The government's oppression of its citizens is a violation of human rights.
oppression
〈U〉〈C〉(…を)『虐げること』,『圧迫すること』,(…に対する)圧迫,圧制《+『of』+『名』》 / 〈C〉(…の)苦難,困苦《+『of』+『名』(do『ing』)》 / 〈U〉重苦しい気分,圧迫感
1. 基本情報と概要
単語
- oppression(名詞)
意味 (英語)
- “Oppression” means the exercise of power or authority in a burdensome, unjust, or cruel manner.
意味 (日本語)
- 「圧迫」「抑圧」「虐げること」という意味です。支配的な力や権限によって、人々や集団を不当に扱い、自由や権利を奪うようなときに使われます。少し重いニュアンスのある言葉です。
品詞
- 名詞(形容詞形は
oppressive
など)
活用形
- 名詞なので数えられる形の変化はありません(不可算名詞の扱いが一般的)。
- “oppressions” と複数形で使うケースもないわけではありませんが、通常は不可算として扱うことが多いです。
他の品詞になった時の例
- 動詞:oppose(反対する)、oppress(抑圧する)
- 形容詞:oppressive(圧政的な、過酷な)、oppressed(抑圧された)、oppositional(反対する・対立する)など
CEFRレベル (目安)
- B2(中上級)
- 日常会話よりも少し専門的・社会的な文脈やニュース、学術的な文脈で使われるため、中上級レベルから学ぶのがおすすめです。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 「oppress」という語幹 + 接尾語の「-ion」
- 「oppress」が「抑圧する」という動詞なので、そこに名詞化の接尾語 “-ion” が付いて “oppression” となります。
派生語や類縁語
- oppress(動詞):抑圧する
- oppressive(形容詞):抑圧的な、過酷な
- oppressed(形容詞):抑圧された
- oppressor(名詞):抑圧する者
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ10選
- political oppression(政治的抑圧)
- social oppression(社会的抑圧)
- racial oppression(人種的抑圧)
- economic oppression(経済的抑圧)
- suffer from oppression(抑圧に苦しむ)
- fight against oppression(抑圧と戦う)
- voices against oppression(抑圧に対する声)
- be free from oppression(抑圧から解放される)
- deep-seated oppression(根深い抑圧)
- oppressive regime(抑圧的な政権)
3. 語源とニュアンス
語源
- ラテン語の “opprimere” (op = 「反対して」, primere = 「押す」) に由来します。
- 文字通り「押し付ける」「押し倒す」という意味から転じて、権力を使って人々を押さえつけるイメージになりました。
使用時の注意点
- 不当な扱いや支配すべてを表し、社会問題や人権問題の文脈でも頻繁に使われるため、意味するところが重く、深刻です。
- 日常会話でも強い表現として使われることがありますが、政治・社会・歴史・人権などを語る際にフォーマルなトーンになることが多いです。
口語・文章、カジュアル・フォーマル
- 多くの場合フォーマルあるいはやや硬めの文脈で用いられます。
- 口語で使うときは、何かとても苦しい状況を「抑圧されているなぁ」と表現するような、強い感情を伴うニュアンスを持ちます。
4. 文法的な特徴と構文
文法上のポイント
- 不可算名詞として使われることが多い
- × an oppression とするのは不自然
- 例: The oppression was unbearable. (その抑圧は耐えがたかった)
- × an oppression とするのは不自然
一般的な構文やイディオム
- “to live under oppression”
- 抑圧下で暮らす
- 抑圧下で暮らす
- “to liberate someone from oppression”
- 〜を抑圧から解放する
- 〜を抑圧から解放する
- “to speak out against oppression”
- 抑圧に対して声を上げる
フォーマル/カジュアルの使用シーン
- 社会的・政治的な話題ではフォーマルな文章で使われることが多いです。
- カジュアルなシーンで使う場合は「私が抑圧されている」といったように、強い不満や苦しみを訴えるときの表現として用います。
5. 実例と例文
日常会話での例文 (3つ)
- “I can’t stand the feeling of oppression at work anymore. I might quit.”
- 職場での抑圧感にもう耐えられない。やめようかも。
- 職場での抑圧感にもう耐えられない。やめようかも。
- “Sometimes I feel a sense of oppression when my parents never listen to my opinions.”
- 親がぜんぜん私の意見を聞いてくれないとき、抑圧されている気がするよ。
- 親がぜんぜん私の意見を聞いてくれないとき、抑圧されている気がするよ。
- “The team leader’s constant criticism feels like oppression rather than guidance.”
- チームリーダーの絶え間ない批判は、指導というより抑圧に感じるよ。
ビジネスでの例文 (3つ)
- “Employees who face oppression in the workplace often exhibit high turnover rates.”
