Last Updated:2024/06/17

怪物が海の底から現れた。

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The monster emerged from the depths of the ocean.

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Source Word

monster

IPA(Pronunciation)
Noun

(想像・伝説上の)『怪物』,化け物 / 《a ~》(…の)巨大な(怪異な)物,怪物(のような…)《+『of』+『名』》 / (動・植物の)奇形 / 極悪非道の人,人非人

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Explanation

1. 基本情報と概要

単語: monster

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語):


  • A large, frightening, or unusual imaginary creature.

  • Something that is extremely large or powerful, sometimes used figuratively.

意味(日本語):


  • 怪物、大きくて恐ろしい想像上の生き物

  • 非常に大きいもの、または力や影響力がとても大きいものを比喩的に表現するときにも使います。

「monster」は、ホラー映画やファンタジー作品などで出てくる“恐ろしい怪物”という印象があります。日常会話では「ものすごく大きい」「並外れた」というニュアンスでも使われることがあり、とてもインパクトのある言葉です。

活用形


  • 単数形: monster

  • 複数形: monsters

  • 所有格: monster’s(単数所有)、monsters’(複数所有)

他の品詞形


  • 形容詞形: monstrous(怪物のような、恐ろしい)

  • 副詞形: monstrously(恐ろしいほどに)

CEFRレベル目安: B1(中級)

子どもがよく絵本や映画で接する単語なので初級学習者にも馴染みがありますが、比喩表現として使われる高度なニュアンスを踏まえるとB1(中級)程度の難易度と考えられます。


2. 語構成と詳細な意味

monsterは、ラテン語の “monstrum”(神の意志や不吉の前兆)を語源としており、そこにフランス語 “monstre” の影響が加わって現代英語になりました。接頭語や接尾語は明示的についていませんが、以下のように形容詞形・副詞形への派生があります。


  • monstrous(形容詞): 怪物のような、恐ろしいほど大きい

  • monstrously(副詞): 非常に恐ろしく、大きく

よく使われるコロケーション(共起表現)例 10個


  1. monster movie


    • 日本語訳: 「怪物映画」「ホラー映画」


  2. monster truck


    • 日本語訳: 「巨大トラック(ショーなどに登場する特大タイヤの車)」


  3. monster hit


    • 日本語訳: 「大ヒット作品」


  4. monster storm


    • 日本語訳: 「大嵐」「非常に強力な嵐」


  5. monster wave


    • 日本語訳: 「巨大な波」


  6. little monster


    • 日本語訳: 「小さな怪物」(子どもを可愛く/冗談めかして表現)


  7. monster appetite


    • 日本語訳: 「ものすごい食欲」


  8. monster headache


    • 日本語訳: 「ひどい頭痛」


  9. create a monster


    • 日本語訳: 「(比喩で)手に負えないものを生み出す」


  10. monster mash


    • 日本語訳: (ハロウィンのパーティーや音楽、またはぐちゃぐちゃの混合物として)「モンスター・マッシュ」という曲名・フレーズとしても有名



3. 語源とニュアンス

元々はラテン語の “monstrum” が語源で、「神の意志を示す不吉な徴候」という意味を持っていました。そこから「普通ではない異形の存在」「恐るべき存在」というニュアンスになり、時代を経て「恐ろしい怪物」という意味が定着しています。


  • カジュアルな場面: 怪物の話をするときや、冗談で「あいつはモンスターだよ!」というように、圧倒的に強い人や大きいものを形容する使い方

  • フォーマルな場面: あまりフォーマルな文書で「monster」は多用されませんが、文学作品や学術的なテキストで「怪物的存在」について言及するときにも登場します。

また、とても大きいものを「monster○○」と形容すると、ニュアンスとして「並外れた巨大さや恐ろしさ」を強調します。そのため、使い方によっては恐怖を煽る印象を与えるので注意が必要です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: 「monster」は数えられる名詞です。例: One monster, two monsters.

  • 一般的な構文・フレーズ例:


    1. “He is a monster when he’s angry.”


      • 彼は怒ると怪物のようだ。


    2. “This project has grown into a monster.”


