(果物・穀物などが)熟した,うれた / (人・精神などが)円熟した, 成熟した / 《補語にのみ用いて》《…の》用意ができている, 機の熟した《for ...》 / 老齢に達した
ripe
(果物・穀物などが)熟した,うれた / (人・精神などが)円熟した, 成熟した / 《補語にのみ用いて》《…の》用意ができている, 機の熟した《for ...》 / 老齢に達した
1. 基本情報と概要
英単語: ripe
品詞: 形容詞 (adjective)
意味(英語): fully grown and developed, ready to be eaten or used
意味(日本語): 「十分に成熟した」「(果物や作物などが)食べごろの」「熟した」といったニュアンスの形容詞です。例えば果物が熟して甘くなった、タイミングとして最適な状態になった、そんな状況で使われます。
活用形: 形容詞のため、直接的な活用はありませんが、比較級・最上級は
- riper (比較級)
- ripest (最上級)
- riper (比較級)
他の品詞形:
- ripen (動詞)「熟す、成熟する/〜を熟させる」
- ripeness (名詞)「成熟度、熟した状態」
- ripen (動詞)「熟す、成熟する/〜を熟させる」
難易度目安(CEFR): B1(中級)
「よく日常会話にも出てきますが、少し語彙が増えた学習者向けの単語です。」
2. 語構成と詳細な意味
- 語源的要素
- 「ripe」はシンプルに根源からの語で、接頭語や接尾語は持ちません。
- 「ripe」はシンプルに根源からの語で、接頭語や接尾語は持ちません。
関連語・派生語
- ripen (v) — 「熟する・熟させる」
- ripeness (n) — 「成熟度・熟度」
- overripe (adj) — 「熟しすぎた」
- unripe (adj) — 「未熟の、まだ熟していない」
- ripen (v) — 「熟する・熟させる」
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(例と和訳)
- ripe fruit(熟した果物)
- ripe banana(熟したバナナ)
- the fruit is ripe(果物が熟している)
- become ripe(熟す)
- pick the ripe berries(熟したベリーを摘む)
- smell ripe(熟したにおいがする)
- decidedly ripe(はっきり熟している)
- ripe for harvest(収穫に適している)
- a ripe moment(絶好のタイミング)
- fully ripe(完全に熟した)
- ripe fruit(熟した果物)
3. 語源とニュアンス
- 語源
「ripe」は古英語の “rīpe” からきており、「成熟した、十分成長した」という意味が古くからあります。 - ニュアンス
- 基本的には果物や穀物などが「ちょうどよく熟した状態」を示します。転じて、時機が「今がベストタイミング」といった比喩にも使われます。
- 口語でも文章でも使いやすい単語ですが、日常会話では特に果物やイベントの準備などに関して用いられることが多いです。
- 基本的には果物や穀物などが「ちょうどよく熟した状態」を示します。転じて、時機が「今がベストタイミング」といった比喩にも使われます。
4. 文法的な特徴と構文
文法上のポイント
- 「ripe」は形容詞なので、修飾する名詞の前に置くか、補語(SVC文型)として使うのが一般的です。
- 可算・不可算の区別はありませんが、果物・野菜など可算名詞を修飾するときによく使われます。
- 「ripe」は形容詞なので、修飾する名詞の前に置くか、補語(SVC文型)として使うのが一般的です。
一般的な構文・イディオム
- The fruit is ripe. — SVC文型で果物が熟していることを示す。
- The time is ripe for ~. — 「〜するのに絶好のタイミングだ」という比喩で使われる。
- The fruit is ripe. — SVC文型で果物が熟していることを示す。
フォーマル / カジュアル使用
- 日常的な会話からビジネス文書まで幅広く使われますが、果物に限らず「機が熟した」のように比喩的に使うと少しフォーマル寄りの表現になる場合があります。
- 日常的な会話からビジネス文書まで幅広く使われますが、果物に限らず「機が熟した」のように比喩的に使うと少しフォーマル寄りの表現になる場合があります。
5. 実例と例文
(1) 日常会話での例文
- “These tomatoes aren’t ripe yet; let’s wait a few more days.”
