Last Updated:2024/06/17
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The doctor prescribed medication to reduce the inflammatory response.
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Source Word
inflammatory
IPA(Pronunciation)
Explanation
以下では、形容詞 “inflammatory” について、できるだけ詳しく解説していきます。
1. 基本情報と概要
英語・日本語での意味
英語: “inflammatory”
「炎症を引き起こす」「感情をかきたてる・挑発的な」という意味があります。日本語: 「炎症の」「刺激的な・感情や状況を興奮させるような」
医学的文脈では「炎症を引き起こす(炎症性の)」という意味で使われます。比喩的には、相手や人々の感情を煽り立てるような発言や文章などを形容する際に使われます。
「体に炎症を起こすもの、あるいは人々の気持ちを煽るような単語です。」
品詞と活用形
- 品詞: 形容詞 (adjective)
- 比較級: more inflammatory
- 最上級: most inflammatory
他の品詞になったときの例
- 名詞形: inflammation(炎症)
- 例: “He’s suffering from inflammation in his knee.”(彼は膝に炎症を抱えている)
- 例: “He’s suffering from inflammation in his knee.”(彼は膝に炎症を抱えている)
- 動詞: inflame(炎症を起こす/感情を煽る)
- 例: “His remark inflamed the audience.”(彼の発言が聴衆の感情を煽った)
CEFRレベルの目安
- B2 (中上級)
医学的・政治的なトピックや新聞記事等で使われるため、ある程度の語彙力が必要になる単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- in-: 中へ・中で(この場合は “into” のような意味合い)
- flam: ラテン語で「炎(flamma)」を由来とする要素
- -atory: 形容詞化する接尾辞
“inflammatory” は “in-” + “flamma” (炎) + “-atory” の組み合わせから生まれた語です。
詳細な意味
- 医学的意味: 「炎症を引き起こす(原因となる/炎症の)」
- 例: “inflammatory diseases” (炎症性疾患)
- 例: “inflammatory diseases” (炎症性疾患)
- 比喩的意味: 「人の感情を刺激する、煽り立てる、感情をかき乱す」
- 例: “inflammatory speech” (扇動的なスピーチ)
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- inflammatory remarks(挑発的な発言)
- inflammatory speech(扇動的な演説)
- inflammatory article(扇情的な記事)
- inflammatory statement(刺激的な主張)
- inflammatory rhetoric(挑発的修辞)
- inflammatory response(炎症反応)
- inflammatory language(過激な表現)
- inflammatory condition(炎症症状)
- inflammatory effect(炎症効果/刺激効果)
- potentially inflammatory(潜在的に炎症・感情を煽る)
3. 語源とニュアンス
語源
- ラテン語の “inflammare”(in + flamma;火をつける、中に炎を起こす)に由来します。
- 医学では文字通り炎症を引き起こす意味として用いられ、政治・社会的文脈では人の感情に「火をつける・煽り立てる」ようなニュアンスを帯びて使われます。
ニュアンス・使用時の注意点
- 医学や科学的文脈の場合は「炎症を起こす、炎症の」という意味で比較的客観的に使われます。
- 政治的・社会的な文脈は「挑発的」「扇動的」といった強い感情を含むため、意図的に人々を煽るような論調や発言を形容するときに用います。
- 場合によっては批判的なニュアンスを強く含むため、失礼や誤解を招かないように注意が必要です。
- フォーマルな文章(論文や公的文書)でも見られますが、感情的な内容を強調する際にも使われ、適度な慎重さが求められます。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞として名詞を修飾します。
例: “The inflammatory article caused uproar.”(その扇情的な記事は大騒ぎを引き起こした) - 医学的文脈では、専門用語を修飾する目的でしばしば使われます。
例: “inflammatory bowel disease”(炎症性腸疾患) - フォーマル・カジュアルどちらのシーンでも使われますが、カジュアルに口語で使う際は、政治や情報番組などで「扇情的」というニュアンスを伝えたいときに登場します。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “That news report was so inflammatory; it made everyone angry.”
(あのニュース報道はすごく扇情的だったね。みんな怒ってたよ。) - “Be careful with inflammatory comments when discussing politics.”
