She wiped the dirt off her shoes before entering the house.
dirt
『不潔な物』,汚物;泥,ほこり,ごみ / 土(soil) / 無価値なもの / わい談,春画,わいせつ本(pornography) / 《話》卑わいな言葉;(特に)卑わいな悪口
1. 基本情報と概要
単語: dirt
品詞: 名詞 (noun)
英語の意味:
- Soil or earth (土、地面の土)
- Unclean matter (汚れ、ほこり、泥)
- (比喩的に) スキャンダルのネタ、悪口など
日本語の意味:
- 「土」という意味です。たとえば、「このプランターの中の土(dirt)を入れ替えたい」と言うような場面で使えます。
- 「汚れ」としても使われます。衣服に付いた泥や汚れを指すイメージです。
- 口語や比喩的な表現では、「(何かの)ゴシップネタ」や「あら探し」という意味合いもあります。
「dirt」は、日常生活で「土」や「汚れ」を指すシンプルな単語ですが、人の評判を汚すような「悪口・噂話」というニュアンスで使われることもあります。
- 活用形: 名詞なので、複数形は通常 “dirts” としません(不可算名詞扱いが一般的)。ただし、状況によっては「種類の違う汚れ」などをまとめて“dirt”と呼ぶことがあります。
- 他の品詞形: 動詞や形容詞としては使われませんが、似た形の派生語としては “dirty” (形容詞: 汚い) などがあります。
CEFRレベルの目安: B1(中級)
- A1: 超初心者
- A2: 初級
- B1: 中級 ← おそらくここ
- B2: 中上級
- C1: 上級
- C2: 最上級
“dirt”は「土・汚れ」という身近な概念ですが、英会話初心者にとっては単純なようで別のニュアンス(悪口のネタ)などもあるため、B1くらいとみると良いでしょう。
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
“dirt” は短い単語で、明確な接頭語・接尾語は含まれていません。派生語や類縁語:
- dirty (形容詞): 汚い
- dirtiness (名詞): 汚さ、汚れている状態
- “dirt road” のように、形容詞的な使い方をすることがあります。(例: “dirt floor,” “dirt bike”など)
- dirty (形容詞): 汚い
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- “dirt road”
- (日本語)未舗装道路
- (日本語)未舗装道路
- “dirt bike”
- (日本語)ダートバイク、オフロードバイク
- (日本語)ダートバイク、オフロードバイク
- “covered in dirt”
- (日本語)土や泥で覆われている
- (日本語)土や泥で覆われている
- “wipe off the dirt”
- (日本語)汚れを拭き取る
- (日本語)汚れを拭き取る
- “track dirt into the house”
- (日本語)土や泥を家の中に足で運ぶ
- (日本語)土や泥を家の中に足で運ぶ
- “dig in the dirt”
- (日本語)土を掘る
- (日本語)土を掘る
- “remove dirt stains”
- (日本語)汚れのシミを落とす
- (日本語)汚れのシミを落とす
- “dirt cheap”
- (日本語)とても安い(イディオム的表現)
- (日本語)とても安い(イディオム的表現)
- “throw dirt on someone’s name”
- (日本語)誰かの名前や評判を汚す
- (日本語)誰かの名前や評判を汚す
- “bite the dirt”
- (日本語)倒れる、失敗する(俗語的表現)
- (日本語)倒れる、失敗する(俗語的表現)
3. 語源とニュアンス
語源:
“dirt” は古ノルド語の “drit”(排泄物)または古英語の “dritan” などに由来するとされます。もともとは「排泄物」を指した言葉が転じて、「汚れた物」全般や「土」を指すようになったと言われています。ニュアンスや使用時の注意点:
- 物理的な汚れ: 衣服や手に付いた土やほこり、泥などを指す。
- 比喩的に悪口やゴシップ: 「スキャンダルのネタ」というニュアンスで使われる場合があるので、口語表現として知っておくと良いです。
- カジュアル度合い: 「土」や「汚れ」としては極めて日常的に使う単語。ゴシップ(悪口)の意味の場合も、カジュアル〜セミフォーマルな会話で使われることがあります。
- 物理的な汚れ: 衣服や手に付いた土やほこり、泥などを指す。
4. 文法的な特徴と構文
文法上のポイント:
- “dirt” は 不可算名詞(uncountable noun)として扱われることが多いです。
- ただし、特定の用途や種類の異なる汚れに言及する際に可算扱いされることが絶対に無いわけではありませんが、非常にまれです。
- “dirt” は 不可算名詞(uncountable noun)として扱われることが多いです。
一般的な構文やイディオム:
- “dirt cheap”
- 「非常に安い」というイディオム。(カジュアル系)
- 「非常に安い」というイディオム。(カジュアル系)
- “throw dirt on ~”
- 「~に悪口を言う、評判を落とす」という含み。(口語的)
- 「~に悪口を言う、評判を落とす」という含み。(口語的)
- “bite the dirt”
- 「倒れる、失敗する、“敗北を喫する”」。(より俗っぽい表現)
- 「倒れる、失敗する、“敗北を喫する”」。(より俗っぽい表現)
- “dirt cheap”
フォーマル/カジュアル:
- 一般的に“dirt”は日常会話でよく使われるカジュアルな語です。正式な文書で「土壌」などを表す場合は “soil” を使う方がフォーマルです。
- 一般的に“dirt”は日常会話でよく使われるカジュアルな語です。正式な文書で「土壌」などを表す場合は “soil” を使う方がフォーマルです。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
“Don’t track dirt into the house when you come in!”
- (日本語)「家に入るときに土を足で踏み込まないでよ!」
- (日本語)「家に入るときに土を足で踏み込まないでよ!」
“My hands are covered in dirt from gardening.”
