Last Updated:2024/06/12

羊飼いの風景は放牧されている羊でいっぱいでした。

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The pastoral landscape was filled with grazing sheep.

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Source Word

pastoral

IPA(Pronunciation)
Adjective

《文》羊飼いの,牧羊者の / 田園の,いなかの / 牧師の / 〈C〉牧歌,田園詩,田園劇,田園曲

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羊飼いの風景は放牧されている羊でいっぱいでした。

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Explanation

1. 基本情報と概要

単語: pastoral

品詞: 形容詞 (ときに名詞としても使われますが、ここでは形容詞について主に解説します)

意味 (英語): relating to the countryside or to the life of shepherds; idyllic and peaceful, often in a rural setting.

意味 (日本語): 田園や羊飼いの生活に関連した、のどかで平和な様子を表す言葉です。田舎の風景の美しさや穏やかさを強調するようなニュアンスがあります。

「pastoral」は自然豊かな田園の雰囲気をイメージさせる言葉で、「都会の喧騒とは離れた平和な生活」を描写したいときなどに使われます。詩や文学では「田園詩的」「牧歌的」と訳されることも多いです。

活用形

形容詞なので、基本的には活用しませんが、比較級・最上級は以下の通りです。


  • 比較級: more pastoral

  • 最上級: most pastoral

※ 名詞として使われる場合は「(a) pastoral」が「田園詩」や「牧歌的作品」を指すことがあります。

CEFRレベルの目安


  • B2 (中上級): Newsや文学作品で出てきたり、比較的アカデミックな文脈で使われる単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 語幹: pastor (ラテン語で「羊飼い」を意味する語源)

  • 接尾辞: -al (「〜に関する」「〜のような」の意味を持つ形容詞化の接尾辞)

関連語や派生語:


  • pastor (名詞): 牧師、羊飼い

  • pastoralism (名詞): 牧畜や牧歌的生活の様子、あるいは牧畜経済

  • pastoralist (名詞): 牧畜民、牧場主

ほかにも「pastoral care(牧会的なケア / 宗教的な指導や世話)」のように宗教的文脈でも使われます。

よく使われるコロケーション10選


  1. pastoral scenery


    • 田園風景


  2. pastoral setting


    • 牧歌的な環境


  3. pastoral care


    • (宗教的な)牧会的ケア、精神的なケア


  4. pastoral life


    • 田園生活、牧歌的な生活


  5. pastoral charm


    • 田園の魅力


  6. pastoral poetry


    • 田園詩


  7. pastoral society


    • 牧畜社会、田園社会


  8. pastoral scene


    • 牧歌的な光景


  9. pastoral tradition


    • 伝統的な田園文化(牧歌的伝統)


  10. pastoral idyll


    • 牧歌的で理想的な情景



3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語の「pastor(羊飼い)」が由来で、そこから「牧師、導く人」の意味にも派生しています。

  • 英語としては「牧歌的な」という意味合いで、16世紀頃から文学において田園生活を理想化して描写する際に多用されるようになりました。

ニュアンス・注意点:


  • 文学や芸術で: 田園風景を美しく描写する場合、フォーマルかつ詩的な表現として使われることが多いです。

  • 宗教的文脈で: 「宗教的な指導」「信者を導く」というニュアンスが含まれ、ややフォーマルに聞こえる場合があります。

  • 一般会話というよりは、美術評論、文学描写、学術・宗教の文脈などでよく見られる単語です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞(pastoral)


    • 例: “He painted a pastoral landscape.”(彼は牧歌的な風景画を描いた。)


  • 名詞としての用法 (やや文語的)


    • 例: “Milton’s ‘Lycidas’ is a famous English pastoral.”(ミルトンの『リシダス』は有名な英語の田園詩である。)


  • 使用シーン:


    • フォーマル / 文学的: 芸術評論、詩、文学論文など

    • ややフォーマル / 宗教的: 神学的な文脈、教会の活動報告など



5. 実例と例文

日常会話での例 (3文)


  1. “I love visiting my grandparents’ farm. The pastoral scenery helps me relax.”


    • 祖父母の農場に行くのが大好きなんだ。牧歌的な景色が気持ちをリラックスさせてくれるよ。


  2. “She decorated her living room with a pastoral theme, using soft colors and rustic furniture.”