(政治の話をするときは、挑発的なコメントに気をつけて。) - “The online post was quite inflammatory, and it triggered a heated debate.”
(そのオンライン投稿はかなり煽情的で、激しい論争を引き起こしたよ。)
ビジネスシーンでの例文(3つ)
- “Our client found the marketing slogan to be inflammatory and decided not to run it.”
(クライアントはそのマーケティングのスローガンを挑発的だと感じ、採用しないことを決めました。) - “We should avoid releasing any inflammatory statements that could damage our brand image.”
(ブランドイメージを損なうような挑発的な声明は発表しないようにすべきです。) - “The CFO warned us that inflammatory remarks could lead to negative reviews on social media.”
(CFOは、挑発的な発言がSNSでの悪い評判につながる可能性があると警告しました。)
学術的な文脈(3つ)
- “The study examines the mechanism of inflammatory processes in autoimmune disorders.”
(その研究は、自己免疫疾患における炎症プロセスのメカニズムを調査しています。) - “An inflammatory response can be triggered by pathogens or tissue damage.”
(炎症反応は、病原体や組織損傷によって引き起こされることがあります。) - “Chronic inflammatory conditions require careful long-term management.”
(慢性的な炎症性疾患は、長期的な注意深い管理が必要です。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- provocative(挑発的な)
- 「議論を巻き起こす」「人の感情を揺さぶる」という点ではほぼ同義ですが、やや軽めで「興味をそそる」ニュアンスでも使われます。
- 「議論を巻き起こす」「人の感情を揺さぶる」という点ではほぼ同義ですが、やや軽めで「興味をそそる」ニュアンスでも使われます。
- incendiary(放火の、扇動的な)
- 政治演説などで「火をつける」というイメージが強いため、より攻撃的・暴力的なニュアンスが強いです。
- 政治演説などで「火をつける」というイメージが強いため、より攻撃的・暴力的なニュアンスが強いです。
- agitating(人を動揺させるような)
- 「動揺・混乱を招く」という点にフォーカスしており、「炎症」という医学的意味は持ちません。
反意語
- calming(落ち着かせる)
- 人の感情を和らげ、沈静化させるという意味で “inflammatory” の逆を表すすっきりした反意語です。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ɪnˈflæməˌtɔːri/ (アメリカ英語)
- イギリス英語: /ɪnˈflæmət(ə)ri/
- アクセントの位置: “in-FLAM-ma-to-ry” の第二音節 “FLAM” に強勢があります。
- よくある発音の間違い: “in-flam-MA-tory” のように “ma” の部分を強く読みすぎたり、 /inˈflæmәtɔri/ の /t/ を省略して “in-flamma-ory” のように続けてしまうことがあるので注意しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “inflamatory” のように “m” が一つになってしまうミスがよくあります。正しくは “inflammatory” です。
- 同音/類似語との混同: “inflammation”(名詞)と “inflammatory”(形容詞)を混同しないようにしましょう。
- 試験対策:
- TOEIC や英検などでも、ビジネス文脈や医療関連文脈の長文読解で出題される可能性があります。
- 政治や社会問題に関する文章にも出てくるので、文章全体のトーンを読み取る際にも重要な単語です。
- TOEIC や英検などでも、ビジネス文脈や医療関連文脈の長文読解で出題される可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “in-” + “flame(炎)” を思い出すと、「内側で炎を起こす → 人の感情に火をつける、体内で炎症を起こす」というイメージで覚えやすいです。
- 医学と政治・社会で使われる単語のため、「体の炎症」と「社会の炎」を結びつけるストーリーで記憶すると効果的です。
- 例: 「怒り」という“炎”が人々の感情を燃え上がらせる → 単語のスペルにも “flam” が入っている。
以上が “inflammatory” の詳しい解説です。炎症(身体的)と扇動(感情・社会)的な二つの大きな側面を持つ形容詞であると覚えておくと理解が深まります。ぜひいろいろな文脈で使われる例文を見ながら学習してみてください。
Meaning Image
Sense(1)
炎症を起こす,炎症性の
Sense(2)
憤激させる,扇動的な