radiate
〈太陽などが〉『光(熱)を放つ』,輝く / (…から)〈光・熱などが〉『放射する』,輻射する《+『from』+『名』》 / 〈道路などが〉(…から)放射状に広がる《+『out from』+『名』》 / 〈光・熱など〉‘を'放射する,発する / 〈喜び・愛など〉‘を'発散させる
1. 基本情報と概要
英単語: radiate
品詞: 動詞 (自動詞・他動詞として使われる)
CEFRレベル: B2(中上級)
英語での意味:
- To emit (light, heat, energy, etc.) from a source in the form of rays or waves.
- To project or glow with emotion or quality.
日本語での意味:
- (光・熱・エネルギーなどを) 放射する、発する
- (感情や雰囲気などを) 発散する、にじみ出す
「radiate」という単語は、主に「光や熱などを四方八方に発する」という意味で使われます。また比喩的に、「感情や雰囲気を強く示す、放つ」というニュアンスで使われることもあります。
例: 彼女は喜びを放っている (She radiates joy.) のように、嬉しさなどが自然に伝わる感じです。
活用形:
- 現在形: radiate
- 過去形: radiated
- 過去分詞形: radiated
- 現在分詞形: radiating
他の品詞形:
- 名詞: radiation (放射、放射線)
- 形容詞: radiant (光を放つ、輝く、晴れやかな)
2. 語構成と詳細な意味
語源要素:
- 「radi-」はラテン語の“radius”(光線、放射線)に由来します。
- 語尾の「-ate」は動詞を形成する接尾語の一つです。
派生語や類縁語:
- radiation (放射、放射線)
- radiant (放射する、光り輝く)
- radiance (光輝、放出する光)
よく使われるコロケーション(共起表現)10個
- radiate heat → 熱を放射する
- radiate light → 光を放射する
- radiate energy → エネルギーを放出する
- radiate happiness → 幸福感を発散する
- radiate confidence → 自信をあふれさせる
- radiate warmth → 温かさを放つ / あたたかい雰囲気を醸し出す
- radiate outwards → 外へ向かって放射する
- the sun radiates → 太陽が放射する
- radiate from the center → 中心から放射状に広がる
- radiate enthusiasm → 熱意を放つ
3. 語源とニュアンス
語源:
「radiate」はラテン語の「radius」(光線、棒)に由来し、「放射線状に広がる」というイメージがもともとの意味です。古代ラテン語の「radiatus」が「光線をもった、放射状に広がる」という形容詞だったことに由来します。
ニュアンス:
- 物理的な放射 (光・熱など) だけでなく、感情的・抽象的な「放つ」イメージでも使われます。
- 感情を表すときはポジティブな感じが多く、明るく力強い響きがあります。
- カジュアルにもフォーマルにも使えますが、ややフォーマル寄りの文章表現で見られることが多いかもしれません。
4. 文法的な特徴と構文
- 他動詞として: “The sun radiates heat.” (太陽は熱を放射する) のように目的語を取ります。
- 自動詞として: “Heat radiates from the stove.” (ストーブから熱が放散する) のように目的語を取らずに使われます。
- 文章・会話問わず使われますが、やや書き言葉よりのイメージもあります。
- “radiate”を形容詞にした“radiant”は「輝くような」「幸せそうな」を表す形容詞で、会話でも比較的よく使います。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “You’re glowing today! You really radiate happiness.”
- 今日はすごく輝いてるね!本当に幸せが伝わってくるよ。
- 今日はすごく輝いてるね!本当に幸せが伝わってくるよ。
- “I love how the fireplace radiates warmth on cold nights.”
- 寒い夜に暖炉が温かさを放ってくれるのが大好き。
- 寒い夜に暖炉が温かさを放ってくれるのが大好き。
- “She always radiates positivity, no matter the situation.”
- どんな状況でも、彼女はいつもポジティブさを放っているね。
ビジネスシーンでの例文(3つ)
- “Our marketing strategy should radiate our core values to attract loyal customers.”