    • 彼女はリビングを牧歌的なテーマで飾って、落ち着いた色と素朴な家具を使っていたよ。


  3. “We spent the weekend at a small cottage, surrounded by pastoral beauty.”


    • 週末を小さなコテージで過ごしたんだけど、周りは牧歌的な美しさでいっぱいだったよ。


ビジネスシーンでの例 (3文)


  1. “Our resort’s marketing blog highlights the pastoral charm of the local countryside.”


    • 当リゾートのマーケティングブログでは、現地の田園の魅力を強調しています。


  2. “The property’s pastoral landscape is a key selling point for corporate retreats.”


    • その施設の牧歌的な景観は、企業の研修や懇親会を誘致するうえでの重要な売りとなっています。


  3. “She used pastoral imagery in her real estate listings to appeal to buyers seeking a rural lifestyle.”


    • 彼女は田舎暮らしを求める買い手にアピールするため、不動産の広告に牧歌的なイメージを活用していました。


学術的・文脈での例 (3文)


  1. “In literary criticism, ‘pastoral’ often refers to works that idealize countryside life as pure and uncorrupted.”


    • 文学批評において「pastoral」は、しばしば田舎の生活を純粋で汚れのないものとして理想化する作品を指します。


  2. “Scholars argue that pastoral poetry emerged as a nostalgic response to increasing urbanization.”


    • 学者たちは、田園詩が都市化の進行に対する郷愁として生まれたと主張しています。


  3. “The pastoral motif in Renaissance art symbolizes harmony with nature and a simpler existence.”


    • ルネサンス美術における牧歌的なモチーフは、自然との調和やよりシンプルな暮らしを象徴しています。



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. rural (田舎の)


    • より一般的に「都会ではない地域」という意味合い。

    • “rural”のほうが客観的、地理的なニュアンスが強い。


  2. bucolic (牧歌的な、田園生活に関する)


    • より文学的・詩的な響きがあるが、ほぼ「pastoral」と同じように使われる。


  3. rustic (素朴な)


    • あまり洗練されていない「素朴さ」を強調。ポジティブにもネガティブにも使われる。


  4. idyllic (理想的に美しく、穏やかな)


    • ほとんどがポジティブな意味で、自然の美しさや安らぎを全面的に称える印象。


反意語


  • urban (都市の)


    • 都会の生活を指し、「田園的」とは逆のニュアンスを持ちます。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA (アメリカ英語): /ˈpæs.tɚ.əl/

  • IPA (イギリス英語): /ˈpɑː.stər.əl/

アクセント位置: 最初の音節 “pas-” に強勢があります。


  • アメリカ英語では「パス-tuh-r uhl」

  • イギリス英語では「パー-stuh-r uhl」

  • “or” の音がアメリカ英語では /ɚ/ (r付き母音)、イギリス英語では /ə/ の音に近いことが多いです。

よくある発音ミス:


  • “pas-to-ral” と2拍目を強く発音してしまうことがあり、正しくは1拍目を強くします。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “pastoral” の後半を “-erol” や “-erel” と誤記することがあるので注意。

  2. 同音異義語との混同: “pasteurize” などの単語とは綴りも発音も似ていないので混同は少ないかもしれませんが、視覚的に “pastor” と “paste” の混同が起きることはあります。

  3. 試験対策: TOEICや英検ではあまり頻出しませんが、文学的・芸術的文脈の読解問題などで見かける可能性があります。特に、文学史や文化研究の英文資料に出やすいです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 連想イメージ: “pastor(牧師・羊飼い)” + “-al(〜に関する)” → 「羊飼いから連想される田園生活」のイメージを思い浮かべると覚えやすいです。

  • スペルのコツ: 「pastor」の後ろに「-al」と付ければ大丈夫、と覚えておく。

  • 学習テクニック: 牧歌的な田園風景の写真や絵を見ながら “pastoral” を口に出すと、記憶定着につながります。


以上が 「pastoral」 の詳細解説です。文学や芸術、宗教的文脈でしばしば使われるので、落ち着いた田園の情景をイメージして学習すると、より深く理解できるでしょう。

Meaning Image
pastoral
Sense(1)

《文》羊飼いの,牧羊者の

Sense(2)

田園の,いなかの

Sense(3)

牧師の

Sense(4)

〈C〉牧歌,田園詩,田園劇,田園曲

和英例文問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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