rosy
1. 基本情報と概要
単語: rosy
品詞: 形容詞 (adjective)
意味(英語):
- Having a color like a pink or red rose. (バラのようなピンク色・赤みを帯びている状態)
- Looking bright and healthy, often used to describe complexion. (血色がよい)
- Optimistic or hopeful. (先行きが明るい、楽観的)
意味(日本語):
- 「バラ色の」「ピンク色をした」
- 「血色がよい」
- 「(未来や状況が)明るい、楽観的である」
たとえば、「rosy cheeks(バラ色の頬)」と言うと、健康的でピンク色の頬をイメージします。また「あのプロジェクトはrosyな見通しだ」という場合は、「前向きで明るい見通し」といったニュアンスを含みます。
活用形:
- 比較級: rosier
- 最上級: rosiest
他の品詞への変化例:
- 副詞: rosily(ロージリー)
- 名詞: rosiness(ロージネス)
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
バラ色の頬や未来をイメージさせるやや文学的表現も含むため、日常的な色表現としては中級レベル以上で学習することが多い単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語幹: rose (バラ)
- 接尾語: -y(形容詞を作る接尾語で「〜のような、〜的な」という意味を付加)
派生語や類縁語
- rose(バラ、名詞)
- roselike(バラのような)(使用頻度は低め)
- rosy-fingered(文学的表現で「バラ色の指をもつ〜」という形容詞句。古代の詩にも登場する表現)
主なコロケーション・関連フレーズ(10個)
- rosy cheeks(バラ色の頬)
- a rosy glow(バラ色の輝き)
- a rosy outlook(一見良さそうな・明るい見通し)
- paint a rosy picture(良いことばかりを強調して状況を描く)
- rosy future(明るい未来)
- rosy scenario(楽観的なシナリオ)
- turn rosy(バラ色になる/赤らむ)
- rosy complexion(バラ色の肌つや)
- things look rosy(物事がバラ色に見える、楽観的である)
- rosy dawn(バラ色の夜明け)
3. 語源とニュアンス
語源:
「rose(バラ)」に形容詞を作る接尾語 -y がついて「バラのような」という意味になったのが始まりです。特に「バラ色の」といった色彩的なイメージに加え、バラの美しさから「楽観的」「好都合」という比喩的な意味合いも派生しました。
ニュアンスや使用の注意点:
- 「rosy」という単語は、カジュアルな会話でも文章でもどちらでも使われます。
- 「血色がよい」「顔が赤らむ」という場合には、少し文学的・ロマンチックな響きも与えます。
- 「楽観的」という意味で使うときは、「実際以上に物事を好意的に見ている」ニュアンスが含まれる場合もあります。
4. 文法的な特徴と構文
形容詞: 修飾する名詞の前(attributive)や補語(predicative)として使われます。
- 例)She has rosy cheeks. (attributive)
- 例)Their future looks rosy. (predicative)
- 例)She has rosy cheeks. (attributive)
可算・不可算などの問題はありません(形容詞なので名詞のような可算・不可算の区別はしない)。
口語でも文章でも用いられますが、特に文学的・詩的な表現で登場しやすいです。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
“Your cheeks look so rosy; have you been out in the sun?”
(「頬が赤くなっているね。外で日差しを浴びてたの?」)“I love wearing this blush because it gives me a rosy glow.”
(「このチークを使うと頬がバラ色に見えるから大好き。」)“After our run, everyone’s face turned a bit rosy.”
(「走った後は、みんな顔がちょっと赤らんでたよ。」)
ビジネスシーンでの例文(3つ)
“Despite initial setbacks, the sales forecast still looks rosy.”
(「初期のつまずきがあったにもかかわらず、売上見通しはまだ明るいですね。」)“Let’s not paint too rosy a picture for our investors; we need to be realistic.”
(「投資家にはあまりバラ色の絵を描きすぎないようにしましょう。現実的であるべきです。」)“He gave a rosy assessment of the project’s progress during the meeting.”
(「彼は会議中、プロジェクトの進捗に関して楽観的な評価を下しました。」)
学術的・フォーマルな文脈での例文(3つ)
“Historical accounts often describe the dawn sky with a rosy hue, signifying hope and renewal.”
(「歴史的な記述では、夜明けの空をバラ色に描写することが多く、希望や再生を象徴しています。」)“Her complexion was notably rosy, indicating a robust cardiovascular condition.”
(「彼女の肌が顕著にバラ色を帯びており、健康的な循環器系の状態を示していました。」)“In economic terms, the rosy forecasts for growth may be dampened by external factors.”
(「経済的な視点では、成長に対するバラ色の予測も外的要因によって下振れする可能性があります。」)
6. 類義語・反意語と比較
類義語(synonyms)
- pinkish(ピンクがかった)
- 「色」に注目する場合に使う。ニュアンスとしてはよりストレートに「ピンクっぽい」だけ。
- 「色」に注目する場合に使う。ニュアンスとしてはよりストレートに「ピンクっぽい」だけ。
- ruddy(肌などが赤みを帯びた)
- 肌や顔色を表現するときに使われることが多い。「血色の良い」。
- 肌や顔色を表現するときに使われることが多い。「血色の良い」。
- flush(ed)(顔が赤らんだ)
- 感情や運動などで一時的に赤くなる場合。
- 感情や運動などで一時的に赤くなる場合。
- optimistic(楽観的)
- 色のニュアンスはなく、「先行きが明るい」という側面だけを示す。
- 色のニュアンスはなく、「先行きが明るい」という側面だけを示す。
反意語(antonyms)
- pallid(青白い)
- gloomy(暗い、陰鬱な)
- pessimistic(悲観的な)
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA:
- イギリス英語 (BrE): /ˈrəʊ.zi/
- アメリカ英語 (AmE): /ˈroʊ.zi/
- イギリス英語 (BrE): /ˈrəʊ.zi/
- アクセント: 先頭の “ro” の部分に強勢が置かれ、“-sy” は弱めに発音します。
- よくある間違い:
- “rose” と混同して、「ロウズィ」ではなく「ローズィ」と平板に発音しがち。
- しっかり最初の “ro” にアクセントをつけるのがコツです。
- “rose” と混同して、「ロウズィ」ではなく「ローズィ」と平板に発音しがち。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “rosy” を “rosey” と書いてしまうミスが多いので注意。
- 同音異義語との混同: “rowsy” という単語は存在しませんが、カタカナ発音で混同したり、念のため注意。
- 試験対策: 英検やTOEICでは「楽観的な見方」や「色を表す形容詞」として出題される可能性があります。文脈上、「バラ色に見える」=「明るい見通しを示す」「楽観視している」などの理解が必要です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「バラ (rose) + y」=バラっぽい、バラ色っぽい と分解すると覚えやすいです。
- 「バラ色」という視覚的なイメージを思い浮かべると、楽観的・美しい感じが想起しやすく、記憶に定着しやすくなります。
- スペリングは “rosy” と短く。「rose + y=rosy」で、注意するポイントは「e」が入らないことです。
以上が形容詞 “rosy” の詳細解説です。バラの美しさや健康的なイメージ、あるいは「未来への明るい展望」といったニュアンスを同時に表現できる単語として、ぜひ活用してみてください。
(特に,肌色について)バラ色の
希望に満ちた,楽観的な