Last Updated:2025/02/25

二頭の力強い馬に引かれて、戦車は戦場を駆け抜けた。

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The chariot raced across the battlefield, pulled by two powerful horses.

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Source Word

chariot

IPA(Pronunciation)
Noun

(古代の)一人乗り軽二輪戦車(通例2頭立てで,御者は立って操縦し,戦い・競走・狩猟などに用いた)

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二頭の力強い馬に引かれて、戦車は戦場を駆け抜けた。

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Explanation

1. 基本情報と概要

単語: chariot

品詞: 名詞 (countable noun)

CEFRレベル: C1(上級レベル。日常会話ではあまり使われず、歴史や文学などで登場しやすい単語)

意味(英語): A two-wheeled horse-drawn vehicle used in ancient times, especially for warfare or racing.

意味(日本語): 古代に使用された、主に戦闘や競技(レース)に使われた、馬が引く二輪の車のことです。

→ 昔の映画や歴史的な文章に出てくる、勇壮なイメージのある単語です。現代では、比喩的・象徴的に使われることがあります。

活用形


  • 名詞なので、数として扱う場合に chariots(複数形) があります。

  • 動詞形はほとんど使われませんが、歴史的・小説的文脈で「戦車に乗って進む」のように to chariot と書かれることもごくまれにあります(非常に文語的、かつ珍しい用法です)。

他の品詞になったときの例


  • 形容詞形:一般的にはありませんが、比喩的に「chariot-like(戦車のような)」という表現も可能です。

  • 動詞形:上記のように、現代ではほとんど使用されない古風な用法として「We charioted into battle(我々は戦車に乗って戦いに向かった)」のような例もごく稀に見られます。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語根: 「chariot」はフランス語やラテン語由来で、car(車)と共通する語源を持ちます。

  • 接頭語・接尾語: 一般的に接頭語・接尾語は付きません。(rareな派生表現はありますが、学習者にとっては覚える必要が薄いです)

派生語や類縁語


  • charrette(フランス語由来):建築などの分野で使われる「共同作業の最終段階」という意味(英語ではあまり一般的ではない)

  • car:現代の自動車。「馬車などの古い『car』につながる語源を持つ」

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(例と日本語訳)


  1. chariot racing(戦車競走)

  2. ride a chariot(戦車に乗る)

  3. chariot wheels(戦車の車輪)

  4. ancient chariot(古代の戦車)

  5. royal chariot(王家の戦車)

  6. chariot drawn by horses(馬が引く戦車)

  7. triumphal chariot(凱旋の戦車)

  8. chariot procession(戦車の行列)

  9. chariot warfare(戦車戦)

  10. chariot of the gods(神々の戦車)※比喩的、文学的表現


3. 語源とニュアンス


  • 語源: ラテン語の carrus(車)や carrum、そこからフランス語の char を経由して chariot となりました。

  • 歴史的使用: 主に古代エジプト、古代ギリシャ、古代ローマ、そしてケルトやアッシリアなどの大昔の文明で用いられました。戦争やレース(チャリオットレース)などで活躍。

  • ニュアンスや使用上の注意:


    • 歴史的・文学的文脈では威厳ある、または勇壮な響きを持つ。

    • 現代では比喩的表現(「意気揚々と乗り物で現れる」イメージなど)で使われることもあるが、日常会話にはほぼ登場しない。

    • よりフォーマルまたは書き言葉寄り。ファンタジー文学や映画で頻出。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: 「a chariot」「two chariots」のように数えられます。

  • 構文上は普通に名詞として使われ、前置詞 in/on とともに「戦車に乗って」という表現が可能です(e.g., He rode in a chariot.).

  • イディオム・定型表現:


    • “to ride in a chariot of victory”:「勝利の戦車に乗る」→ 比喩的に勝ち誇った状態を表す。


フォーマル/カジュアル:


  • chariot はフォーマルまたは文語的な場や、歴史的・文学的・ファンタジー要素の強い文脈で使われる。


5. 実例と例文

日常会話での例文(※実際の日常会話では非常にまれですが、仮に使うとすると)


  1. “I saw a movie about ancient warriors riding chariots.”