      • このプロジェクトは手に負えないほど大きくなってしまった。



  • 使用シーン: カジュアル:子ども向けの怪獣の話・冗談半分の比喩。フォーマル:めったに使われないが、学術テキストや文芸での「怪物」の定義づけなど。



5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “I had a nightmare about a monster chasing me last night.”


    • 昨夜、怪物に追いかけられる悪夢を見ちゃったんだ。


  2. “That burger is a monster! I don’t think I can finish it.”


    • そのハンバーガー、めちゃくちゃ大きいね!食べきれないかも。


  3. “My little nephew always pretends to be a scary monster and roars around the house.”


    • うちの甥っ子は、いつも怖い怪獣のふりをして家じゅうを吠え回ってるよ。


ビジネスでの例文(3つ)


  1. “This new competitor is a monster in the market, dominating every sector.”


    • 新たな競合相手は市場で圧倒的な存在となっていて、あらゆる分野を牛耳っています。


  2. “Our deadline is next week, and the workload is a real monster.”


    • 締め切りは来週で、作業量がとんでもなく多いんだよ。


  3. “We need to break down this monster project into smaller tasks.”


    • この巨大なプロジェクトをもっと小さなタスクに分割する必要があります。


学術的な(または少し硬い文脈での)例文(3つ)


  1. “The concept of the monster in Gothic literature often symbolizes societal fears.”


    • ゴシック文学におけるモンスターの概念は、しばしば社会的恐怖を象徴します。


  2. “In mythology, a monster can be both a literal creature and a metaphor for evil.”


    • 神話において、怪物は文字通りの生き物であると同時に邪悪のメタファーでもあります。


  3. “Research on movie monsters reflects cultural fears and psychological archetypes.”


    • 映画のモンスターについての研究は、文化的な恐怖や心理学的な元型を反映しています。



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. beast(獣、野獣)


    • 「monster」よりも生物的で本能的な恐ろしさを強調できる


  2. creature(生き物、クリーチャー)


    • 「monster」より幅広い意味で「生き物」を指す。恐ろしさを必ずしも含まない


  3. fiend(悪魔的存在)


    • より悪意・邪悪さに焦点を当てた表現


反意語 (Antonyms)


  1. angel(天使)


    • 「monster」と対極にある存在


  2. saint(聖人)


    • 人徳が高く善良な人物を表すため、残酷さや恐怖心とは全く逆のイメージ



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • イギリス英語: /ˈmɒn.stər/

    • アメリカ英語: /ˈmɑːn.stɚ/


  • アクセント: mon の部分に強勢があります(MON-ster)。


  • よくある誤り:


    • “mon * stern”のように2音節目を強く発音しすぎる

    • アメリカ英語では /ɑː/、イギリス英語では /ɒ/ の音の違いに注意



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “monstor”や“monester”などと間違えやすい

  • 同音異義語: 特に同じ発音の別単語はありませんが、慣れないうちは “mustard” などと音を混同する人もいるかもしれません

  • 試験での出題傾向: TOEICや英検などで直接登場する頻度は高くありませんが、比喩的表現(“a monster success”など)として読解問題に出てくることがあります


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “Monsters, Inc.”(ディズニー/ピクサー映画)をイメージすると、親しみやすく覚えられます。

  • “mon”の部分を「門(ゲート)のように大きな口を開けた怪物」とイメージしてみると、スペルを忘れにくいでしょう。

  • 「常識を超えた大きさ・恐ろしさ」を強調するときに使うと覚えておくと便利です。


以上が名詞「monster」の詳細な解説です。ホラーやファンタジーだけでなく、比喩的にも「とてつもなく大きいもの」「手に負えないほどの存在」を表すときに広く使われます。ぜひ覚えておきましょう。

Sense(1)

(動・植物の)奇形

Sense(2)

極悪非道の人,人非人

Sense(3)

(想像・伝説上の)怪物,化け物

Sense(4)

《a ~》(…の)巨大な(怪異な)物,怪物(のような…)《+of+

和英例文問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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