- (日本語)「庭いじりをしていたら、手が土だらけになっちゃった。」
- (日本語)「庭いじりをしていたら、手が土だらけになっちゃった。」
“There’s some dirt on your shirt. Let me brush it off.”
- (日本語)「シャツに汚れが付いてるよ。払ってあげるね。」
- (日本語)「シャツに汚れが付いてるよ。払ってあげるね。」
(2) ビジネスシーンでの例文
“We need to remove all dirt and debris before painting the walls.”
- (日本語)「壁を塗装する前に、すべての汚れやゴミを取り除く必要があります。」
- (日本語)「壁を塗装する前に、すべての汚れやゴミを取り除く必要があります。」
“The product is designed to resist dirt accumulation.”
- (日本語)「この製品は汚れがたまりにくい設計になっています。」
- (日本語)「この製品は汚れがたまりにくい設計になっています。」
“Make sure there’s no dirt on the samples before sending them to the client.”
- (日本語)「クライアントにサンプルを送る前に、汚れが付いていないか確認してください。」
- (日本語)「クライアントにサンプルを送る前に、汚れが付いていないか確認してください。」
(3) 学術的な文脈やフォーマルな文脈
“Soil structure differs significantly from common household dirt.”
- (日本語)「土壌構造は、一般的な家庭の汚れ(ちり)とは大きく異なります。」
- (日本語)「土壌構造は、一般的な家庭の汚れ(ちり)とは大きく異なります。」
“Outdoor samples were collected to analyze the ratio of organic matter in the dirt.”
- (日本語)「屋外のサンプルを採取して、土中の有機物の比率を分析しました。」
- (日本語)「屋外のサンプルを採取して、土中の有機物の比率を分析しました。」
“In archaeological studies, layers of dirt can provide a timeline of human activity.”
- (日本語)「考古学研究では、地層の土が人類の活動のタイムラインを示すことがあります。」
- (日本語)「考古学研究では、地層の土が人類の活動のタイムラインを示すことがあります。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- soil(土壌)
- より学術的・フォーマルな場面で使われる:「土壌」の性質などについての話題に適する。
- より学術的・フォーマルな場面で使われる:「土壌」の性質などについての話題に適する。
- earth(大地、地面、土)
- 地球や地表を指す総称としても使われる。「土」と言う場合にも使えるが、やや文語的・スケールが大きいイメージ。
- 地球や地表を指す総称としても使われる。「土」と言う場合にも使えるが、やや文語的・スケールが大きいイメージ。
- dust(ほこり)
- 小さな浮遊粒子や、舞い上がる微細な汚れを指す。
- 小さな浮遊粒子や、舞い上がる微細な汚れを指す。
- filth(不潔なもの)
- 強めの言い方で「非常に汚い・不潔」と表現するときに使う。
- soil(土壌)
反意語 (Antonyms)
- “cleanliness” (清潔さ)
- “purity” (純粋さ、汚れのない状態)
- “cleanliness” (清潔さ)
“dirt” は「汚れ・土」を指す単語ですが、“soil” や “earth” などはややフォーマルで意味合いにも微妙な違いがあります。“dust” は粒子状で空気中を舞うほこりというニュアンスです。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA):
- アメリカ英語: /dɜːrt/
- イギリス英語: /dɜːt/
- アメリカ英語: /dɜːrt/
強勢(アクセント)の位置:
- 短い単語であるため、先頭“d”以外に特別な強勢はありませんが、はっきり「ダーート」のように強く発音します。
- アメリカ英語の場合は “r” の発音がはっきりしていて、イギリス英語では “r” の巻き舌が弱くなる場合があります。
- 短い単語であるため、先頭“d”以外に特別な強勢はありませんが、はっきり「ダーート」のように強く発音します。
よくある発音の間違い:
- “dirt” を “dit” のように誤って短く発音してしまうケースがあります。母音 /ɜː/(アメリカ英語の “er” の音)をしっかり発音することが大切です。
- “dirt” を “dit” のように誤って短く発音してしまうケースがあります。母音 /ɜː/(アメリカ英語の “er” の音)をしっかり発音することが大切です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス:
“dirt” を “drit” や “dirt” と書くのは問題ありませんが、末尾に “e” を付けて “dirte” とするなどのミスに注意。 - 同音異義語との混同:
同音異義語としてはあまりありませんが、“dirt” と “dart” (投げ矢) は発音が異なるので混同しないようにしましょう。 - TOEICや英検などでの出題傾向:
- 「土」と「汚れ」を混同する文脈で設問が作られる場合があります。
- “dirty” や “dust” と並んで選択肢に出てくることもあり、意味の違いを区別する必要があります。
- 「土」と「汚れ」を混同する文脈で設問が作られる場合があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚えやすいイメージ:
“dirt” = 「土や汚れ」。どちらも「不潔なイメージ」があるので、頭の中で“dirty”⇔“dirt”とセットで覚えるとよいでしょう。 - スペリングのポイント:
“dirt” は “i” → “r” → “t” の順にしっかり発音通りに記載。 - 勉強テクニック:
- 庭いじりやアウトドアのシーンでよく使う単語だとイメージすると馴染みやすい。
- “dirt cheap(めちゃくちゃ安い)” など、イディオムと一緒に覚えると単語のイメージが強く残ります。
- 庭いじりやアウトドアのシーンでよく使う単語だとイメージすると馴染みやすい。
以上が “dirt” の詳細解説です。ぜひ日常英会話や英語の読書で目に留めたら、「土や汚れ」を指す単語だけでなく、ゴシップ的なニュアンスにも注目してみてください。
不潔な物,汚物;泥,ほこり,ごみ
土(soil)
無価値なもの
わい談,春画,わいせつ本(pornography)
《話》卑わいな言葉;(特に)卑わいな悪口