The parrot is a perfect mimic of human speech.
mimic
1. 基本情報と概要
単語: mimic
品詞: 名詞(ただし動詞・形容詞としても使われます)
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
意味(英語)
- A person or thing that imitates or copies the voice, gestures, or appearance of someone or something else.
意味(日本語)
- 他者の声や動作、見た目をまねる人やものを指す言葉です。舞台やコメディの場面で、誰かの振る舞いや特徴をそっくり模倣する「ものまね芸人」のようなイメージです。
「人を笑わせるために誰かの動作や話し方をそっくり再現する人」をイメージするとわかりやすいかもしれません。「ものまねをする人・もの」にニュアンスが近いです。
活用形
- 名詞形: a mimic (単数) / mimics (複数)
- 動詞形: mimic - mimics - mimicked - mimicking
- 例: “He mimics his favorite actor.”
- 形容詞形: mimetic (例: “mimetic behavior”)
他の品詞例
- 動詞: to mimic (~をまねる)
- 形容詞: mimetic (模倣の)
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: なし
- 語幹: “mim-” (模倣を意味する語幹)
- 接尾語: “-ic” (形容詞や名詞を作る語尾)
語幹の “mim-” は「まねる」「模倣する」という意味を持ち、これに “-ic” がついて「模倣する人・もの」という名詞になります。英語で「模倣」を表す “mime” や “mimicry” などとも関連があります。
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(例)
- “a skilled mimic” – 熟練したものまね芸人
- “comic mimic” – コメディを中心に模倣する人
- “find a good mimic” – うまい模倣者を探す
- “the art of mimicry” – 模倣の技術
- “a natural mimic” – 生まれつき模倣がうまい人
- “mimic performance” – ものまねパフォーマンス
- “perfectly mimic someone’s voice” – 誰かの声を完璧にまねる
- “mimic show” – ものまねショー
- “mimic talent” – ものまねの才能
- “to be a mimic at heart” – 本質的に模倣が得意である
3. 語源とニュアンス
語源:
- 古代ギリシャ語の “mīmikos (ミーミコス)” から来ており、「まねる」「模倣する」という意味を持ちます。同語源には “mimos (ミモス: 役者)” や “mime (哑劇・パントマイム)” などがあります。
- ラテン語の “mimicus” をへて、「まねる人・もの」の意味が英語に伝わりました。
ニュアンスや使用時の注意
- 微妙なニュアンス: “mimic” は「ものまね・模倣」の行為に対して、時にコミカルなイメージを伴います。ポジティブにも、時に揶揄(からかい)のニュアンスも含まれることがあります。
- 使用場面: 舞台やコミカルな場、また日常会話で誰かの特徴を伝えるときなどに使われることが多いです。ややフォーマルな文脈でも問題なく使えますが、主に会話やエンターテインメントのシーンでよく見られます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: “a mimic” / “two mimics” のように数えられます。
- 形容詞化: “mimetic” は文語的・学術的な場面や文学で用いられる傾向が強いです。
- 動詞として: “to mimic something/someone” と他動詞としてその対象を模倣します(自動詞ではありません)。
一般的な構文・イディオム
- “to be a good mimic” – 「模倣がうまい人である」
- “mimic someone’s accent” – 「誰かのアクセントをまねる」
- “mimic the style of a writer” – 「作家の文体をまねる」
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアル)
“My sister is such a good mimic; she can copy any singer’s voice.”
- (私の妹はものまねがすごく上手で、どんな歌手の声でもまねできます。)
- (私の妹はものまねがすごく上手で、どんな歌手の声でもまねできます。)
“I’m not a great mimic, but I tried to imitate his laugh.”
- (私はあまりものまねが得意ではないんだけど、彼の笑い方をまねしてみたんだ。)
- (私はあまりものまねが得意ではないんだけど、彼の笑い方をまねしてみたんだ。)
“He’s a hilarious mimic, and always entertains us at parties.”
- (彼はめちゃくちゃ面白いものまねが上手で、いつもパーティーでみんなを楽しませます。)
ビジネス (フォーマル/ややフォーマル)
“Her ability as a mimic made our presentation more engaging.”
