I could feel the cold air entering my nostrils.
nostril
以下では、名詞「nostril」を徹底解説します。
1. 基本情報と概要
単語: nostril
品詞: 名詞 (countable noun: 可算名詞)
日本語の意味: 鼻の穴
英語の意味: Either of the two external openings of the nose.
「nostril」は「鼻の穴」を指し、人間や動物の鼻にある2つの外部への通り道を表す単語です。日常会話では、たとえば「鼻の穴に何か入っている」など、身体の一部として具体的に話題にする際に使われます。やや具体的な単語ですが、日常でも使いやすく、医療や健康に関する話題、動物の形態の説明などでもよく使われます。
- CEFRレベル目安: B1(中級)
- 身体の部位の一つとしては比較的基本的ですが、「nose」に比べてやや専門的・具体的です。英語学習の中級レベルで学ぶ単語とされます。
活用形
- 単数形: nostril
- 複数形: nostrils
名詞なので、動詞や形容詞への直接的な活用形はありません。ただし、副詞的・形容詞的な派生語は特に一般的ではありません。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 接頭語 (prefix): なし
- 語幹 (root): nostr- (古英語で「鼻」を表す語源)
- 接尾語 (suffix): -il / -ril (穴や開口部を表す要素に由来)
「nostril」は、古英語の “nosþyrl” (nose + hole) に由来し、「鼻の穴」という意味を直截的に示しています。
関連語や派生語
- nose (名詞): 鼻
- nasal (形容詞): 鼻の、鼻に関する
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ10個
- flare one’s nostrils(鼻翼を広げる)
- block one’s nostrils(鼻の穴をふさぐ)
- clean one’s nostrils(鼻の穴を掃除する)
- nostril hair(鼻毛)
- a runny nostril(鼻水が出る鼻の穴)
- a stuffy nostril(詰まった鼻の穴)
- nostril piercing(鼻ピアス)
- pinch one’s nostrils(鼻の穴をつまむ)
- breathe through the nostrils(鼻呼吸する)
- wide nostrils(広がった鼻の穴)
3. 語源とニュアンス
語源:
- 古英語 “nosþyrl” から (nose + thirl / thyrl 「穴、開口部」を意味する)
- 中世英語 “nostril” と変化し、現代英語でもほぼ変わらずに使われています。
ニュアンス・使用時の注意点:
- 具体的な身体部位であり、日常会話でもフォーマルでも問題なく使えます。
- 「鼻の穴」という表現のため、場面によっては下品に聞こえることはありませんが、直接的な表現であるため使い方に注意が必要です。
- 医療や健康情報、あるいは動物の説明などの文脈で使われることが多いです。
4. 文法的な特徴と構文
可算名詞:
- 「one nostril / two nostrils」のように、1つ、2つと数えられます。
一般的な構文例:
- “Someone has a large/small nostril.”
- “Something got stuck in my nostril.”
使用シーン:
- カジュアルでもフォーマルでも使えるが、医学や動物学的文脈ならより専門的な印象を与えることもある。
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアル)
- “I think I got a bit of dust in my nostril.”
(鼻の穴にホコリが入ったみたい。) - “Why are you flaring your nostrils like that?”
(なんでそんなふうに鼻の穴を広げてるの?) - “My nostrils feel so dry in winter.”
(冬になると鼻の穴がとても乾燥するんだ。)
ビジネスシーン (ややフォーマル)
- “The mask should fit securely around the nostrils to block dust.”
(ホコリを防ぐために、マスクは鼻の穴の周囲にしっかりフィットさせる必要があります。) - “He discreetly wiped his nostrils before entering the meeting room.”
(彼はミーティングルームに入る前に、さりげなく鼻の穴を拭きました。) - “Please ensure that your nostrils are clear to avoid any discomfort during the presentation.”
(プレゼン中の不快感を避けるために、鼻の穴をよく通るようにしておいてください。)
学術的・医療的文脈
- “A nasal endoscope can visualize the internal structure of the nostrils.”
(鼻用の内視鏡で鼻の穴の内部構造を観察することができます。) - “Inflammation in the nostrils often occurs due to seasonal allergies.”
(季節性アレルギーによって、鼻の穴に炎症が起きることがよくあります。) - “When examining an animal, checking the nostrils is crucial for detecting respiratory issues.”
(動物を診察する際には、呼吸器の問題を見つけるために鼻の穴を確認することが重要です。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
nasal opening(鼻の開口部)
- 医学的・テクニカルな文脈で使われることが多い。会話ではあまり使わない。
- 医学的・テクニカルな文脈で使われることが多い。会話ではあまり使わない。
nasal passage(鼻腔)
- 鼻全体の内部通り道を指すことが多く、外から見える「nostril」とはやや範囲が違う。
- 鼻全体の内部通り道を指すことが多く、外から見える「nostril」とはやや範囲が違う。
反意語 (Antonyms)
身体部位の反意語は明確にはありませんが、「mouth(口)」が呼吸器官として対象的に扱われることがあります。しかし、「nostril」の直接の反意語にはあたりません。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˈnɒs.trəl/ (イギリス英語), /ˈnɑː.strəl/ (アメリカ英語)
- アクセント位置: 最初の音節
nos-
に強勢があります。
- イギリス英語とアメリカ英語での母音の発音がやや異なります。
- イギリス英語: 「ノス・トゥル」
- アメリカ英語: 「ナー(ノ)ス・トゥル」
- イギリス英語とアメリカ英語での母音の発音がやや異なります。
- よくある発音ミス:
- 第二音節を強く発音してしまう
- “r” の音をはっきり発音しすぎる、またはしなさすぎる
- 第二音節を強く発音してしまう
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “nostil” “nostral” などと書き間違えやすい
- 同音異義語との混同: 同音異義語は特にありませんが、単語が “nostril” と長めなので、発音・スペリングともに注意
- 試験対策の出題傾向:
- ボディパーツの問題として登場することがあります。TOEICなどでは頻度は高くありませんが、英検の読解で「身体の部位を表す語」として問われる可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「nose(鼻)+ thrill(穴、穿つ) ⇒ nostril」とイメージすると覚えやすいかもしれません。実際には “thirl” が古英語で「穴」を表す語源です。
- 鼻の穴が2つあるイメージを思い浮かべると、そのスペルの“r”が2つの穴をつなぐイメージ…とこじつけると印象に残るかもしれません。
- 発音時の“ノストゥル”というリズムを意識して覚えるとスペルと紐づけやすくなります。
以上が、名詞「nostril」の詳細解説となります。「鼻の穴」程度に思えますが、医療や動物学など幅広い文脈で使われる単語ですので、発音とスペルにも注意して学習しましょう。
鼻孔