- 私たちのマーケティング戦略は、コアバリューを強く打ち出して、ロイヤル顧客を引きつけるべきです。
- 私たちのマーケティング戦略は、コアバリューを強く打ち出して、ロイヤル顧客を引きつけるべきです。
- “A good leader radiates confidence and inspires the team.”
- 優れたリーダーは自信を示し、チームに刺激を与えるものです。
- 優れたリーダーは自信を示し、チームに刺激を与えるものです。
- “We need a design that radiates professionalism and trustworthiness.”
- 私たちは、プロフェッショナルさと信頼感を放つようなデザインが必要です。
学術的・専門的な文脈での例文(3つ)
- “Stars radiate energy through nuclear fusion processes at their cores.”
- 恒星は中心で核融合が起こることでエネルギーを放射します。
- 恒星は中心で核融合が起こることでエネルギーを放射します。
- “The heated metal plate radiates thermal energy in all directions.”
- 熱せられた金属板は四方に熱エネルギーを放出する。
- 熱せられた金属板は四方に熱エネルギーを放出する。
- “In mathematics, vectors can radiate outward from a point to form a field.”
- 数学において、ベクトルはある点から放射状に広がって場を形成し得る。
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- emit (放出する)
- “The machine emits a low humming sound.” (その機械は低いハミング音を出す)
- “radiate”は「光・熱などを放出する」をより放射線状にイメージしたり、感情的にも使える。
- “The machine emits a low humming sound.” (その機械は低いハミング音を出す)
- shine (光る)
- “The lamp shines brightly.” (ランプは明るく光る)
- “radiate”はそこからさらに四方に“放つ”という動きが強い。
- “The lamp shines brightly.” (ランプは明るく光る)
- glow (ほのかに光る)
- “The embers still glow in the fireplace.” (暖炉の残り火はまだほのかに光っている)
- “radiate”は「放射する」ニュアンスがあり、より力強い。
- “The embers still glow in the fireplace.” (暖炉の残り火はまだほのかに光っている)
反意語 (Antonyms)
- absorb (吸収する)
- “Dark surfaces absorb more heat from sunlight.” (暗い表面は太陽光から多くの熱を吸収する)
- 「radiate」の真逆で、外に出すのではなく中に取り込むイメージ。
- “Dark surfaces absorb more heat from sunlight.” (暗い表面は太陽光から多くの熱を吸収する)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA):
- アメリカ英語: /ˈreɪ.di.eɪt/
- イギリス英語: /ˈreɪ.di.eɪt/
アクセント(強勢)は最初の “ra” の部分 (reɪ) に置きます。
- アメリカ英語では“レイディエイト”のように、「レイ」に強いアクセント。
- イギリス英語でも基本的に同じ。ただし微妙な母音の違いがあることもあります。
よくある発音ミス:
- 「ray-dee-ate」のように3つの音節をしっかり発音しないで、早口だと「レイディット」となってしまうことがあるので注意しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「radiat」などと最後の“e”を落とすミス。
- 同音異義語: 同じ発音の単語は特にありませんが、“radius”などとは混乱しがち。
- 「radiate」はTOEICなどの試験に出る頻度はそこまで高くありませんが、学術的な文脈や上級レベルの読解問題で出てくる可能性があります。
- 形容詞や名詞形と合わせて覚えることで記事や論文などの読解に役立ちます。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- もともと“radius”から来ているため、「中心から光線が走るイメージ」を思い浮かべると覚えやすいです。
- 物理的な放射に加え、「感情を外に向かって発散する」というイメージをセットで覚えておくと使いやすくなります。
- 覚えるコツ: 「ray(光線) + ate(動詞化)」→ 光線のように放つ
以上が「radiate」の解説です。光や感情を “放射” するというイメージを大切にして、ぜひ使ってみてください。
〈太陽などが〉光(熱)を放つ,輝く
(…から)〈光・熱などが〉放射する,輻射する《+from+名》
〈道路などが〉(…から)放射状に広がる《+out from+名》
〈光・熱など〉‘を'放射する,発する
〈喜び・愛など〉‘を'発散させる,表に出す