2 〜 B1 程度 (初級〜中級)

  • 「樹皮」という意味では B1 (中級)

    (どちらもそこまで難易度は高くありませんが、文脈によって使い分けが必要になるため、中級レベルでしっかり理解しておきましょう)

2. 語構成と詳細な意味

bark は短い単語なので、接頭語や接尾語はありません。


  • 「犬のほえ声」の意で用いられる例: “The dog’s bark was very loud.”

  • 「木の樹皮」の意で用いられる例: “The tree’s bark is rough.”

よく使われるコロケーション(関連フレーズ)10選


  1. barking dog (吠えている犬)

  2. loud bark (大声での吠え声)

  3. fierce bark (激しい吠え声)

  4. dog’s bark (犬の吠え声)

  5. stripped bark (剥がれた樹皮)

  6. bark texture (樹皮の質感)

  7. thick bark (厚い樹皮)

  8. bark mulch (樹皮マルチング材)

  9. the bark of a tree (木の樹皮)

  10. bark sample (樹皮サンプル)

これらは「犬のほえ声」と「木の樹皮」の両方で使われるコロケーションが混在していますので、文脈に注意してください。

3. 語源とニュアンス

語源


  • 「犬のほえ声」としての bark は古英語由来で、同様の意味を古くから持ってきたと考えられています。

  • 「木の樹皮」としての bark も古英語やゲルマン系の言葉から派生しているとされますが、もともとの語源ははっきりしていません。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 動物が発する「吠え声」を表すときはややカジュアルな言葉遣いで、日常会話や書き言葉の両方で使います。ビジネス文書などで「犬の吠え声」を書く機会はあまりありませんが、日常のちょっとしたシーンでは問題なく使えます。

  • 「樹皮」の意味としては、主に学術的な文章や自然を扱う文章などで使われますが、こちらも一般的な単語です。決して難解な単語ではありません。

4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞として使う場合、可算・不可算の両方に使われることがあります。


    • 例: “I heard a bark.” (1回の吠え声 → 可算)

    • 例: “The dog’s bark is loud.” (犬の吠え声という概念 → 不可算的な扱い)

    • 例: “The bark of the tree was peeling.” (木の樹皮 → 具体的に部分を表す場合は、可算・不可算どちらの用例も見られます)


  • 動詞形の場合 (bark = 吠える):他動詞か自動詞かというと、基本的には自動詞として使われ、「犬が吠える」を表します(bark at someone のように対象がくるときは “at” を伴うイメージ)。


イディオム/定型表現


  • “bark up the wrong tree” : 「見当違いをする」、「的外れなことをする」という表現 (木の樹皮の “bark” をイメージしており、犬が間違った木に向かって吠えている様子のことわざ)

  • “His bark is worse than his bite.” : 「彼は口ほどには怖くない。」(ほえる声は大きいが、実際は噛まないという意味)

5. 実例と例文

日常会話での例文 (犬のほえ声に関する用法)


  1. “I heard a strange bark outside; maybe there's a stray dog.”

    (外で変な吠え声が聞こえたよ。野良犬でもいるのかな。)


  2. “Your dog’s bark always wakes me up in the morning.”

    (あなたの犬の吠え声は、いつも朝に私を起こすね。)


  3. “Don’t be afraid of her bark; she’s actually very gentle.”

    (彼女の吠え声は怖いけど、実はとても大人しい犬なんだよ。)


日常会話での例文 (樹皮に関する用法)


  1. “The bark of this old tree is covered with moss.”

    (この古い木の樹皮は苔(コケ)に覆われているね。)


  2. “You can see insects living under the bark.”

    (樹皮の下で虫が生息しているのがわかるよ。)


  3. “This type of tree has a very smooth bark.”

    (この木はとても滑らかな樹皮をしているんだ。)


ビジネスでの例文


  1. “We need to keep the office dog’s bark under control for client meetings.”

    (クライアントとの会議のために、オフィスの犬が吠えすぎないように気を付けないといけません。)


  2. “Our company developed a new compost product made from tree bark.”

    (私たちの会社は、木の樹皮から作られた新しい堆肥製品を開発しました。)


  3. “The bark problem in local parks concerns many residents.”

    (地元の公園での樹皮の問題が、多くの住民の懸念事項となっています。)


学術的文脈での例文


  1. “The study focuses on the chemical properties of pine bark.”

    (この研究では、マツの樹皮の化学的性質に焦点を当てています。)


  2. “An analysis of a dog’s bark frequency may reveal behavioral patterns.”

    (犬の吠え声の周波数を分析することで、行動パターンがわかるかもしれません。)


  3. “We examined the effects of removing bark on the growth rate of oak trees.”

    (私たちは、オークの樹皮を取り除いたときの成長速度への影響を調べました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. howl (遠吠え) - 犬やオオカミなどの長い「うなり声」「遠吠え」を表す。

  2. yelp (キャンキャンとした小さな吠え声) - 犬が短く甲高い声で吠えるイメージ。

  3. rind (樹皮ではなく果物やチーズなどの「皮」を指す) - bark のように「木の皮」ではなく、食物などの外側の皮。

反意語


  • 犬のほえ声における「反意語」は特にありませんが、強いて挙げるなら “silence” (静寂) や “quiet” (静かな) が対照的なイメージとなるでしょう。

  • 木の樹皮における「反意語」も特にありません。しかし「内側 (inside)」や「木の芯 (core/heartwood)」が対立概念として取り上げられる場合があります。

7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • アメリカ英語: /bɑːrk/ (バークのように「アー」を長めに発音)

  • イギリス英語: /bɑːk/ (同じ発音だが、イギリス英語でもほぼ同様で「バーク」)

アクセント (強勢)


  • メインのアクセントは単語の最初に置かれます (bark の “b” に意識を置く)。

  • アメリカ英語とイギリス英語の大きな違いはありませんが、アメリカ英語はやや “r” をはっきり巻き舌気味に発音する傾向があります。イギリス英語は “r” を弱めに発音します。

よくある発音ミス


  • “バルク”のように /l/ や /u/ の音を混同してしまう。

  • 「バーク」の /ɑː/ を短く /æ/(バァック)のようにしてしまう。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: bank (銀行) や back (背中) などとつい混同して綴りを間違えないようにしましょう。

  2. 同音異義語との混同: 特に同じ発音の語はあまりありませんが、dark (暗い) とか side-by-side だと似て聞こえるかもしれません。しっかり /b/ と /d/ の発音の違いに注意しましょう。

  3. 試験対策: TOEICや英検で “bark up the wrong tree” というイディオムが出題されることはときどきあります。あるいは「木の樹皮か、犬の吠え声か」という単語の意味問題も見られます。文脈で判断する必要があります。

9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「犬の吠え声」は「ワンワン」と「バーク」がちょっと響きが似ているイメージで覚えると良いでしょう。犬がワンと吠えた → bark と連想しやすいです。

  • 「樹皮」のほうは、「木をバリッと剥く」というイメージで bark と関連付けると覚えやすいかもしれません。

  • イディオム “bark up the wrong tree” で「犬が間違った木に向かって吠えている」という場面をイメージすると、単語の印象が強くなり、覚えやすくなります。


以上が名詞 “bark” の詳細な解説です。犬の「ほえ声」と木の「樹皮」という全く異なる二つの意味を持っているので、文脈からどちらを指しているのかをしっかりと見極めましょう。

Sense(1)

(犬・アザラシなどの)ほえ声

Sense(2)

どなり声

Sense(3)

砲声,銃声

意味を覚えるための辞書問題

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