- 職場で抑圧に直面している従業員は、高い離職率を示すことがよくあります。
- 職場で抑圧に直面している従業員は、高い離職率を示すことがよくあります。
- “Our company’s policy strictly prohibits any form of harassment or oppression.”
- 当社の方針では、いかなる形態のハラスメントや抑圧も厳しく禁止しています。
- 当社の方針では、いかなる形態のハラスメントや抑圧も厳しく禁止しています。
- “A healthy corporate culture reduces the risk of oppression and promotes better morale.”
- 健全な企業文化は抑圧のリスクを減らし、より良い士気を促進します。
学術的な文脈での例文 (3つ)
- “The sociological study examined the impact of systemic oppression on marginalized communities.”
- その社会学研究では、社会的に構造化された抑圧が社会から疎外されたコミュニティに与える影響を調査しました。
- その社会学研究では、社会的に構造化された抑圧が社会から疎外されたコミュニティに与える影響を調査しました。
- “Historic examples of oppression can be found in various colonial regimes worldwide.”
- 世界中のさまざまな植民地支配体制に、歴史的な抑圧の例が見られます。
- 世界中のさまざまな植民地支配体制に、歴史的な抑圧の例が見られます。
- “Researchers are exploring how psychological oppression inhibits individual agency and self-expression.”
- 研究者は、心理的抑圧が個人の行動力や自己表現をどのように妨げるかを探究しています。
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- persecution(迫害)
- 宗教や民族などを理由に不当な扱いをするニュアンス。
- 宗教や民族などを理由に不当な扱いをするニュアンス。
- subjugation(征服・隷属状態)
- 力ずくで支配するイメージ。
- 力ずくで支配するイメージ。
- tyranny(専制政治、暴虐)
- 主君や権力者による横暴な支配。
- 主君や権力者による横暴な支配。
- domination(支配)
- 一方的に上下関係をつくり、抑えこむ感じ。
- 一方的に上下関係をつくり、抑えこむ感じ。
反意語 (Antonyms)
- freedom(自由)
- liberation(解放)
これらは“oppression”が持つ「抑圧」という概念に対し、自由や解放を表す単語になります。ニュアンスは異なりますが、共通して「圧政・抑圧→自由・解放」という流れで理解するとわかりやすいです。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA)
- /əˈprɛʃ.ən/ (アメリカ英語・イギリス英語とも大まかに同じ)
強勢(アクセント)の位置
- “o-PRE-ssion”のように、第2音節「pre」にアクセントがきます。
アメリカ英語とイギリス英語の違い
- 大きな差はありませんが、アメリカ英語では「プレッ(ʃən)」の部分がややフラット、イギリス英語はやや硬い発音になる傾向があります。
- いずれもアクセントは変わりません。
よくある発音の間違い
- 第1音節の「o」を強く読んだり、音を伸ばして「オープレッション」としないよう注意が必要です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- “opression” と「p」を1つだけにしてしまうミスがよくあります。
- 正しくは “oppression” で、pが2つ、sが1つです。
- “opression” と「p」を1つだけにしてしまうミスがよくあります。
- 同音異義語との混同
- 特に同音異義語としては「oppression」に似たものは少ないですが、発音上 “expression”(表現)との区別がつきにくい場合があるかもしれません。
- 特に同音異義語としては「oppression」に似たものは少ないですが、発音上 “expression”(表現)との区別がつきにくい場合があるかもしれません。
- 試験出題傾向
- TOEICなどのビジネス英語試験ではあまり頻出ではありませんが、社会問題や国際情勢を扱う読解問題やニュース英語では見かけることがあります。
- 英検準1級や1級など上位レベル、IELTSやTOEFLなどのアカデミックテストで社会・政治の問題を扱う文章に登場する可能性があります。
- TOEICなどのビジネス英語試験ではあまり頻出ではありませんが、社会問題や国際情勢を扱う読解問題やニュース英語では見かけることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「オプ・レッッション」と聞いて、“上から押されている”イメージをもつと覚えやすいかもしれません。
- 語源の「op- (=against) + press(押す)」からイメージすると、相手を押し付けるイメージが残ります。
- スペルは「p」を2つ、「s」を1つに注意して覚えましょう(op + press + ion)。
以上が「oppression」の詳細な解説です。政治的な文脈や社会問題でよく使われる重要な単語ですので、意味や発音だけでなく、そのニュアンスや使われ方にも注目して学習すると良いでしょう。
〈U〉〈C〉(…を)虐げること,圧迫すること,(…に対する)圧迫,圧制《+of+名》
〈C〉(…の)苦難,困苦《+of+名(do*ing*)》
〈U〉重苦しい気分,圧迫感