landing
上陸,着陸,着水 / (貨物の)陸揚げ / (また『landing place』)着陸(上陸)場,荷揚げ場,埠頭(ふとう) / (階段の)おどり場
1. 基本情報と概要
単語: landing
品詞: 名詞 (noun)
CEFRレベルの目安: B1(中級)
意味(英語 / 日本語)
- 英語: The act of coming down to the ground (especially of an aircraft or spaceship), or the flat area at the top of a staircase or between flights of stairs.
- 日本語: 飛行機や宇宙船などが地面に降りてくること、または階段の途中にある小さな踊り場のこと。
「landing」は、主に「着陸」「上陸」「(階段の) 踊り場」を意味する名詞です。
フォーマルでもカジュアルでも使われますが、“着陸”に関しては航空関連でよく使われ、また家の中で「landing」と言う場合は「踊り場」を指します。
活用形
名詞なので、直接的な活用形はありません。
- 単数形: landing
- 複数形: landings
他の品詞になったときの例
- land (動詞): 「土地に上陸する」「着地する」「届けられる」などを意味します。
例) The plane will land in 10 minutes. (飛行機は10分後に着陸します。) - land (名詞): 「土地」「陸地」
- landing (動名詞としての用法): Flying a plane and landing it safely is a difficult task. (飛行機を飛ばして安全に着陸させることは難しいことです。)
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語幹: “land” = 土地、陸地
- 接尾語: “-ing” = 動作や状態を表す名詞化の接尾辞
他の単語との関連性
- land, lands, landscape, landlord など “land” を含む語と関連します。
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- safe landing (安全な着陸)
- emergency landing (緊急着陸)
- landing gear (着陸装置)
- hard landing (衝撃の強い着陸)
- soft landing (軟着陸)
- landing strip (離着陸滑走路)
- rough landing (荒い着地)
- landing pad (着陸用のパッド、ヘリポートなど)
- landing approach (着陸進入)
- stair landing (階段の踊り場)
3. 語源とニュアンス
“land” は古英語の “land”, “lond” に由来し、「地面」「陸地」を表してきました。そこに “-ing” がつくことで、「~に着く動作」や「~の状態」という意味合いを持つ名詞になっています。
- 航空分野で主に使われる意味: 航空機・ヘリコプター・ロケットなどが地上へ戻る行為。
- 家や建物で使われる意味: 階段の踊り場。上と下をつなぐ中間地点。
ニュアンスや使用上の注意点:
- “landing” が指すのはあくまで「着地する場所や動作」です。「到着」として単純に “arrival” を使うケースとは区別してください。
- 「階段の踊り場」を指すときはかなり日常的・カジュアルな表現です。それほどフォーマルな文脈ではありません。
4. 文法的な特徴と構文
名詞 (可算名詞)
- 航空関連の「着陸」を数えるときは “one landing, two landings” など、可算で表せます。
- 階段の踊り場を数えるときも “There are two landings in this staircase.” のように可算で扱います。
- 航空関連の「着陸」を数えるときは “one landing, two landings” など、可算で表せます。
一般的な構文
- “make a(n) … landing” → “make a safe landing” (安全に着陸する)
- 「He made a perfect landing despite the bad weather.」 (悪天候にもかかわらず、彼は完璧な着陸をした。)
- “make a(n) … landing” → “make a safe landing” (安全に着陸する)
イディオム・表現
- “bring down for a landing” (飛行機を着陸させる)
- “landing on one’s feet” (逆境からうまく切り抜ける、うまく着地するという比喩)
- “bring down for a landing” (飛行機を着陸させる)
5. 実例と例文
日常会話での例文
“Did you hear the plane’s landing just now? It was so loud!”
(さっき飛行機が着陸する音、聞こえた? すごく大きかったね!)“Be careful on the landing if the lights are off. You might trip.”
(踊り場のところ、電気が消えているから気をつけて。つまずくかも。)“We can set down the bags on the landing before heading upstairs.”
(2階に行く前に踊り場にバッグを置いておけるよ。)
ビジネスでの例文
“Our private jet’s landing will be scheduled at 3 p.m.”
(私たちのプライベートジェットの着陸は午後3時に予定されています。)“The CEO was impressed by the pilot’s smooth landing.”
(CEOはパイロットのスムーズな着陸に感銘を受けました。)“We need to confirm the exact time of landing for arranging transport.”
(移動手段の手配をするために、正確な着陸時刻を確認する必要があります。)
学術的/専門的な文脈での例文
“The spacecraft’s landing on Mars marked a significant milestone in space exploration.”
(その宇宙船の火星着陸は宇宙探査における大きな節目となった。)“Engineers tested the new landing gear in various wind conditions.”
(エンジニアたちは新しい着陸装置をさまざまな風の条件下でテストした。)“Researchers analyzed the effect of terrain on the landing of autonomous drones.”
(研究者たちは自律型ドローンの着陸における地形の影響を分析した。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- arrival (到着)
- 「到着」の意味に重きがあり、特に場所・時点に到達することを指します。“landing” は空を飛んでいたものが地に着くニュアンス。
- 「到着」の意味に重きがあり、特に場所・時点に到達することを指します。“landing” は空を飛んでいたものが地に着くニュアンス。
- touchdown (着地)
- 特にスポーツ(アメリカンフットボール)と航空関連で使われますが、“landing” よりも「接地の瞬間」にフォーカス。
- 特にスポーツ(アメリカンフットボール)と航空関連で使われますが、“landing” よりも「接地の瞬間」にフォーカス。
- descent (降下)
- 「降りてくる動作全体」を指し、完全に着陸した瞬間ではなく高度を下げている段階に注目した単語。
- 「降りてくる動作全体」を指し、完全に着陸した瞬間ではなく高度を下げている段階に注目した単語。
反意語
- takeoff (離陸)
- 飛行物体が地面を離れることに焦点が置かれ、“landing” の正反対。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˈlændɪŋ/
- アメリカ英語: 「ラン(d)ィング」
- イギリス英語: 「ラン(d)ィング」 (アメリカ英語と大きな差はあまりありません)
- 強勢 (アクセント): 最初の音節 “lan” に強勢があります。
- よくある間違い: “randing” と誤って “r” を入れてしまったり、「ランディン」など母音が不明瞭になること。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “landing” を “ladding” や “lunding” と書き間違えることがあるので注意。
- 同音異義語との混同: 同じ発音の単語は特になく混乱は少ないですが、“landin'” (落とし apostrophe があるスラング表現) のように聞こえる場合があります。
- 資格試験での出題傾向: TOEICや英検などで、飛行機の離着陸の話題はリスニングやリーディングでの定番テーマです。着陸関連の表現で “landing gear,” “emergency landing,” “smooth landing” などが出題されやすいです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “land” が「陸地」の意味であることを思い出すと、「地面に着く」つまり “landing” は「着陸」と結びつけやすいです。
- 階段の踊り場も「ちょっと休む場所」とイメージすると、「陸に上がる=一息つく」というふうに覚えられます。
- スペリングは “-ing” で終わる一般的な動名詞・現在分詞と同じ形なので、「land に -ing で、着陸=landing」とセットで覚えると便利です。
以上が名詞「landing」の詳細な解説です。航空関係でもよく登場するので、ぜひ活用してみてください。
上陸,着陸,着水
(貨物の)陸揚げ
(またlanding place)着陸(上陸)場,荷揚げ場,埠頭(ふとう)
(階段の)おどり場