    • (古代の戦士が戦車に乗っている映画を見たよ。)


  2. “My little brother pretends his bicycle is a chariot.”


    • (弟は自転車を戦車みたいに見立てて遊んでるよ。)


  3. “That scene with the chariot race was really exciting.”


    • (あの戦車競走のシーンは本当に迫力があった。)


ビジネスでの例文(※あまり使われませんが、比喩として)


  1. “Our marketing campaign is like a chariot, driven by creativity and strong visuals.”


    • (私たちのマーケティングキャンペーンは、創造性と力強いビジュアルによって引かれる戦車のようだ。)


  2. “We aim to lead the market, riding the chariot of innovation.”


    • (イノベーションの戦車に乗って、市場をけん引することを目指しています。)


  3. “His presentation referenced the speed and impact of ancient chariots to highlight our company’s agility.”


    • (彼のプレゼンテーションでは、当社の機動力を強調するために、古代の戦車の速さと衝撃力を引き合いに出していました。)


学術的な文脈での例文


  1. “Archaeologists discovered fragments of a wooden chariot near the burial site.”


    • (考古学者たちは、埋葬地の近くで木製の戦車の破片を発見した。)


  2. “The use of chariots significantly influenced military tactics in ancient civilizations.”


    • (戦車の使用は、古代文明の軍事戦術に大きな影響を与えた。)


  3. “Chariot racing was a popular form of entertainment in the Roman Empire.”


    • (ローマ帝国では、戦車競走は人気のある娯楽のひとつだった。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. carriage(馬車)


    • 古い時代の「馬車」の総称。旅客用や移動用が中心。

    • 「chariot」は主に戦闘・競技用、より軽く高速を重視。


  2. coach(大型馬車)


    • 旅客輸送用の大型馬車。豪華さや複数人の移動を重視。戦闘目的ではない。


  3. cart(荷車)


    • 二輪または四輪で荷物を運ぶための車。人を運ぶ目的ではないため「chariot」とは用途が異なる。


  4. wagon(四輪馬車)


    • 主に農業などでの荷物の運搬に使われる。戦車のような威圧感はない。


※ いずれも「chariot」とは用途や雰囲気が異なります。戦闘・レース用という点が「chariot」の大きな特徴です。

反意語

厳密な反意語は存在しませんが、乗り物の概念と逆の意味を考えるなら on foot(徒歩)などが逆の状態として挙げられるかもしれません。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):


    • アメリカ英語: /ˈtʃæriət/

    • イギリス英語: /ˈtʃærɪət/


  • アクセント(強勢): 語頭近くの “cha” の部分に強勢があります。


  • よくある発音ミス:


    • /ʃ/ (シ) と /tʃ/ (チ) を混同する。

    • “t” を弱く発音しすぎて “charee-uh” のように聞こえる。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “charriot” と r を重ねてしまうミスが起こりやすい。正しくは “chariot”。

  • 他の語との混同: “carriage” との混同。ニュアンスが異なるので注意。

  • 試験対策: TOEICや英検などの実用英語試験ではあまり頻出しません。歴史的・文学的文脈の読解問題で出る可能性があるくらいです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「チャリオット」という日本語音にも慣れておくと覚えやすいです。

  • 映画『ベン・ハー』や『Chariots of Fire(炎のランナー)』を思い浮かべると、「古代ローマの戦車レース」「威厳ある古代のイメージ」が頭に残り、覚えやすくなります。

  • 「char(車)+ iot」あたりで「馬が引く軽い車」とイメージするのも手。

  • 「乗り物(car)」の語源が含まれている、と理解するとリンクして覚えられます。


以上が chariot の詳細です。歴史や文学の文脈で見かけても対応できるように、映画や古典作品で登場するイメージをうまく結びつけて覚えましょう。

Meaning Image
chariot
Sense(1)

(古代の)一人乗り軽二輪戦車(通例2頭立てで,御者は立って操縦し,戦い・競走・狩猟などに用いた)

和英例文問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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