Source Word
stingy
IPA(Pronunciation)
Explanation
1. 基本情報と概要
英語: stingy
品詞: 形容詞 (adjective)
意味(英語): Not willing to spend or give; reluctant to share resources.
意味(日本語): お金や物を出し惜しむ、ケチな。必要以上に支出や提供を渋るニュアンスを持ちます。
「stingy」は、人が所有するお金や物を使うことを嫌がり、出し惜しむ態度を表すときに使われます。日常会話では「ケチ」というネガティブなニュアンスでよく用いられます。
活用形: 形容詞なので、語形変化はありませんが、関連語として以下があります:
- 名詞形: stinginess (ケチであること、けちけちした性格)
- 副詞形: stingily (ケチなやり方で)
CEFRレベル: B2 (中上級)
英語学習においては、中上級程度のレベルの単語と言えます。「けちである」という意味を表す語彙として使われ、日常会話・ビジネス会話でも登場します。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: “sting” という単語を連想させますが、由来としては “stingy” 全体で「ケチな」を意味し、“sting” (刺す) からの直接的な派生ではありません。
- 接辞: 形容詞語尾 “-y” が付いています。英語で “-y” は「〜の性質を持つ」という意味を付加することがあります。
よく使われるコロケーションおよび関連フレーズ(10個)
- stingy with money(お金にケチな)
- a stingy tipper(チップを出し渋る人)
- be stingy about spending(支出を渋る)
- stingy with compliments(褒め言葉をケチる)
- grow stingy over time(時が経つにつれケチになる)
- stingy portion(少ない分量)
- stingy donation(しぶい寄付)
- stingy on details(細部の情報を惜しむ)
- a reputation for being stingy(ケチだという評判)
- so stingy that ~(〜するほどケチである)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「stingy」は16〜17世紀頃に登場したとされ、古い英語の “sting”(刺す)からきている可能性もありますが、正確な語源はやや不明瞭です。
- 現在では「もったいぶる・渋る」というネガティブな評価を含む形容詞として定着しています。
ニュアンス・使用時の注意点
- 「ケチだ」という割と強めの否定的印象を与えます。
- 日常会話、カジュアルな文章で使われるときが多いですが、ビジネス文書やフォーマルなシチュエーションでは「parsimonious」「frugal」など、より婉曲な言い回しを使うことがあります。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞なので、名詞を修飾するときや補語(be動詞やリンク動詞の後)として使います。
- 例:
- He is stingy. (補語)
- A stingy person. (名詞を修飾)
- He is stingy. (補語)
フォーマル/カジュアル
- 「stingy」はややカジュアル〜中立的な表現ですが、ニュアンスが強いので人を直接批判する場面では失礼になりうる点に注意が必要です。
イディオムや構文
- “don’t be stingy with ~” (~をケチらないで)
- “stop being stingy and just pay for it” (ケチケチせずに払ってよ)
5. 実例と例文
(1) 日常会話
- “Don’t be so stingy with the ketchup!”
- ケチャップをそんなにケチケチしないでよ。
- ケチャップをそんなにケチケチしないでよ。
- “I heard Sarah is quite stingy when it comes to buying gifts.”
- サラはプレゼントを買う時にかなりケチらしいよ。
- サラはプレゼントを買う時にかなりケチらしいよ。
- “He’s so stingy that he reuses every ziplock bag.”
- 彼はあまりにケチだから、ジップロック袋を何度も再利用するんだ。
(2) ビジネス
- “Our boss is stingy about approving expense reports.”
- 上司は経費精算を承認するのにケチなんだ。
- 上司は経費精算を承認するのにケチなんだ。
- “Don’t appear stingy when allocating the project resources.”
- プロジェクトのリソースを割り振るときに、ケチな印象を与えないようにね。
- プロジェクトのリソースを割り振るときに、ケチな印象を与えないようにね。
- “Being too stingy with employee benefits can hurt company morale.”
- 社員の福利厚生をあまりにケチりすぎると、会社の士気を損ねることになる。
(3) 学術的な文脈
- “In psychological studies, stingy behavior is often linked to fear of loss.”
- 心理学の研究では、ケチな行動はしばしば「失うことへの恐れ」に関連づけられる。
- 心理学の研究では、ケチな行動はしばしば「失うことへの恐れ」に関連づけられる。
- “A stingy approach to funding may hamper long-term research outcomes.”
- 研究資金をケチるやり方は、長期的な研究成果を阻害するかもしれない。
- 研究資金をケチるやり方は、長期的な研究成果を阻害するかもしれない。
- “The notion of stingy resource allocation appears in various economic models.”
- 資源をケチるという概念は、さまざまな経済モデルに現れる。
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- miserly(非常にケチな、倹約しすぎる)
- “miserly” は、お金への執着が強く、極端に支出を避けるニュアンスが強い。
- “miserly” は、お金への執着が強く、極端に支出を避けるニュアンスが強い。
- tightfisted(拳を握りしめたように、財布の紐が固い)
- 口語的で、イメージしやすい表現。
- 口語的で、イメージしやすい表現。
- parsimonious(過度に倹約的な、けちな)
- 文語的・フォーマルな場面で使われる。
- 文語的・フォーマルな場面で使われる。
- mean(英国英語で「ケチ」)
- アメリカ英語では「意地悪」の意味が強いが、英国英語では「けち」を意味する場合がある。
- アメリカ英語では「意地悪」の意味が強いが、英国英語では「けち」を意味する場合がある。
反意語 (Antonyms)
- generous(気前の良い)
- lavish(惜しみなく与える、豪華な)
- magnanimous(寛大な、心の広い)
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˈstɪn.dʒi/
- 第一音節 “stin” にアクセントがきます。
- 第一音節 “stin” にアクセントがきます。
- アメリカ英語 / イギリス英語: 発音に大きな違いはありませんが、イギリス英語では母音が少し短めに発音される傾向があります。
- よくある間違い: “stingy” の “g” は /dʒ/ と発音される点に注意。 “ジ”と発音します。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “stingy” を “stinky” (悪臭がする) と混同しないように。
- 同音異義語: 直接の同音異義語はありませんが、“sting” は「刺す」という意味なのでごっちゃにしないよう注意。
- 試験対策: TOEICや英検などでは、ビジネス文脈で「コストを渋る」という場面で出題される場合があります。人件費や経費を「出し惜しむ」文脈で要注意単語です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「刺す(sting)」に “-y” がついているイメージから、「お財布を刺すように引き締めている」→「ケチ」という連想で覚えると楽しいかもしれません。
- 「スティンジー」と音で丸ごと覚えて、「スティング(sting)は刺す、ジー(y)でケチ」というストーリーで記憶を助ける方法もあります。
- スペリングは “sting” + “y” だが、発音は /ˈstɪn.dʒi/ で “ジ” と読む部分を意識すると混乱しにくいでしょう。
以上が「stingy」の詳細解説です。人や物事に対してケチであることを表す形容詞で、ネガティブなイメージを含むという点を押さえておきましょう。
Meaning Image
Sense(1)
けちな,しみったれの;(…を)出し惜しみする《+with(of)+名》
Sense(2)
乏しい,わずかな