Source Word
welcome
IPA(Pronunciation)
Explanation
1. 基本情報と概要
単語: welcome
品詞: 形容詞 (他に名詞・動詞・間投詞としても使われる)
CEFRレベルの目安: A2(初級:比較的早い段階で習う単語ですが、意味の広がりを理解するにはもう少し学習が必要です)
主な意味(英語・日本語)
- As an adjective: (英) “given a friendly or kindly reception” / (日) 「歓迎される、ありがたい」
「行っても(いても)よい」「喜んで迎えられる」というニュアンスの単語です。物事や人を受け入れたい気持ちを表現するときに使われます。
形容詞の活用
- welcome(原形)
- 比較級・最上級は通常なし(形容詞の “welcome” は、程度比較よりも「歓迎・許可」の意味合いを表すため、比較変化はありません)
他の品詞の例
- 動詞:「~を歓迎する」 (to welcome someone)
例: We welcomed our guests with open arms. - 名詞:「歓迎、歓迎会」 (a welcome, the act of welcoming)
例: The guests received a warm welcome. - 間投詞:挨拶表現「ようこそ」「いらっしゃいませ」 (Welcome!)
例: Welcome! Please come in.
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語源的に “welcome” は古英語の “wilcuma” に由来し、“wil-” (意思、望む)と “-cuma”(来訪者)から成り立ったとされています。形容詞としては「来訪者が望ましい存在」であることを表します。
関連語や派生語
- welcoming (形容詞): 「歓迎的な、親しみやすい」
- welcome aboard (フレーズ): 「(新しいメンバーを)歓迎します」
- unwelcome (形容詞): 「歓迎されない、不愉快な」
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- warm welcome(温かい歓迎)
- make someone feel welcome(誰かを歓迎する気持ちにさせる)
- be welcome to do something(遠慮なく〜してよい)
- welcome addition(歓迎される追加/新メンバー)
- welcome change(ありがたい変化)
- a most welcome guest(とても歓迎される客)
- hearty welcome(心のこもった歓迎)
- welcome relief(ありがたい救い/ほっとすること)
- welcome news(うれしい知らせ)
- you’re welcome to stay(自由に滞在していいよ)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 古英語の “wilcuma” の要素 “wil-” (意志・好む) + “cuma” (来る人)。
歴史的に「好ましい来訪者」「好ましい到来」を意味する言葉が派生し、現在の「歓迎される」「ありがたい」の意味を表すようになりました。 - ニュアンス・使用時の注意:
- 「ありがたい」「歓迎される」というポジティブな響きをもつ。
- フォーマル・カジュアル問わず、文章・会話どちらでも使えるが、「ご自由にどうぞ」という柔らかいニュアンスで用いられることが多い。
- 「ありがたい」「歓迎される」というポジティブな響きをもつ。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞 “welcome” の使い方:
- 通常、補語(例: You are welcome to join us.)や名詞を修飾して “a welcome change” のように使われます。
- 「(人が)~してもよい」という許可のニュアンスで “be welcome to do” として使われることがしばしばあります。
- 通常、補語(例: You are welcome to join us.)や名詞を修飾して “a welcome change” のように使われます。
- 可算・不可算: 形容詞としては可算・不可算の区別は関係なし。
- 他動詞/自動詞: 形容詞ではなく動詞 “welcome” は他動詞。「(人や物事)を歓迎する」。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- You’re welcome to come over anytime.
(いつでも気軽に来ていいよ。) - This was a welcome surprise!
(これは予想外だけど、とてもありがたいサプライズだったよ。) - Any assistance you can provide would be welcome.
(助けられることがあれば何でもありがたいです。)
ビジネスシーンでの例文
- New ideas are always welcome in our team meetings.
(新しいアイデアは、いつでもチームミーティングで歓迎されます。) - You are welcome to use the conference room if it’s free.
(会議室が空いていれば自由に使って構いません。) - Our clients gave us a welcome response to the proposal.
(クライアントはその提案に好意的な反応を示してくれました。)
学術/フォーマルな文脈での例文
- Your comments would be most welcome in the upcoming symposium.
(次回のシンポジウムでのご意見を是非いただけるとありがたいです。) - A welcome review of the literature has provided new insights.
(ありがたい文献レビューが新たな洞察をもたらしました。) - Scholars found the new evidence a welcome addition to their research.
(研究者たちは、その新しい証拠を自分たちの研究にとっての有益な追加情報だと考えました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- agreeable(快い)
- 「心地よい」といったニュアンス。「受け入れて問題ない」といった意味で、ややフォーマル寄り。
- 「心地よい」といったニュアンス。「受け入れて問題ない」といった意味で、ややフォーマル寄り。
- pleasing(心地よい、満足させる)
- 「好ましい」「楽しい」というニュアンスが強い。歓迎の気持ちを示すが、やや感覚的・主観的。
- acceptable(受け入れられる)
- 「許容範囲」「問題ない」という意味。やや客観的・無難な響き。
反意語
- unwelcome(歓迎されない)
- 「ありがたくない」「不快な」という意味。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˈwɛl.kəm/
- アクセント位置: 第1音節 “wel” に強勢。
- アメリカ英語とイギリス英語: ほぼ同じ発音。「ウェルカム」が近い。
- よくある発音ミス: “well come” と区切って発音しすぎる場合や、 /wel kʌm/ instead of /ˈwɛl.kəm/ になりがちなことに注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “weclome” などのタイポに注意。
- “You’re welcome.” と “Your welcome.” の混同: 所有格の “Your” と省略形 “You’re” は全く違うので注意。
- TOEICや英検などでの出題傾向:
- 「相手に何かしてあげた返事」としての “You’re welcome.” は初歩的な問題で頻出。
- 仮定法や許可を示す構文 “be welcome to do” が文法問題で出ることも。
- 「相手に何かしてあげた返事」としての “You’re welcome.” は初歩的な問題で頻出。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- イメージ: 「門を開けて ‘Well come!’ と笑顔で言っている姿」を思い浮かべると覚えやすいかもしれません。
- 音とスペリングのポイント: 「well」と「come」が合わさったような発音でイメージすると覚えやすい。
- 勉強テクニック: “You’re welcome to ~” という表現を丸ごとフレーズで覚えておくと、自然な英会話でスムーズに使えます。
Meaning Image