- (彼女のものまねの才能のおかげで、私たちのプレゼンテーションはより魅力的になりました。)
- (彼女のものまねの才能のおかげで、私たちのプレゼンテーションはより魅力的になりました。)
“A skilled mimic can demonstrate different customer reactions during training sessions.”
- (熟練したものまねができる人は、研修中にさまざまな顧客の反応を再現できます。)
- (熟練したものまねができる人は、研修中にさまざまな顧客の反応を再現できます。)
“Hiring a professional mimic for our corporate event was an excellent idea.”
- (企業イベントにプロのものまね芸人を呼んだのは素晴らしいアイデアでした。)
学術的・専門的文脈
“From an evolutionary perspective, certain animals function as a mimic to avoid predators.”
- (進化論の観点から見ると、ある種の動物は捕食者を避けるために「擬態者」としての機能を持っています。)
- (進化論の観点から見ると、ある種の動物は捕食者を避けるために「擬態者」としての機能を持っています。)
“In literature, a mimic might adopt various narrative voices to reflect different characters.”
- (文学においては、ものまねをする人はさまざまなキャラクターの語り口を使い分けることがあります。)
- (文学においては、ものまねをする人はさまざまなキャラクターの語り口を使い分けることがあります。)
“Mimic species are a key subject of research in behavioral ecology.”
- (模倣を行う種は行動生態学の重要な研究対象です。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
impersonator(ものまね芸人)
- “impersonator” は有名人やキャラクターに特化してまねる人を指すことが多いです。
- “mimic” よりも「人になりきる」というニュアンスが強いです。
- “impersonator” は有名人やキャラクターに特化してまねる人を指すことが多いです。
imitator(模倣者)
- 一般的に「まねをする人」という広い意味で使われます。
- “mimic” より形式的ですが、ほぼ同じ使い方が可能です。
- 一般的に「まねをする人」という広い意味で使われます。
parodist(パロディ作家・芸人)
- 相手を面白おかしく誇張して表現するイメージがあります。
- “mimic” よりもジョークや皮肉の要素が強めです。
- 相手を面白おかしく誇張して表現するイメージがあります。
反意語
- originator(創始者、独創者)
- まねするのではなく、最初に何かを作り出す人を指します。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˈmɪmɪk/
- アクセント位置: 先頭の “mim” の部分に強勢があります(MIM-ik)。
- アメリカ英語とイギリス英語: 大きな違いはありませんが、アメリカ英語では [ˈmɪmɪk]、イギリス英語でも同様に発音されます。
- よくある発音ミス: /maɪmɪk/ や /mɪˈmɪk/ と誤って発音してしまうことがありますが、正しくは “MIM-ik” となります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “mimick” と “k” を重ねる誤りが起きやすいですが、正しくは “mimic” です。
- 同音異義語: ほぼ同音異義語は存在しませんが、“mimic” と “mimicry” (名詞) を混同する学習者がいるかもしれません。
- 発音: 強勢の位置を間違えると伝わりにくくなるので注意が必要です。
- 試験対策: TOEIC や英検の文脈で直接出題される頻度は高くないものの、上級問題や読解で「模倣」について論じる際、本単語が登場することがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “mimic” の“mi” は「見」(見る) と、「み」(日本語で「まねる」イメージ)を関連づけると覚えやすいかもしれません。
- “mimic” → “mime” → 「パントマイム」 →「まねをする」イメージで連想すると記憶に定着しやすいです。
- 勉強テクニック: 誰かのモノマネを実際にやってみると、体感的に単語が覚えられます。生の会話や動画で「mimic」という単語がどのように使われるかに注目して聴いてみてください。
以上が、名詞としての “mimic” の詳細解説です。どんな場面で、どんなニュアンスで使われるかイメージしながら学習すると理解が深まるでしょう。
《名詞の前にのみ用いて》
人まねをする動物;人の声をまねる鳥
ものまねをする
偽りの,模擬の
擬態の
ものまねをする人,ものまね役者