(「このトマトはまだ熟していないね。あと数日待とう。」) - “Is this avocado ripe? It feels a bit firm.”
(「このアボカドは食べごろかな?少し硬い気がする。」) - “When the peaches are ripe, they taste so sweet.”
(「桃が熟すと、とても甘くなるよ。」)
(2) ビジネスシーンでの例文
- “Our marketing strategy may need to wait until the market is ripe for this product.”
(「市場がこの製品を受け入れる下地ができるまで、マーケティング戦略は待つ必要があるかもしれません。」) - “The time is ripe to introduce a new policy.”
(「新しい方針を導入するには、今が絶好の機会です。」) - “We need to ensure the proposal is ripe before presenting it to the executives.”
(「役員に提案する前に、きちんと練り上げて完成させる必要がありますね。」)
(3) 学術的 / アカデミックな文脈
- “When the crops are ripe, the yield can be measured for quantitative analysis.”
(「作物が成熟した段階で、収量を定量分析することができます。」) - “A ripe hypothesis is one that has been thoroughly tested and refined.”
(「十分に検証・洗練された仮説こそ、熟した仮説といえます。」) - “This region’s climate ensures the grapes ripen evenly for winemaking studies.”
(「この地域の気候は、ワイン製造研究のためにブドウが均等に熟すようにしてくれます。」)
6. 類義語・反意語と比較
- 類義語 (Synonyms)
- mature(成熟した、しっかり成長した)
- ready(準備が整った)
- fully developed(十分に発達した)
- in season(旬の)
- prime(最盛期の)
- mature(成熟した、しっかり成長した)
例:
- “mature” は果物だけでなく、人間の精神的成熟やワインの熟成などにも使われます。
“ready” は広く「準備ができている」と言う意味で、必ずしも熟成や熟した状態とは限りません。
- 反意語 (Antonyms)
- 反意語 (Antonyms)
unripe(まだ熟していない、生の)
green(青い、未熟の)
immature(未発達の、未成熟の)
例:
- “unripe” は果物や作物などが未熟な状態を指します。
- “green” は文字どおり色が「緑」という含みもあり、「青い」=未熟という意味合いがあります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /raɪp/
- アクセント: 単音節のため、強勢は “raɪp” 全体にあります。
- アメリカ英語とイギリス英語: どちらも /raɪp/ と発音し、違いはほとんどありません。
- よくある発音の間違い: 「ライプ」と切れ気味に発音できず、母音をあいまいにすると “rep” のように聴こえてしまうことがあります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「rip」と綴ってしまうなど、最後の “e” を落としがちです。
- 同音異義語: 英語には完全に同音の単語はありませんが、”type” や “ripe” など P と B の混同や、聞き取り間違いに注意しましょう。
- 試験対策: TOEICや英検などでは、果物や食材、ビジネス(時機が熟している)などの文脈で出題される場合があります。「the time is ripe for ~」のような熟語的用法は覚えておくと役に立ちます。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚え方: “ripe” の “i” を「熟すアイ」などと文字って覚える方法もあります。
- 関連イメージ:
R
もしくは「赤くなる」と結びつけて、果物が赤く熟すイメージを思い出すと、熟した状態を連想しやすいでしょう。 - 勉強テクニック: 果物や料理の写真を見ながら英単語をイメージすると、状況と結びついて記憶しやすくなります。
以上が、形容詞 “ripe” の詳しい解説です。果物が食べごろのときにぜひ使ってみてください。
(果物・穀物などが)熟した,うれた
(人・精神などが)円熟した成熟した
《補語にのみ用いて》(…の)用意ができている;)…の)機の熟した《+for+名》
老齢に達した